横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・その28

2008-04-02 23:36:17 | Weblog
 昨日、本年4月1日より後期高齢者医療保険制度が導入されたことによって、年金から医療費が天引きされるようになる旨の通知が、役所から母に郵送されてきました。
 その天引きされる額は、各自治体間で最大約2倍の格差があるとのことですが、かなりの部分を年金に頼って暮らされているご老人たちにとっては、その負担額は相当堪えるものになるようです(期せずして、様々な料金の大幅な値上げとも重なりましたので、より一層堪えるものになると感ぜられるのです)。

 この制度は、高齢者の医療に要する経費が医療費全体の相当の割合を占めるようになってきていますので、青・壮年層への負担を軽減して平等にするための処置ということで考え出された制度のようです。
 ただ、問題は、もっと根本的な部分にあると私は考えます。

 確かに、高齢となれば体の諸機能の衰えが段々と起こってきて、病気に罹患しやすくなりますから、高齢者の場合、若い年齢層に比べれば医療経費はかなり大きなものとなります。
 しかし近年は、病気ことに慢性病の罹患者が過去には無かったほどの増加傾向にあります。

 私はこのブログで、慢性病の根本原因は酸性腐敗便の産出・吸収であることをズーッと通して述べてきております。
 そして、この私の研究成果の観点から近年の日本人の食生活を見た時、酸性腐敗便を非常に産出しやすいものへと様変わりしてきていることがハッキリと判るのです。
 したがって、私の目には、“かなりの割合の日本人が、病気になろうなろうとする食生活を送っている”と映っており、このことを強く憂えているのです。

 一方、医学界は今もなお慢性病の原因を未解明だとしております。そのため当然、病気の原因が未解明であっては、これを効率良くスムースに治すことができないでいるわけです。
 そんな有様を率直に述べました以下の私の言葉を医療関係の人々が目にされますと、非常に腹立たしく感ぜられる方も数多くおられるのではと推察致しますが、今の状態のままでは医療費を幾ら多額注ぎ込んでも、笊(ザル)で水をすくうようなものであると私は考えているのです。

 慢性病の原因という根本部分への対処の手を打たずに、お金が足りるようにすることだけの手を打つことは、正に“片手落ち(この言葉は差別用語に分類されているようですが、敢えて使わせて頂きます)”だと私は考えています。
 年金からの医療費の徴収を計るにしても、もっと一人一人の負担額を少なくし、なおかつ、病気に罹患せずに健康な状態を長く維持する方策があるのだと言明する者の言葉が、人々に届く世の中になって欲しいと私は願うばかりです。