横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・その40

2008-04-23 22:04:03 | Weblog
 また、生活環境の変革以外に、近年の日本人に慢性病の蔓延をもたらせたもう一つ大きな原因因子があると私は考えています。

 それは、今なお、医学界の主流をなす人々は、慢性病の根本原因が未解明であると依然として考えておられることです。
 原因が判らない正体不明のもの(病気)に対処するにはどうしたら良いのか?
 もちろん、まったく判らないというわけではありませんが、どうしたら良いのかがハッキリとは判らないので、効果的な治療の方法・手段を持てないでいるのです。
 そこで、現場の医師の人々は、病気の際に現れる各種の症状を取り敢えず和らげること治療の主目的としてこれに対処しているのです(ただし、全部が全部そのような状態にあると私は述べているわけではありません。その点はくれぐれも勘違いされぬように願います)。
 このような治療は、いわゆる“対症療法”と呼ばれているものです(現在、一般の人々は、「昔はもっぱら対症療法ばかりの医療であったけれど、今はもはや非常に効果的な医療が行えるようになっている」と思い込まれている方が多いようです。しかし残念ながら、現在もその一昔前の状態から、慢性病に対する医療に関しては、さほどは変わっていないのです)。

 この対症療法は、病気の原因が体に何らかの作用を及ぼして二次的に現れて来るものに対する対処であって、根本原因に対する対処ではありません。
 したがって、症状がその対処によって緩和されたとしても、原因は依然として残って存在するわけですから、治癒の効果は非常に低いわけです。
 すなわち、その患者さんの体力がまだある程度あれば、俗に“自然治癒力”と呼びうる類のもので自ら立ち直り助かるのです。しかし、それだけの力の無い人は助けられないのです(したがって、現在の医療では、助けられる人はかなり限定されているのです)。(続く)