横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・その39

2008-04-22 11:17:29 | Weblog
 医療と一言で述べましても多様な診療科目に分かれております。したがって、私が述べますことは医療全般にわたるものではありません。
 この4月から開始されました後期高齢者医療保険制度がカバーする病気の範囲は、慢性病と呼ばれる類の諸病です。そして、私がこのブログでもっぱら記してきましたテーマは、これら慢性諸病の根本原因を解明した私どもの研究成果です。

 今回このような制度が導入されました政府の本当の狙いは、団塊の世代と呼ばれる人々が75歳以上を迎えた際、医療費の激増することが予測されますので、このことに対する手を今から打って置こうということにあるのではと推測されます。
 なお、そもそも医療費が多くかかるようになり、足らなくなってきたことからこのような制度の導入がもちろん考えられたわけでしょう。
 ただ私は、医療費が足りなくなったので、人々(ことにその受益者である75歳以上の人)から多く徴収しようという、金銭面のみに焦点を合わせた改革だけが目的達成の最も適切な手段であるのだろうかということにつき、非常に強い疑問を感ずるのです。
 
 病気になる人の数が増えれば医療費は多く必要となります。当然の話です。
 近年の日本の場合、病院罹患率が世界一です。したがって当然、医療費は巨額なものとなります。
 これは、日本では国民皆保険ということで、誰でも気楽に病院に受診できる(このこと自体は悪いことでは無いのですが・・・)ということも一つの因子としては関係すると思われます。
 ただ、病気ことに慢性病の罹患者が近年激増しているわけですが、その主因は食生活を中心とする日本人の生活環境の変化にあることは間違いありません(医学研究者たちの慢性病の原因に関する結論も“累積的な食生活の誤りにある”というものに収束しておりますことは、再三繰り返し記してきている通りです)。(続く)