協会けんぽ保険料率、引き上げ見通しについての私見

協会けんぽ保険料率、９．９％に引き上げ見通し(朝日新聞) - goo ニュース

　全国健康保険協会は１７日、現行の保険料率８．２％を全国平均で９．９％に引き上げる必要があるとの見通しを示した。９月に公表した当初見通し９．０％を、不況による賃金水準のさらなる低下と新型インフルエンザの流行による医療費の増加で、上方修正した。保険料率を９．９％に上げると、月収２８万円の人で月約４８００円の負担増（労使合計）だというのです。

　年額では５７，０００円余りの出費増は、各家庭でかなり痛い負担なのではと推察されます。
　私は、このところ、“慢性病の主治医はご自分自身！”というタイトルで１５９回にもわたり述べてきておりますが、まもなく起承転結の結びの部分に達します。
　その部分までまだ述べてはおりませんが、要は、医学界が、ことに慢性病を始めとする主要な病気の原因を未解明だとしたままに医療が行われております。原因未解明の医療は、治癒成果が上がるものとはなりません。
　このような対価効率の悪いものでは無い医療を行い得る研究成果が得られたと述べる私どものような存在が既にいるわけですが、このように述べる者たちの成果の真偽を検討するなどの機会や、訴える窓口がまったくと言って良いほど与えられておりません。

　また、個々人は病気を予防・治癒することに関して、一つには心底納得できる情報を与えられていないということもあって、病気になったら医師に受診すればどうにかしてくれると思っている人々がほとんどであるようです。
　ただ、医療が上記しましたような状態では、病気になったことのある方で無いとお判り頂きにくいことではあるでしょうが、少し症状が重いと、なかなか治して頂けないのが実情であるのです。
　親方日の丸も、親のスネも、近年はやせ細って、誰もが頼れる状態では無くなってきています。したがって、“おんぶに抱っこ”などの甘い待遇を夢見ていたら、今後はひどーい目に会うのは必定です。
　自ら自信をもって、病気をあらかじめ防ぐ努力をし、また、例え誤って病気になっても、軽度で済ましうるようにすべきであると私は考えるのです。このようなことを可能とするために、自らにとって最も大切な健康・生命を守るための納得できる情報・知識を得る努力が必要な世の中となったのだと自覚すべきだと私は判断しています。

　私どもの研究成果の観点に立って見た時、過半の人々が“病気になろうなろうとする生活を送っている”と、私の目には映るのです。そこで、個々人の意識改革がなされ、頼りになると確信できる情報を得た上で、積極的に実践することをしないと、今のままでは、健康保険料が今後幾ら上がっても、それでもまかない切れなくなると私は考えているのです。