横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・その29

2008-04-03 15:23:27 | Weblog
 高齢者医療保険制度は、定額医療制度を採り入れたものとのことです。
 一ヶ月の保険点数は600点ほどが限度ということでありますので、老人は一割負担ですから、窓口での支払いが約600円になります。
 すなわち、この範囲内での医療ということになります(これではまず、大したことはできないと判断されます)。
 例えば、循環器系疾患だけであれば、その専門医に罹って支払いが上記の範囲内で収まるかも知れません。しかし、検査などが加わればこの点数の範囲内を超えることが十分ありえます。

 今までは一回でまとめて検査できてそれで済んでいたものが、何回にも分けて検査を受けなければならないことが起こってくる可能性があります。
 病院まで歩くのも大儀で、やっとのことで通院している老人たちが、何度も小分けに分けて足しげく通院せねばならなくなります。それが例え可能な方でも、その無理がたたって病気を悪化させるか、あるいは、患者自身に、そこまでして通院する気持ちを萎えさせることから、受診せずにいて病気を重篤化させてしまうことも起こると考えられます。また、通院に掛かる交通費も(もちろん時間も)馬鹿になりません。
 さらに、老人では体の複数の部分に障害が生じて、幾つもの診療科に受診される方もかなりおられます。そのような人々は当然限度額を超えてしまうので、そのような受診の仕方ができなくなります(そのような受診の仕方をした場合には、上回った部分は自腹で払うことになるとすると、桁違いの相当な金額を窓口で払わねばならなくなると推察されます。これでは、かなりの金持ちしか医師の診察を受けられないことになるわけです)。(続く)