横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・⑬

2008-02-28 12:06:31 | Weblog
 慢性病の根本原因となる物質を特定した私どもの酸性腐敗便学説のようなレベルにまでは至らない研究成果、例えば疫学調査や臨床医学などでも、食生活と各種の病気発症との間の因果関係はかなりハッキリとしてきています。
 すなわち、どのようなことが慢性病の原因であるかは、最早既に大まかには明らかとされてきているのです。
 このような状態にまで至っているのに、なぜか変革を起こそうとする行動がとられないのです。情報が上手く伝わらない、情報を伝えようとしない、努力はしたくない、指示されるのは嫌い、etc.・・・どのようなことが原因であるのか?また、どこに問題があるのでしょうか?

 一つには、医学界がこのような食生活と病気との密接な因果関係の存在の啓蒙に熱心で無いということがあると私は判断します。
 ただし、この分野の医学研究は熱心に行われています。したがって、このようなことに関心を強く持つ医学研究者及び臨床医は、かなり詳しい部分までの情報を持っています。
 ただ、医療の現場では、これを患者さんに伝えることに際して極めて大きなネックが存在するのです。
 そのネックの最大のものは、病気と食生活との因果関係の話を患者さんに幾ら一生懸命行っても、極めて微々たる収益にしかならない健康保険の制度であります(この食事の問題は、ことに慢性病の予防・治癒に最も効果有ることでありますのに、極めて極めて残念なことです)。
 また、その関連の話をすることは多くの時間を要します。したがって、収入が数分の一ほどに減っても良いと考えるような医師しかこのことは行えないのです(“医は算術”と言われる時代、また、とくに勤務医などで、激務で過労死が危惧されるような時代にあっては、このようなことは望むべくもありません)。

 したがって、個々人が自ら、“自分の命は自分で守る”という決心の下に、自らが心底から“なるほど!”と思える情報を探す必要があるのです。私は、私どもの研究成果は、このような情報を切実に求める人々の要望に十分答えられるものであると自負しております。