横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

慢性病の主治医はご自分自身! その30

2008-09-09 21:02:28 | Weblog
 ガンという病気に関しましても、医学界はその原因を未解明だとしております。
 ガンを、得体の知れない病気だとお思いになっている方は数多くおられるようです。
 元来自らの体の一部であったものが、何故かその性質を大きく変えて爆発的に成長し、やがて宿主である自らの体を死にまで至らしめるというのですから、他の慢性諸病の原因も未解明だとされてはおりますが、それよりも遥かに想像を超えた病気であると感ぜられるのでしょう。しかも、このような病気が我が国の疾患別死亡率順位の第一位であるというのですから、おどろおどろしい存在の病気であるとして、今日極めて恐れられているわけです。
 ただ、我が国では1981年にガンが疾患別死亡率順位第一位となりましたが、すでにそれから30年近くの歳月が経ちます。
 ガンもその発症原因が明らかとなれば、予防・治癒するにはどうすれば良いかが判り、注意のしようはあるわけです。

 ところで、ガンに対する予防の方法・手段はもはやすでに、かなりの程度明らかとできているのです。
 したがって、このような情報が強力に啓蒙・宣伝されれば、ガンによる死亡率の減少は相当に期待できるのです。

 実際、すでにアメリカ合衆国では、1977年に栄養問題特別委員会から結論のレポートが提出されて以降、ガンの治療よりも予防に力が入れられ、そのことを目的とした食生活改革が行われてきました。
 アメリカでは、1991年頃にガンの増加がピークアウトを迎え、それ以降ガンは、罹患率、死亡率ともに明らかに減少に転じております。
 アメリカでは、食生活の改革により、循環器系疾患はガンよりも遥かに早期にその成果を確認することができています。しかし、ガンの場合には、病気そのものの発症に時間が掛かりますため、治癒の方向へと向かう変曲点に達するのに時間が掛かったため、循環器系疾患などよりもその成果の確認できるのがかなり遅れたわけです(このことの理由などにつきましては、後日記す機会があろうかと思います)。