横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・その35

2008-04-15 21:05:21 | Weblog
 正に、食事の量的節制は、一石二鳥あるいは一石三鳥とも言いうるほど健康状態を改善する効果の上がる、極めて旨過ぎるほどの対策手段であるのです(量に加えて質に関しても改革して頂ければ、その効果は当然より一層高まることになります)。
 この旨い話は、それこそ詐欺師のだましの手口の言葉などでも無いのです。
 ところが、この一見非常に簡単に思えることが、なぜか実践することのできない人間が現実には大半なのです(なお、このことに関しては私自身についてももちろん例外では無いわけです。しかし、思い切って心の底から決意しないことには、なかなか実行できない類のものであることも、自ら再三体験してきております〔なお、心をシッカリと決めてとにかく始めてしまえば、案外なんとも無いことでもあるのです。この感覚は、厳しい食事節制を自ら体験されたことのある方なら、十分お分り頂けるはずです〕)。

 この食事の量・質・食べ方のコントロールがなかなか難しいことは、人間という生物の本質の心理も深く関わるものだと判断されます。
 心理学などの学者の中に、このようなことについて研究をされている方がいるのか否か、私は残念ながらそのようなことに関する情報を持っておりません。

 ところで、話が少し脱線しますが、今回の世界的規模での穀物類等の値上がりは、新興国にとっては極めて深刻な問題を生じさせているようです(西丸震哉氏の『41歳寿命説』の中に、“生命を維持できるスレスレの食事量が、健康・生命の維持にとってもっとも望ましい”という言葉が記載されていました。私も、酸性腐敗便学説(酸性腐敗便に関しては私著『医療革命』をご参照下さい)の観点から、同様の結論に達しております。ただ、健康・生命の維持に支障を来たす食事量では、もちろん極めて問題であります)。
 今までも、アフリカなどの地域での飢餓による死亡者発生のニュースを見聞きしておりましたが、今回のことでは、経済的に貧困な地域への食糧援助などもかなり減少することが予測され、飢餓による死亡者激増の起こる可能性が出てきています。

  “メタボ”などと言う言葉で、食べ過ぎによる健康に問題を生じさせている、日本を始めとする地域があるかと思えば、一方では、飢餓による多数の死亡者が生まれています。
 何とか両者の間を平均化することができれば、互いにとって都合が良く、大きな幸福が得られるのに、このようなことがなぜ上手く行かないのかと私は思わずにいられません。

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