横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

治すことを目的としない医療に疑問を持つべきだ!③

2009-08-17 20:49:14 | Weblog
 このブログで以前、毎年テレビで放映される東大の卒業式の様子のことを採り上げました。
 東大は毎年、数多くの上級職の試験を通った官僚の卵たちを輩出しております。彼ら卵たちは、テレビのアナウンサーの問いに対し、“自分こそは日本の国を良くするため働きたい”という類の意気込みを語っています。
 ところが、何年か経つと、朱に交われば赤くなるということなのでしょうか、お役人の不祥事のニュースを結構耳にします(なお、耳に入ってくるようなケースは、ほんの氷山の一角であって、天下りなどのことを通じてもっと巧妙に、我々の気付かぬ所で税金の無駄遣いが行われたりしているのであろうと推察されます。なお、言うまでも無いことですが、初心を忘れずに頑張られる方も多数おられることと思われます)。

 ところで、医師の卵たちの卒業に際しての意気込みを問うてみれば、“数多くの病気に苦しんでいる人たちを是非とも救いたい”というような答えが聞かれるのではと推測されます。
 ただ、その彼らも患者さんを実際に看る立場に立つと、病気に対する有効な武器を現代医学が余り持てないでいる現実を知ることになります。
 そして、医師は患者さんを診察し、また、問診で苦痛と感ずる諸症状を聞き出し、そのそれぞれを緩和するための処方箋を出しております。
 もちろん、処方された薬のすべてが無意味だとまでは私も言うつもりはありません。しかし、その大半は対症療法を目的としたものであり、病気の原因に直接作用するものではないため、芳しい治癒成果を上げられずにいます。
 医師の仕事とはそのようなものだと割り切って、受け持った患者さんがなかなかスムースに治癒せぬことに何ら疑問を感ずることのない医師の方もおられるかも知れません(なお、そのようだとしたら、医療費はもっと安く価格設定される必要があります)。
 ただ、多くの医師は、もっと良い治癒成果の上がる治療手段は無いものかと常に考えておられるはずだと私は確信しております。

1 コメント

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やはり「治癒」を目標としたい (igi83)
2009-08-20 13:04:54
 高血圧や代謝異常などの疾患に検査値の正常化や症状緩和を目的とした投薬治療が行われる。それ自体は必要なことなのであろうが、この「治療」は、ほぼ生涯薬を飲み続けることであり、「治癒」「薬物離脱」というゴールがない。つまり死ぬまで病人なのだ。特別不摂生や自堕落な生活をした覚えのない成人病患者にとって製薬業界は救いの神であると同時に、終わらない戦争を望む武器商人と映ることもある。
 ところで、スタチンのような代謝異常の改善薬は「体」本来の恒常性に対し何か歪みを与えているのではないかと心配なのですが。
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