横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

痩せた人は太り気味より短命!?

2009-06-11 18:03:34 | Weblog
やっぱり「ちょい太」、やせ形より7年長生き…厚労省調査6月10日14時32分配信 読売新聞

 昨日上記しましたようなニュースが入りました。なお、このような内容の情報に関しましては、かなり以前より繰り返し述べられてきているものです。
 ところで、山奥に“仙人”と呼ばれる非常に高齢の方が棲(す)んでおられて、優れた知識や特殊な技能を持たれているというような話があります。仙人などと呼ばれる人は、物語や小説の中での想像の産物であるのかも知れませんが、彼ら仙人の容貌に関して我々が抱くイメージは、なぜか決して太っている者を想像致しません。むしろ、骨かわ筋衛門のような容貌を思い描くのです。小説などの挿絵でも、だいたいそのようなイメージの人物として描かれてものが多いようです。
 
 長生きできるということは、長く健康の維持ができることです。当然、消化能力も高く維持されていることを意味します。
 私は、このブログで、人間の死亡原因として抜群に大きな因子として“酸性腐敗便”と“普通のカゼ罹患に伴って生ずるアレルギー”の2つがあるということを述べてきております。
 消化能力が高く維持されていれば、消化吸収の効率は良く、腸内での腐敗による酸性腐敗便産出の害を免れることができます。
 酸性腐敗便の害を免れれば、心臓の拍動に対する負担増加の因子の主要な一つを取り除けますので、心臓衰弱が起こりがたくなります。さすれば、普通のカゼの罹患が極めて起こりにくくなります。そして、酸性腐敗便の産出と普通のカゼの罹患が防げると、動脈硬化を相当程度防ぐことができることとなります(ここら辺の因果関係並びにそのメカニズムに関しましては、私著『医療革命』をご参照下さい)。

 もう少し以前の時代であれば、食べ物が今ほど豊富ではありませんでしたので、長生きされる方も、現在の長寿者たちよりは痩せていたかも知れません。しかし、食べ物の豊富な今日では、やや太り気味の人の方が長生きされる方が多いという統計成績が得られたものと私は判断致します。
 なお、今日では食べ物が豊かでありますため、誘惑が多いわけですが、例えやや太り気味であっても、その誘惑をコントロールできる人が長生きされていると考えられますので、太ることイコール長生きできるでは無いことを勘違いされぬようお願いしたいと私は思っております。