米国で砂糖不足・・・健康回復のチャンス到来②

　アメリカ人がなぜ非常に甘いモノ好きなのか、なぜ多量の砂糖を摂取することができるのか、このことには原因が存在すると私は考えています。
　また、このことは、アメリカ人が極めて多量の炭酸飲料を摂取することの理由とも重なることだと私は判断しています。

　すなわち、その原因はアメリカ合衆国の国土がアルカリ性ミネラルに非常に富んでいることに起因すると考えられるのです。
　このような土壌に育った耕作物、家畜などは、当然アルカリ性ミネラル豊富なものとなると考えられます。もちろん、日々飲用する水も同様です。したがって、このような飲食物により体内にストックされるアルカリ性ミネラルは多量となるはずです。
　これに対して、日本の場合は火山国でありますため、土質が酸性であるのです。僅かに沖縄諸島だけは、隆起サンゴ礁の島であるため、アルカリ性ミネラル分が豊富です(かつての沖縄が日本の中でも一番の長寿県であった理由も、このアルカリ性ミネラル分の豊富な摂取iにより、これこそ慢性病の根本原因であると私どもの研究成果から結論に達しております酸性腐敗便[酸性腐敗便に関しまして詳しくは、私著書『医療革命』をご参照下さい]の産出頻度の低下の起こったことが主要因であると私は確信しているのです)。

　アルカリ性ミネラルを多量に飲食した場合、例えば、象皮症と呼ばれるような象の皮膚のようになる症状の現れることもあるようです。
　アメリカ人たちが、アルカリ性ミネラルを多量に摂取していることは非常に結構なことだと私は考えるのですが、このアルカリ性ミネラルの効果を相殺する作用を持つ砂糖や肉などの強酸性食品を多量に摂取し、アルカリ性ミネラルと結び付いてそれを消耗させる炭酸飲料も多量に飲用しておりますため、彼らは余りはアルカリ性ミネラルの恩恵を受けられずにいるようです。
　もう少し、砂糖や獣肉、炭酸飲料の摂取をセーブすれば、相当大きな健康増進効果が得られるであろうと私は予測しております。