ところで、繰り返し述べてきておりますことですが、医学界は慢性病の根本原因を明らかとすることができておりません。したがって、原因が解明されて初めて可能な、素晴らしい治癒効果を持つ根本療法を医師たちはいまだ行えずにおります。当然、治癒の主要な手段は、芳しい治癒効果の望めない“対症療法”と呼ばれるものとなります。
このようなものが現在の医療の実状でありますから、患者さん並びにその家族は、極めて医療に対して高い期待を抱いているのに対して、医師は十分その期待に応えられない場合がまま生ずることとなります。
この一般人と医師との間に存在する医療に対する意識のギャップは、非常に大きなものが存在すると私は感じております。
そして、医療が上記しましたような状態にありますため、少し病状の重い患者さんの場合、治りきりにすることができず、さらに新たな患者さんの増加により、患者数は累積的に増加する一方となります。
このようになりますと、医療費の増加からの健康保険制度の破綻を避けるべく、患者さんの個々の治療に対して経済的な制限を政府が行う縛りを課しますので、ますます治りきりにできなくなるという悪循環に陥ってきます。
このようなものが現在の医療の実状でありますから、患者さん並びにその家族は、極めて医療に対して高い期待を抱いているのに対して、医師は十分その期待に応えられない場合がまま生ずることとなります。
この一般人と医師との間に存在する医療に対する意識のギャップは、非常に大きなものが存在すると私は感じております。
そして、医療が上記しましたような状態にありますため、少し病状の重い患者さんの場合、治りきりにすることができず、さらに新たな患者さんの増加により、患者数は累積的に増加する一方となります。
このようになりますと、医療費の増加からの健康保険制度の破綻を避けるべく、患者さんの個々の治療に対して経済的な制限を政府が行う縛りを課しますので、ますます治りきりにできなくなるという悪循環に陥ってきます。