横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・①

2008-02-13 21:34:40 | Weblog
 今、日本は、色々な意味で岐路に直面していると感じている方がかなりおられるであろうと私は推測しております。
 そして、医療の分野でも同様に岐路を迎えていると私は感じています。すなわち、国民皆保険制度が瀬戸際に立っていると感ぜられるのです。

 実際、最近の数年間で、医療の世界に大きな変化が生じてきています。
 リハビリ病床の切捨てや、老人医療では、つい何年か前までは3ヶ月毎に転院、転院の繰り返しで、そのような病人を抱えた家庭はとても大変だと私は耳にしていました。それが今では、僅か1ヶ月ほどで転院、転院を繰り返しさせられるようになってきているというのです。
 さらに、公立病院の経営が思わしくなく、赤字の補填で地方自治体の財政を大きく圧迫していると聞いております。
 
 夕張市のように財政破綻してしまいますと、公共的なサービスがほとんど受けられなくなります。
 あって当たり前の空気のように感じていたものが、それが失われた時に初めて、何て素晴らしいものであったことかとつくづく身に染みて知ることとなるのです。

 格言に、“何時までもあると思うな親と金”という言葉があります。
 金は、心を入れ替えて身を粉にして働けばどうにかなるかも知れません。しかし、親の場合には、亡くなってしまったら、いかに努力しても取り戻すことはできません。
 健康保険制度が崩壊する事態を迎えるということは、様々な要因が存在して初めて起こることであります。もしこれが失われた場合、新たにこれを再建することは極めて困難であると考えられます。
 そういうことが起こらないようにするためにはどうしたら良いのか、私の考えを何回かに分けて述べてみたいと思います。