横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

対健康戦略を持つ国家・人間に変身せよ!(その12)

2007-08-23 09:21:43 | Weblog
 私個人としては、皆が魚をあまり食べないように変わってきているためか、魚の値段が(マグロなど一部の例外はありますが)比較的リーズナブルなものとなってきているので、経済的に助かってはいるのです(ただ、肉の値段と比較すると、魚はかなり高価です。私は母と二人暮らしですので、一人前を二人で食べるほどで十分に足りますが、食べ盛りの子供さんがいるようなご家庭では、家計のことを考えると肉中心とならざるを得ないのでしょうか?)。
 しかし、日本人全体の健康のことを考えた時、このことはすなわち、獣肉摂取がそれほどまでに浸透しているということを意味しますから、健康の維持・増進や病気の予防・治癒の点では極めてまずい変化であると思っているのです。

 また、40代ぐらいになると、年齢に応じた身体の健康維持のために生ずる生理的な変化として、従来はアッサリした嗜好に移行するのが普通であったのが、近年は40代でも魚よりも肉派の者が圧倒的多数だというのです(なお、もしこの統計結果も経済的な都合が多分に優先してのものだとすると、非常に残念かつ悲しいことだと言わねばなりません。“はたらけど はたらけどなほ わがくらし 楽にならざり じっと手を見る”という石川啄木の詩の一節を思い浮かべてしまいます)。

 この肉派激増は、日本人に憂うべき変化を招く原因となると私は判断します。
 すなわち、これでは、日本人の糖尿病や心臓病、ガンなどの増加傾向にますます拍車が掛かることになると私は考えるのです(私は、このようなことから、近い将来、日本人の20~50代での慢性諸病による死亡率が急激に増加すると予測しています。このような若年齢層の死亡率が急激に増加することは、厚生労働省も現在まったく予測していないことでありますので、年金を始めとする問題の算定の基盤に大幅な狂いが生ずると私は考えております。したがって、この狂いは、個々の国民にも大きな影響を及ぼすものとなるであろうと強く危惧しているのです)。
 このようなニュースを耳にします度に、私の提唱する健康の維持・増進案が数多くの人々に果たして実践して頂けるのだろうかと、その先行きに不安を感じてしまいます。