横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・その36

2008-04-17 21:37:18 | Weblog
 この4月からメタボ健診が始まりました。
 男性が胴回り85センチ、女性は90センチ、それ以上はメタボリック症候群ということだそうです。
 “食べなきゃいい”、“十分運動して体内で燃やしてしまえばいい”・・・解決策は単純な数学的問題でありますので、自明の理であるとして示せるものです(中には、そう簡単な原因で無い方もおられるとは私も考えております)。

 ところが、一見極めて簡単なこのことがなかなか上手く実行できないでいます。
 何でこんなことまで政府に指図されねばならないのかという思いを抱く人も結構おられることでしょう。
 ところで、何であれ目標値が設定されれば努力しやすいということは確かにあります。もちろん、その主たる目的は医療費の抑制ということであります。
 ただ、こんなことをやるのにもそれなりの経費は掛かるのでしょう。そのためにどれほどの予算が組まれているのかは存じ上げないのですが、例え同じほどの予算でも、もっと遥かに効果の上がる方法・やり方があるのにと、私は非常に残念に感じているのです。

 話は変わりますが、数年前頃からでしょうか、“格差社会”という言葉を良く見聞きするようになりました。
 ここで言う格差は、もっぱら収入など経済面での意味で使われているわけです。
 ところで、健康面でも格差というものが顕著となってきているのでは無かろうかと近年私は感じております。

 健康に高い関心を持つ人が近年かなり出現しています。
 この種の人間は二つのタイプに大別できるようです。
 一つは、アスレチックジム通いやジョギング・散歩・ハイキングなどを定期的に行い、立派な体あるいは、健康の維持・増進、を図ろうと努力する人々です。
 もう一つは、食生活による健康の維持・増進を目指す、マクロビオティックなどを実践されている人々です。
 ただ、両者を合わせても、人口全体からすると微々たる数の人々であると思われるのです。(続く)