横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

社会保障と税の一体改革(その16)

2012-08-23 13:43:39 | Weblog
 私どもの研究成果が世の中に広く知られていない状態にありますので、ご理解頂くことは難しいことでありましょうが、私の父・横田良助は、とくに心臓発作並びに脳卒中など循環器系疾患領域に関して、人類史上最高の臨床医であったと私は思っています。
 すなわち、他の医師たちが循環器系疾患を含めた慢性病諸病の原因を未解明だとしている状態にある中で、それら諸病の原因をつまびらかに明らかとする研究成果をとうの昔に父は得ることができたわけです。したがって、病気の原因という答えを既に知った者と、その答えをまだ知ることのできずにいる医師たちとの臨床医としての能力の差異は、比較の対象にならぬほど極めて大きなものであるのは当然です。
 ただ、私どもの研究成果が今後速やかに世の中で広く知られるようになるかというと、そのためには色々なネックがあると考えられるのです。

 父は、自らの研究成果を世の中に広く知らしめるため、もっと狡猾に世渡りをしましたならば(人の顔色などを窺い、自分の立場が不利とならぬように上手く立ちまわることのできるような人間であったならば)、日本の基礎医学研究界をリードする存在の一人に当然なれたであろうと思っています。
 しかし、生憎そのような能力を持ち合わせてはおらず、自らの研究成果に強い自信を持ち、それを一刻も早く知らせなければ、病気で日々亡くなられている人々を助けられ無いという思いから、“若気の至り”という言葉が適当か否かはともかく、組織を飛び出してしまいました。

 サラリーマンも、大きな会社組織に属していると、その会社という後ろ盾がその人の信用力となり、大きな仕事を一人でも成しうることはご承知のとおりです。
 一方、研究の世界は科学という絶対的なものの世界でありますので、或る未解明の事象を解明できた研究成果は、組織の後ろ盾の有無にかかわらず、絶対的に評価される世界だと父は思い込んでいたと思うのです。しかし、実際はそうではありませんでした。
 病気ことに我が国の最大の死亡原因疾患である慢性病の諸病に対しては、各種の研究機関に助成金が出されています。その累計額がどれほどのものであるか、私は調べてみたことはありませんが、相当な巨額になるであろうと推測します。
 そのような巨額の助成金を貰っている研究機関が解明できずに、市井の一町医者と見なされるような者が原因を解明する研究成果を上げてしまったのでは、助成金を貰っていた研究者たちのメンツは丸つぶれとなってしまいます。このようなことももしかしたら関係しているのかも知れません。

 言うまでも無いことですが、病気に苦しむ人々からすれば、原因解明した研究者がどこの組織に属していようといまいと、どこかの研究者のメンツが潰れようが潰れまいが、そのようなことはどうでも良いことなのです。
 要は、病気の原因がハッキリと解明されて、上手くスムースにその苦痛の元凶を治せる治療方法が確立されさえすれば、それがすべてに勝ることであるわけです。

 このネックに該当するものは複数存在すると私どもは考えていますが、このネックの最もメインとなるものの正体は、もちろん彼らは私どもの前に姿形を表すようなヘマはしませんので、私どもも雰囲気として感じてはいても、これがそのネックの正体だと掴めているわけではありません。
 ただ、私どもの研究の諸成果が世界中の人々に広く知れ渡り、理解と納得の下に積極的に実践されましたならば、世界中の医療費総額の何割かを削減することすら可能にできると私どもは確信しています。
 このようなことの実現を妨げるものは、もし万が一その正体が判るようなことがありましたなら、人々が“まさか!”と極めて驚きを感ずるものであると私どもは推測しているのです。