神様は残酷か！？③

　このことは素人の方でも、論理的な思考のできる方ならば、どうすれば良いのか直ぐに見当を付けることができるはずのものであります。
　ガンになってしまって苦しみ、また、治癒して後も再就職がスムースにできぬことで苦しむことは極めて理不尽なことではあります。更にそのことにより、家庭が破壊され、その家庭に所属されていたそれぞれの人の運命が大きく狂わされるというような二次的な不幸の発生もありうるかと推察されます。
　しかし、結果的にガンに罹患しやすいような生活を送ったのは当のご本人であるのです。
　どのような生活を送る人がガンに罹患しやすいのかなどの情報を自ら積極的に求めなければ自らを守ることが叶わない世の中になってきているのだということを知る必要があります。

　もちろん、そのようなことに関して価値ある情報を持つ人々が、その啓蒙に努力する責務もあります。ただし、せっかくそのような情報が存在していても、その啓蒙されることを望まない人々も一部には存在するようだと私は感じております。
　そんな愚かな行動をとる人々の存在は、皆さんはにわかには信じがたい話であることでしょう。
　しかし、その情報が啓蒙されることにより、或る一部の人々にとっては、彼らが長い将来にわたり約束されていると思っている極めて大きな利益を損なう可能性がありえます。そのような際に、その彼らは莫大な力(お金)を持っているので、その情報の啓蒙されることを阻止することがなぜか不思議な事ではありますができるようなのです。
　また、出版不況の今日では、社会的に或る程度知られた人の書かれた物の方が売れる確率が高いため、無名の者の持つ情報は、例えそれが内容的には極めて価値の高いものであっても、出版して頂くことができません(企業はスポンサーによってかなりの部分成り立っておりますので、スポンサーに少しでもマイナスの影響を及ぼす情報は、個々の人にとっては極めて価値あることでも、この検閲の段階でオミットされ、人の目に触れるところへは出られないのです。このような傾向は、メジャーな出版社ほど革新的な情報に対して厳しい態度であるようです)。
　私どもは、このような者たちの存在をハッキリとは確認することが実際できているわけではないのですが、非常に理不尽だと感ずる圧力により、世間に周知させる際の様々な大きな障壁の存在を長年ヒシヒシと感じてきております。

　このようなことを考えました時、神様なる名前の人間の創造物が残酷なのでは無く、「人間(ただし、一部の者であると思えるのですが)そのものが最も残酷」であるのだという結論に私は達しております。