横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

腸への関心の高まり②

2007-10-04 09:43:07 | Weblog
 私は現在、『医療革命』というタイトルの最新刊に続く著書を執筆しているのですが(書き溜めた原稿は、テーマとなる病気が幾つもありますので、5冊以上は出版できるよう準備してあります)、次に出す本のタイトルとして、『病気になれない生活法』はいかがなものかナァなどとも考えています。
 もしこのようなタイトルを付けて出版した場合には、上述しました新谷氏の『病気にならない生き方』の二番煎じ、柳の下の二匹目のドジョウを狙ったものと感ぜられる方がほとんどでしょう。

 しかし、“ならない”と“なれない”とでは、ハッキリとした極めて顕著な根本的差異が存在するのです。
 それは、“ならない”というタイトルの本は、病気の原因が解明されていない現状でも著せますが、“なれない”というタイトルの本は、医学界が今もなお原因未解明としている病気(ことに慢性諸病)の原因を解明できたという確信を持てない限り著すことができないからです。
 もっと違った言葉で表現しますと、近年“予防医学”という言葉が盛んに使われておりますが、予防とはあらかじめ防ぐということです。したがって、正体不明のものは防ぎようがありません。現代医学で未解明とされている慢性諸病の正体がハッキリと明らかにされてこそ、始めてこれらに対する予防医学の実践は可能となるのです。


追記: 上記しました『病気になれない生活法(仮題)』ですが、最初、『医療費半減策』というタイトルでまとめたものを、CI協会の前の専務理事であられた花井陽光氏に原稿をお送りして、同氏がリハビリ期間中に見て頂いたのです。それは、花井氏が専務理事であった当時、出版社への仲介の労をとっても良いというようなお話の出たことがあったからでした。
 その論評はかなり手厳しいもので、“医療費半減”などということは、担当のお役人は興味を持つかも知れないが、一般人はこのようなことに関心は無いから、このタイトルではどこの出版社も相手にしてくれるところは無いというものでした。

 保険医療制度がほとんど破綻している現状を、そうならないようにし、庶民の医療費負担をこれ以上増やさぬようにすることは非常に魅力的なことであろうという考えで私は原稿をまとめたのです。
 すなわち、医療費を減少させるには、病人の数を減らす必要があります。そして、これを可能とするには、食生活を始めとする生活環境の改革が必要です。
 そこで、その改革を行うに際して頼りになると人々が確信することのできる指針を示せば、後は個々人の努力次第ということになります。
 しかし、このような論評を頂きましたので、とくに最初の方の部分を大幅に書き直したのです。