世界の医学研究者たちの慢性病の原因に関する研究の結論が、“累積的な食生活の誤りにある”というものに収束しておりますことは、再三述べてきております通りです。
この結論にのっとって述べますと、日本で慢性病が蔓延し、かつ、その症状の増悪化が認められ、更に、病院罹患率が世界一であるということからは、日本人の近年の食生活の内容に、これらの問題発生の元凶の存在することが容易に想像されます。
今次大戦後、日本人の生活はそれ以前のものと比べがらり一変しました。中でも食生活はここ40余年の間に急速度に変化し、一昔前とは様変わりしたものとなりました。
日本人の特性として、新し物好きで、かつ、少し前のことを直ぐに忘れやすいということがあるらしく、この劇的とも言いうる変化をさほど衝撃的なことと感ずることも無く受け入れてしまっているようです。
ただ、その一変した食生活を、精神面では受け入れることはできても、肉対面に対する影響は隠しようがありません。
実際これは、慢性病罹患者の激増という形で現れてきているわけです。
この出来事を裏返して考えてみますと、日本人の少し以前まで行ってきていた食生活は、ことに慢性病に関しては、今日の食生活よりも、その防止・治癒にとって有利な、合目的なものであったと判断することができるわけです。
この結論にのっとって述べますと、日本で慢性病が蔓延し、かつ、その症状の増悪化が認められ、更に、病院罹患率が世界一であるということからは、日本人の近年の食生活の内容に、これらの問題発生の元凶の存在することが容易に想像されます。
今次大戦後、日本人の生活はそれ以前のものと比べがらり一変しました。中でも食生活はここ40余年の間に急速度に変化し、一昔前とは様変わりしたものとなりました。
日本人の特性として、新し物好きで、かつ、少し前のことを直ぐに忘れやすいということがあるらしく、この劇的とも言いうる変化をさほど衝撃的なことと感ずることも無く受け入れてしまっているようです。
ただ、その一変した食生活を、精神面では受け入れることはできても、肉対面に対する影響は隠しようがありません。
実際これは、慢性病罹患者の激増という形で現れてきているわけです。
この出来事を裏返して考えてみますと、日本人の少し以前まで行ってきていた食生活は、ことに慢性病に関しては、今日の食生活よりも、その防止・治癒にとって有利な、合目的なものであったと判断することができるわけです。