横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

体型の変化と発症する病気の傾向③

2007-10-04 20:31:25 | Weblog
男はでっかく 女はほっそり 日本人の体格が変化(朝日新聞) - goo ニュース

 痩せることを第一の目的としていて食べないなどという、本末転倒した判断は間違いであることは明らかです。
 ところで、近頃は、ものを食べても、後で口に指を突っ込んで吐き戻すというような方法で太らないようにしている若い女性もいることを耳にします。
 また、禁煙の運動が盛んになる中にあって、近年の日本では若い女性の喫煙率が上昇しています。これも、一つには痩せるための手段として喫煙している人もいるのでしょう。あるいは、喫煙する格好を一種のファッションと考えているのかも知れません。
 これらのことは、私は感心しない方法であると思います。

 余り痩せすぎると、ホルモンの分泌などにも影響を及ぼします。
 そのことをきっかけとして体の内部の色々な活動が狂いを生じますので、痩せることイコール美しくなるという思い込みとは正反対の、醜くなる結果をも引き起こしたりします。
 良かれと思って行ったことが正反対の結果を招いてしまっては、二重のショックとなります。こうなってしまうと、この結果が大きなストレスとなって、精神面まで病的状態に陥り、ますます悪循環の罠に嵌まり込むことになります。

 女性の場合、子供を産んだ人では子育てを仕事とする形で人生の或る一時期を過ごします。
 この子育ては相当な重労働であると思います。したがって、自然と体とともに精神面が鍛えられます。
 現在、男性と女性とでは平均寿命で10歳近くの差異があります。この差異は、片や男性が頭脳労働のデスクワークで運動不足の状態で過ごしている間、女性は子育てに奮闘していて体が鍛えられることの差異も主要な因子であると私は判断します。

 私は、趣味としてバドミントンをやっていたのですが、中高年の女性の体力のあることに感心させられました。
 漢字で“嬲る(なぶる)”という字がありますが、この字は今では、“女男女る”という字に変えるべきだと感じたほどです。

 従来は中高年になると太る人が多かったものです(これは、食べる量は同じであっても、徐々に運動量が減るため段々体重の増加が進行します。すると、ますます運動不足になるという悪循環に陥ることも一つの要因であると判断されます)。しかし、女性の場合には、近年、このような人まで痩せる努力をするということは、その方法が何らかの趣味の運動を伴うものであったりすれば結構です。しかし、その選択した手段によっては、健康を害す原因ともなりかねませんので、その点は良くお考えになって行って頂きたいと思っています。