横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

日本再生論(その60)

2011-12-22 22:34:49 | Weblog
 自己免疫が原因として関与すると判断される病気は極めて多種多様なものがあります。
 なぜ多種多様なタイプの自己免疫疾患が存在するのか、その理由は以下のように考えられます。

 すなわち、抗体(免疫抗体及び自己免疫抗体)は血液中をその流れに乗って体内を移動します。そこで、自己免疫の場合には、自己免疫を起こす原因となる抗原が自らの組織と極めて近しい関係のものであるため、自己免疫抗体にとってその抗原と自らの正常な組織との識別が困難であるため、敵と味方とを上手く見極められずに無差別爆撃に近い状態の攻撃が行われるということが起こると判断されるのです(私の父が私どもが言うところのカゼの罹患に伴うアレルギー[自己免疫]の原因とメカニズムとの研究は、ガンに対する免疫の存在を証明する研究成果に基盤を置いてのものです。もう少し詳しく述べませんと判りにくい部分があるかと思われますが、ここでは割愛させて頂きます)。
 そこで、自己免疫が発生した時点でその自己免疫抗体により体内のどの部位の組織が強く傷害されるかにより、発症する病気のタイプは多種多様なものになると考えられるのです。

 特に強く傷害される部位がどのようにして決まることになっているのかというと、自己免疫が発生した時点で体内のどの部位が盛んに活動していたかということに依存します。すなわち、活発に活動する部位は(酸素や修復材料が多量に必要であるため)充血を必要としますので、そのような部位が強く傷害されることになると判断されるのです。
 そして私どもは、自己免疫の発生のダントツの最大の原因は、私どもが言うところの非ウイルス性のカゼの罹患にあると結論しています(一部の自己免疫疾患に関しては、まだ仮説の段階ですが、別の発症メカニズムの可能性を私は考えています)。

 自己免疫が関係する病気というと、かなりその治療が厄介で、なおかつ治癒させることが非常に難しいということが知られています(実際、難病〔特定疾患〕と呼ばれる種類の病気の中に幾つも自己免疫が原因として関わっていると判断されているものがあります)。(続く)