横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

意識消失は酸性腐敗便の産出・吸収でも起こる!②

2008-01-17 12:19:04 | Weblog
 “山形でのバス運転手の意識消失事件”に関しての私の判断は14日に述べましたが、その続きを記してみたいと思います。

 “バスの運転手の意識消失”・・・このことに関して、たまたま色々なことが偶然重なって起こったことというような見方をする人がおられます。
 「そうそう、悪いことは得てして重なって起こるものだよ。まあ、でも、大事故にならなくて良かったネ」というような見方です。
 大半の人々は、もちろん自らがこのことに直接関わる当事者ではありません。したがって、正に人ごとであって、このような解釈で事足れりとして、そしてたちまち忘れ去ってしまうのです。

 だが、これとは別に次のような見方をすることができると私は考えるのです。
 すなわち、意識消失は人間の死亡原因ともなりうる病気の一つの自覚症状であって、その意味はもっと遥かに深く大きなものなのでは無かろうか? という見方です。
 現在、日本人の年間の死亡者総数は110万人ほどです。
 事故・自殺・他殺その他を除いた、いわゆる病気による死亡者総数は90万人ほどでありましょう。
 そしてご承知の通り、近年の日本人の死亡原因疾患の第一位とされておりますものはガン(悪性新生物)です。
 しかし、2位と3位の心臓病及び脳血管疾患は、専門用語で循環器系疾患と呼ばれる、血行障害に起因する同類の範疇の病気であって、この二つを合わせるとガンによる死亡者数よりも多いのです。

 意識消失の原因になる可能性ある因子としては、貧血やてんかんもあります。ただ、今回のバス運転手の場合には、この可能性は低いと私は判断します。
 また、ガンがこの場合の意識消失の原因であるはずがありません。
 このように消去法で原因を絞り込み、かつ、確率的に最も高いものを探した場合には、まず循環器系疾患の可能性を疑うべきであると私は考えるのです(心臓発作及び脳卒中発作の症状は急性の尿毒症の諸症状であると私は結論していますことは、かつて述べた通りです。青天霹靂様に突発的に症状が生ずる病気であるということも、突然の意識消失ということの条件を十分満たす病気と言えます)。
 
 もちろん、今回の事件を起こした当事者の運転手の当時の自覚症状に関しての発言や、周囲にいた者たちから聴取した詳細な情報が得られない中で、原因は酸性腐敗便の産出・吸収だと断言することに問題があるのは確かです。
 しかしこれは、バスの運転手の意識消失ということだけで無く、循環器系疾患発作発症原因解明の端緒とも成り得る一つの情報だと私は考えるのです。