なぜマクロビオティックは世界に広まったのか？①

　今やマクロビオティックは世界中に広まって、ネットで検索すると、先進国と呼ばれる国々のほとんどにはそれぞれの国の拠点が開設されていて、非常に盛んに行われている様子が伺えます。
　もちろん、欧米で流行っているのはマクロビオティックだけではありません。いわゆる“ベジタリアン”と呼ばれる植物性食品のみを食べて暮らす人たち。また、“Raw Food”と呼ばれる野菜や果物を中心とした食物を生食する人々などなど色々とあるようです。

　肉食人種とも言いうるような欧米人が夢中になるほどまでに、なぜ彼らはそのような食生活に傾倒するのでしょうか？
　当然それは、理由無く起こることではもちろんありません。
　つまり、そのような食生活をすることが、心身ともに気持ち良い感覚や兆候を、かなり短期間の経験の中で彼らが如実に実感することができるからでありましょう。

　例えば、欧米の女性の皮膚をそうまじまじと間近でじっくりと見た経験は私にはありませんが、日本人のそれに比べると明らかに美しさに欠ける点があると感ぜられます。
　歳がごく若い中はさほどでも無いのでしょうが、少し年齢が行きますと如実に差異がハッキリとしてきます。
　したがって、欧米の女性の場合には、歳が行っても維持される東洋人の女性のきめ細やかな肌には、極めて強いあこがれがあると思うのです。（続く）