【コラム】 日本の税率は安い?世界のたばこ価格事情(R25) - goo ニュース
以下に記す文章は、先月25日、26日と続けて私のブログに掲載したものと同じ文面です。
我が国がタバコの値段を安価に価格設定しております事が、自国民たちの命の値段をも安価とせしめているということがお判り頂ければと願って再度掲載させて頂くことと致しました。
私は、日本人は資源や国土の広さに恵まれない中で、極めて頑張ってきておりますし、また、我が国の各種の伝統的文化の数多くのものは、世界の中でも極めて秀逸したものであると常々考えてきておりました。
ところが、こと喫煙に関しましては、いわゆる先進国と呼ばれる国々の中で唯一、その極めて高度な害が周知のものとなって後も、日本一国だけが減らないということにつき、“なぜだ?”、“なぜだ?”と、私は強く疑問に思っておりました。
男性の場合には、ガンの中でもとくに喫煙が直接原因として関与すると判断されている肺ガンが一位となるほどになっているのに、それでも喫煙率が大して下がらないことは、命よりも一時の楽しみである(非喫煙者にはこの点がまったく理解できないのですが)喫煙を選択しているということです。
この事実を知った時、“日本人は根っからの馬鹿じゃないのか?”と思え、それほどまでに頭が悪いのだろうかと情けない思いを私は感じていたのです。
ところで、タバコ一箱の値段を1000円にしようという話が少し前話題となりました。
タバコに掛ける税金の率を上げて、税収を増加させることと、この値上げを契機として禁煙する人間の増えることによる国民の健康増進・医療費の削減などという、一石三鳥以上の効果を狙ったものであったのでしょう。
そもそもこのような話が出てきたことは、諸外国とのタバコの価格の比較で、イギリスはとくに高く、一箱1200円台なのだそうです。
アメリカ合衆国では一箱750円ほどと、日本のタバコの値段の2~数倍ほどの開きのあることを私は初めて知りました。
先進諸国の中で日本一国だけが、喫煙率が高止まったままであることの理由はなぜなのか? 私は長年このことを非常に強く疑問に感じておりました。
それが、タバコ一箱の値段にこれほど大きな開きがあることを知って、合点が行きました(なお、英国はこのところ経済が上手く行っていましたので、ポンドの価格が大きく上昇しております。ただ、実態の貨幣価値の比較では、もう少し円は高く評価されるべきであろうと思われますので、タバコ一箱は1200円より低い価格となるのではと考えます)。
すなわち、日本のタバコ一箱の値段は安すぎるということです。安いことが主因で喫煙率が下がらなかったのです。
自民党は一箱500円ほどが良いのではと言っている(この程度なら税の増収になると踏んでいる)ようですが、この際、一箱1000円の価格に変更して貰いたいと私は思います。
昨日のニュースでは、アンケート調査を行なったところ、一箱1000円を支持する人が6割と高かったという記事を読みました。
これほど高くすると喫煙者が大幅に減って、税収が思惑通りに上がらないと考える議員や財務省の役人もいるかも知れません。
ただ、医療費の削減や、健康増進効果などをも合わせて考えれば、プラスの方が断然大きくなると私は判断致します。
したがって、日本人はまったくの馬鹿では無かったわけですが、少なくも意思は薄弱であったということは言えると思います。
タバコ一箱1000円になれば、肺ガンになっても良いと決意している確信犯しかタバコを吸うことができなくなるでしょう。それらの人も、かなりお金持ちでないと多量には吸えないでしょうから、それらの人々にも値上げの恩恵は多少あると私は考えるのです。
以下に記す文章は、先月25日、26日と続けて私のブログに掲載したものと同じ文面です。
我が国がタバコの値段を安価に価格設定しております事が、自国民たちの命の値段をも安価とせしめているということがお判り頂ければと願って再度掲載させて頂くことと致しました。
私は、日本人は資源や国土の広さに恵まれない中で、極めて頑張ってきておりますし、また、我が国の各種の伝統的文化の数多くのものは、世界の中でも極めて秀逸したものであると常々考えてきておりました。
ところが、こと喫煙に関しましては、いわゆる先進国と呼ばれる国々の中で唯一、その極めて高度な害が周知のものとなって後も、日本一国だけが減らないということにつき、“なぜだ?”、“なぜだ?”と、私は強く疑問に思っておりました。
男性の場合には、ガンの中でもとくに喫煙が直接原因として関与すると判断されている肺ガンが一位となるほどになっているのに、それでも喫煙率が大して下がらないことは、命よりも一時の楽しみである(非喫煙者にはこの点がまったく理解できないのですが)喫煙を選択しているということです。
この事実を知った時、“日本人は根っからの馬鹿じゃないのか?”と思え、それほどまでに頭が悪いのだろうかと情けない思いを私は感じていたのです。
ところで、タバコ一箱の値段を1000円にしようという話が少し前話題となりました。
タバコに掛ける税金の率を上げて、税収を増加させることと、この値上げを契機として禁煙する人間の増えることによる国民の健康増進・医療費の削減などという、一石三鳥以上の効果を狙ったものであったのでしょう。
そもそもこのような話が出てきたことは、諸外国とのタバコの価格の比較で、イギリスはとくに高く、一箱1200円台なのだそうです。
アメリカ合衆国では一箱750円ほどと、日本のタバコの値段の2~数倍ほどの開きのあることを私は初めて知りました。
先進諸国の中で日本一国だけが、喫煙率が高止まったままであることの理由はなぜなのか? 私は長年このことを非常に強く疑問に感じておりました。
それが、タバコ一箱の値段にこれほど大きな開きがあることを知って、合点が行きました(なお、英国はこのところ経済が上手く行っていましたので、ポンドの価格が大きく上昇しております。ただ、実態の貨幣価値の比較では、もう少し円は高く評価されるべきであろうと思われますので、タバコ一箱は1200円より低い価格となるのではと考えます)。
すなわち、日本のタバコ一箱の値段は安すぎるということです。安いことが主因で喫煙率が下がらなかったのです。
自民党は一箱500円ほどが良いのではと言っている(この程度なら税の増収になると踏んでいる)ようですが、この際、一箱1000円の価格に変更して貰いたいと私は思います。
昨日のニュースでは、アンケート調査を行なったところ、一箱1000円を支持する人が6割と高かったという記事を読みました。
これほど高くすると喫煙者が大幅に減って、税収が思惑通りに上がらないと考える議員や財務省の役人もいるかも知れません。
ただ、医療費の削減や、健康増進効果などをも合わせて考えれば、プラスの方が断然大きくなると私は判断致します。
したがって、日本人はまったくの馬鹿では無かったわけですが、少なくも意思は薄弱であったということは言えると思います。
タバコ一箱1000円になれば、肺ガンになっても良いと決意している確信犯しかタバコを吸うことができなくなるでしょう。それらの人も、かなりお金持ちでないと多量には吸えないでしょうから、それらの人々にも値上げの恩恵は多少あると私は考えるのです。