横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

慢性病の主治医はご自分自身!その159

2009-11-17 22:21:43 | Weblog
 なお、普通のカゼのアレルギーによって生ずる害は、直接的なものと間接的なものとの2種類に大別することができると私は考えております。

 普通のカゼの直接的な害とは、そのアレルギー抗体の強力な傷害作用及び、アレルギー性に生ずる血行障害によってもたらされるもののことです。
 アレルギー抗体は血液中をその流れに乗って運ばれるため、当然、活動の盛んな充血を生じている組織に抗体は濃度高く集まることとなります。そして、抗体はその充血部で強力な傷害作用を発揮し、その部に高度の動脈内膜炎(及び心内膜炎)などを生じさせることとなるのです。
 したがって、体内のいずれの部位にアレルギー傷害が強く起こるかによって、発現する病型に差異が生ずることになります。
 このアレルギー傷害が主原因となって引き起こされる病気の代表的なものを羅列してみますと、梗塞、弁膜症、心筋炎、喘息、リューマチ、腎臓炎、ネフローゼ、胆嚢炎、気管支炎、髄膜炎、鼻炎、蓄膿症及び、腸その他の粘膜組織のカタルと呼ばれる粘膜からの漿液分泌増加(並びに粘膜の過敏反応・機能低下の状態)などがあります。

 一方、普通のカゼによる間接的な害は、罹患した当座の害のみならず、その傷害を修復する作用・働きが繰返されることにより、後年、やがて各種の動脈硬化性疾患へと発展する主発端原因になるようなケースのことを言います。

 また、普通のカゼは、ガンの増加にも関係していると私どもは判断しています(すなわち、近年若年層に激増している白血病も、普通のカゼのアレルギーやタンパク性アミン類による骨髄傷害が主因であると私どもは結論している)。

 さらに私どもは、普通のカゼは、日本の厚生労働省が難病(特定疾患)と指定している諸病の罹患者数の過半の主発端・増悪化の原因でもあると判断しています(すなわち、難病の多くは、自己免疫反応の悪循環に陥ったタイプのものであることからも、これらと普通のカゼとの密接な結びつきを窺い知ることができる)。
 したがってカゼは、正に、『万病の元』と言いうる非常に恐ろしい病気だと私どもは結論しているのです。