横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・その30

2008-04-04 09:35:34 | Weblog
 深読みして勘ぐってみれば、そのようにして老人を病院に通いにくくして医療費の削減を図ろうというのが、もしかしたら今度の制度の主目的であるのかも知れないなどとさえ思ってしまうのです。
 おそらく、このようなことを決める委員会の委員たちは健康な人々でありましょう。したがって、病気になった者たちの体や気持ちがどのようになるのかをさほどは配慮せず、算術的な計算の議論のみで決めているのでは無かろうかなどと私は想像してしまいます。

 後期高齢者医療保険制度の導入で、年金からかなりの医療費が天引きされるようになり、今までより遥かに出費は増えるのに、受けられるサービスは今までよりもかなり落ちるのでは、何か非常に腑に落ちないものを感ずる方が多いと思います。
 或るテレビ番組では、“老人は早く死ねと言うのか”というタイトルでこの問題に関して議論が交わされていました。

 再三繰り返し述べてきておりますが、医療保険制度は互助制度であるのです。すなわち、体を病んだ少数の人を多数の健康な人々で支え助け合う制度であるのです。
 人々が慢性病の根本原因を知るようになれば、病気になる人を大幅に減らすことが可能になると私は確信しております。
 国家の側も、金銭面のみ考えるのでは無く、病気を減らす策も示して欲しいものです(実際は、医学界が慢性病の原因を未解明だとしておりますので、この方策が無いと思い込んでしまっているわけですが・・・。「その方策はあるのだ」とハッキリ言明している者の言葉に耳を傾けて欲しいと私は切に願っているのです)。
 一方、個々人の側も、慢性病の根本原因の情報を得る努力をし、それが得られた暁には、強い克己心を発揮しての継続的な節制の努力が必要であるのです。

 国家と国民の双方が、それぞれできる範囲の努力を共同でするのでなければ、なかなか成果は上がらないのです。
 そこで、それぞれがどうすべきであるのかの指針とその科学的裏付けとなる根拠が必要であるのです。