横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

日本再生論(その31)

2011-08-06 19:46:50 | Weblog
 松田直樹選手の心筋梗塞での突然死やアメリカ国債の格下げなどのニュースで間が開いてしまいましたが、元の続きに戻ります。

 なお、伝染病に於いては、その原因解明によりその関係の医療費を桁違いなほどに削減できたのに比べ、慢性病の場合には、その原因解明により伝染病に比してなぜ遥かに小さな成果しか得られないであろうと私が予測するのか、その理由は、慢性病の原因が食べ物に起因していて、食べることに対しては“食欲”という人間の欲望の中でも最大と呼びうるものが密接に関わっているからです。
 すなわち、食生活の改革は、よほど懲りるほどの大病を患うなどした人の中でも、懲りて生活習慣を改めるという者は少なく、ごくごく一部の者だけが継続的な節制を実践できるほどであるのが現実の実態であるのです(なお、慢性病の根本原因としての酸性腐敗便の存在を人々が現在はご存知無いのですから、このような状態も無理からぬものだとは私も思っています。ただ、例え酸性腐敗便が慢性病の根本原因だという知識・情報が広く啓蒙されるようになっても、食生活の大幅な改革を継続的に実践できる人は、現在の数倍ほどに増えるぐらいで、なかなかそう大幅には増えないのではなかろうかと私は予測しているのです。すなわち、例え酸性腐敗便という死に導く原因と発症のメカニズムを理解することができたとしても、節制した食生活へと全面的に変更できる人は極めて少数に限られ、食欲と言う欲望を我慢できない人が多数であるのが現実だと私は予測しているのです)。
 私はもちろん、理想に近い形で酸性腐敗便産出予防の実践されることがより大きな成果が得られますので望ましいと思ってはいるのです。しかし、実践できる人がごく一部に限られるとあっては、理想を追うばかりが能ではありません。

 したがって、より多くの人が実践できる方策を用意する必要があると私は考えています。
 そこで、実践可能であろうと私が考える方策に関して以下に述べることとしますが、それを行えるように世の中が変われば、それを行っただけでも医療費を現状の1~3割ほど減らすぐらいは可能だと私は考えているのです。
 なお、例え3割減らせたとしても、医療の世界の歪みを矯正するなどのために費用が必要と判断されますし、介護分野の待遇をもっと厚いものとするなどが必要だと私は判断しておりますので、結果的には1割前後の削減ができれば良いのではと予測しています(これは人々個々の、私どもの研究成果に対する理解の程度と、その知識に基づいた各種の努力を実践する程度に大きく依存するものであります〔私どもの研究成果は、医師の行う処置に関するものだけで無く、個々人のレベルで実践できるもの、というよりは、個々人のレベルで無いと行えないものが非常にたくさんあると考えているのです〕)。

 なお、医療費総額の1割と言っても現在ですら3.5兆円ほどとなりますからかなり大した金額であります。また、15年ほど先には、段々と私どもの研究成果の理解の度合いと、その価値に対する評価も上がり、実践される度合いは格段に高まるようになるであろうと予測されますことから、この金額の何倍か多く削減できるようになるのではなかろうかと私は予測しているのです(日本の経済は少子高齢化や、企業のグローバル化などでより弱体化する可能性が高いのではと私は推測しています。そこで、日本人の生活環境の内容的に大幅な変化が必要となるであろうと推測するのです。端的な言葉で示すならば、量から質への転換ということです。医療費も厚生労働省が予測する金額より20兆円ほど削減することは十分可能だと考えています〔なお、医療の内容の質を落としてということで無く、むしろ質を上げてなおかつこのような成果が得られると判断しています〕)。
 そしてもちろん、これは金額だけの問題では無く、人命が相当数救われるようになることや、後遺症を遥かに軽微なものとするなど、人々に多大な幸福をもたらす結果を同時に伴うものであります。したがって、人類史上で得られた医学の業績として、伝染病の原因解明に十分匹敵するほどの極めて大きなものとなるはずであると私は確信しています。
 さらには、この医療の問題は、我が国だけの問題では無く、世界中の国々が対価効率の悪い医療により、莫大な医療費の増大や不幸の多発に悩んでいるのですから、人類全体にとって慢性病の根本原因を明らかとした私どもの研究成果は、多大な利益と幸福をもたらすはずのものだと強く確信しているのです。