横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

<緑黄色野菜>食べると大腸がん予防に効果

2009-08-01 20:47:28 | Weblog
<緑黄色野菜>食べると大腸がん予防に効果 世界初、科学的に証明 /埼玉 2009年8月1日(土)13:00

 本日、上記しましたようなニュースが入りました。
 “<緑黄色野菜>食べると大腸がん予防に効果”ということは、すでに知られていることですが、以下のように、遺伝子レベルでの科学的証明は世界初だとのことです。

 “グループは、人間の大腸がんの原因となるβ―カテニンを分解する特定のたんぱく質が働かずに腸がんが多発する遺伝子異常のマウスを準備。これらのマウスに緑黄色野菜に多く含まれる有機化合物の一種のインドール化合物を含む飼料を与えた。すると、AhRと呼ばれる別のたんぱく質が活性化し、β―カテニンの分解を促進。がんの発生件数が、飼料を与えなかったマウスよりも3分の1近くまで低下することを発見した。インドール化合物は特にブロッコリーやキャベツなどのアブラナ科野菜に多く含まれるという。川尻専門員は「野菜を多く食べる健康な食生活が、大腸がん予防に有効だと示せた。AhRを活性化させる物質を化学的に作れば、さらなる予防にもつながるかもしれない」と話している。”というのです。

 近頃は、このような遺伝子レベルでの研究成果の発表が盛んです。
 そして今回は、緑黄色野菜摂取による大腸ガンの予防効果が遺伝子レベルで確認されましたことは非常に結構なことであると、私もこの研究にたずさわられた人々に敬意を表したいと思います。
 ただ、発ガンが遺伝子レベルのみの因子が関わって起こる事象であるか否かについては、私は強い疑問を感じます。
 例えば、私がこのブログで慢性病の最大の根本原因であるとして採り上げてきております酸性腐敗便(このものにつきましては、詳しくは私著書『医療革命』をご参照下さい)の害の本体であるタンパク性のアミン類は、激烈な傷害作用を持つ物質として知られるものです。
 近年の日本人のガンの発生傾向が、欧米人に似た腸ガン多発型に変わったことの主因は、食生活の変化に伴う酸性腐敗便の産出頻度の増加により、腸粘膜の繰り返しの傷害にあると私は結論しております。
 ただし、遺伝子レベルの変化と、上記しましたような因子による物理的傷害との相乗的な結果として発ガンに至ると推察されますので、それぞれのガンに於いて、両因子の関わりの度合いにつき調査の行われる必要があると私は考えております。