横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・その38

2008-04-20 17:47:34 | Weblog
 国の財政「夕張より悪い」 再建の必要性、強調

 昨日(4/19)上記のようなタイトルのニュースが入りました。
 内容の一部は以下の通りです。
“財政制度等審議会は18日午前、会合を開き、09年度の予算編成の基本方針について本格的な議論を始めた。地方自治体の財政健全度を示す指標を国に当てはめると、国の財政状態は財政破たんした夕張市より悪いとの試算結果を財務省が提示し、財政再建の必要性をあらためて強調した。”

 国民のかなりの人々が国の財政状態を危惧しておられることと思われますが、「やっぱりそうか」と再確認すると共に、近頃の国会での審議の有様を見るに付け、極めて強い落胆と危惧の気持ちを感ぜられていると私は推察しております。
 夕張市からは、色々なものが廃止されたり、公共のサービスが大幅に削減されたりしているというニュースが伝えられています。

 ところで、社会保障のための費用は2006年度に約83兆円でありましたが、これが20年後には1.7倍以上にも増えると予測されているそうです。
 この社会保障のための費用の内訳は、年金が約5割、医療関係が約4割です。
 小学生だって、(消費税率の大幅アップなどをせぬ限りは)20年後の日本がどうなってしまうか、どこをどうひねっても計算が成り立たないことに気づくことでしょう。
 道路やその他のものを作ることは、日々の経済活動は立ち止まることの無いものですから、それらを作りつつ経済を立て直すことを考えるということなのでしょう。
 ただ、今までやってきてダメだった手法を、規模を縮小して相変わらず続けているという風に私には感ぜられます。

 無駄な出費を出す余裕はもはや無いと思います。もっと効率的かつ効果の上がるお金の使い方を考える必要があります。
 私は、医療の問題、ことに慢性諸病の根本原因の研究・啓蒙にたずさわってきた者です。
 その研究の諸成果の観点からは、30数兆円もの医療費はもっと適切に効果ある使われ方がされるべきだと考えるのです。そして、今後その増加を極力抑える必要があります。
 そのようなことが可能か、「とてもできないだろう」と思われる方が大半でしょう。
 しかし、考え方を従来のものとはガラリと変えれば、決して不可能なことでは無いと私は考えるのです。(続く)