横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

死亡相次ぐ新型インフル 重症化防ぐには?②

2009-08-23 21:42:08 | Weblog
 昨日記した内容でお判り頂きにくかった点があるのではと気付き、その点を補足しておきたいと思います。

 ウイルスは細菌などの微生物より遥か桁違いに微細な生物です。したがって、飛沫感染などにより非常に感染力の強いことが知られています。
 ことに、新型ウイルスということになれば、これに対して免疫を持つ人が存在しないわけですから、感染して後、自らの体に備わった免疫という防御機構が上手く働いて、自らこの新たに侵入した敵(新型ウイルス=抗原)に対抗して打ち負かす能力を持った抗体を産生するまでは、侵入した敵のやりたい放題の期間が生じます。
 ウイルスは体内に侵入して後どんどん増殖しますので、抗体を産生する能力の低い人はウイルスとの戦いに於いてますます不利な状況におちいることとなり、重症化しやすいこととなります。
 ただ、インフルエンザに罹患して死亡するなどのことが起こる場合、その体内での各種の障害を引き起こす原因の主体は、インフルエンザそのものよりも、私どもが普通のカゼと呼んでおりますものの方であろうと私は判断しているということなのです。


 メキシコでこの度のインフルエンザのことが騒がれ始めてから間もなく4カ月になります。
 先手先手と手を打つべく、インフルエンザウイルスに対する対処方法ばかりで無く、その際に並行して普通のカゼを罹患した場合への対処などの手を打ち、比較評価するなどのことがなぜなされないのか、私は残念でなりません。