横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

ニュース(その2)続き

2007-08-06 13:37:17 | Weblog
 形態と機能とは密接な相関のあるものです。そして、歯の本数や形態の変化は、口腔内での消化に多大な影響を及ぼすものです。
 しかも、調査対象となった若い人々の歯にこれだけの変化が生じたということは、彼らは咀嚼の回数も当然極めて少なく、余り噛まずに飲み込む食事の摂り方をしてきているということを意味することになります。
 口腔内での消化が不十分であれば、それに続く胃以下の部分の消化に対する負担は重くなる道理で、胃以下の部分での障害を招きやすくなります。

 慢性諸病の根本原因であると私どもが結論している酸性腐敗便の産出にも、口腔内での消化は当然密接な関係が存在すると私は判断しています。
 したがって、上記の研究成果で明らかとなった歯の変化は、この変化が生ずるに至った者たちが、将来的に慢性諸病に罹患しやすくなったり、ひいては寿命が短いものと成るなどの大きな影響が及ぶものだと私は判断します。

 このような健康を支える基盤部位での大きな形態の変化が、普通の者たちより歯に関連することに高い関心を持つはずである歯科衛生科学生という若い世代の者たちにさえ生じてきていることは、極めて由々しき問題であることを、もっと国家のこのようなことに関する担当部署である厚生労働省が先頭に立って、国民に対して警告を強く発する義務があると私は考えます。

 医療費抑制などのためにも、このようなことからの一歩一歩の努力が大切だという考え方のなされる必要があると私は強く感ずるのです。
 また、なぜこのような歯の形態の変化が起こるに至ったのかという、その社会的な側面などをも含めた原因の究明の行われる必要があると私は思うのです。