横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

治すことを目的としない医療に疑問を持つべきだ!②

2009-08-15 21:13:56 | Weblog
 数多く種類のある病気の中で、現代医学に於いて病気の原因が明らかとされているものは、ごく一握りしか無いのが現実です。
 判っている種類の病気としては伝染病が主要なもので、これ以外の病気のほとんどは原因未解明であるのです。
 病気の原因が未解明だということは、病気を敵に例えますならば、人間がこれと闘おうとする場合に、その姿形が見えないのとほとんど同じです(もちろん、日々の研究によって徐々には明らかとされつつあります。しかし、まだおぼろにしか見えていない状態にあります)。

 そして、見えない敵と正対して戦うことは不可能であるのです。また、相手の持つ武器がどのようなものであるかも良く判らずにおります。とうぜん、それに対する防御策あるいは治癒の方策も上手く立てられずにいます。
 したがって、医療が治すことを目的としないというのでは無く、医師たちもそうしたいのはやまやまではあるのですが、直接的に治すことを目的とすることができずにいるというのが正直な姿なのです。 
 そのため、次善の策として、病気の際に現れる諸症状の緩和を図り、時間稼ぎをしている中に、患者本人の自らの体に備わった自然治癒力とでも呼びうるような治癒力の発揮を待つ方策をもっぱら採っているのです。

 このような間接的な方法が現代医療では治療手段の主要なものとなりますから、治癒効果は極めて低いものとならざるをえません。
 すなわち、病気も軽度なものであれば速やかに治癒するケースももちろん多いのですが、少し症状の重いものになるとなかなか治癒させることができず、治療期間は長いものとなります(なお、すべての診療科が治癒効果の低い治療を行っているわけではありません。この点は勘違いをなされぬようお願い致します)。そして、通院を続けてはいるものの、一向に良くなる気配が感ぜられず、どうしたら良いものかと思案に暮れておられる方は、受診者延べ人数の何割もおられるのではと私は推測するのです。
 そこで、このような対価効率・治癒効率の悪い医療を、是非とも改革する必要があると私は考えております。この改革を行わない限りは、医療費の膨大化乃至健康保険制度の破綻は言うに及ばず、数多く人々に大きな不幸のもたらされることが必至であるからです。