横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

透析に関するご質問に対してのお答え⑤

2009-06-12 21:15:00 | Weblog
 このように、自己免疫を生ずる“普通のカゼ”による組織(今問題として採り上げておりますのは腎臓)傷害は、非常に短時間の間に起こりますが、傷害の程度は極めて高度であります。
 それに対して糖尿病による傷害は、その多くは数十年という長期にわたる僅かづつのものであります。すなわち、“チリも積もれば山となる”式に傷害が進行・累積し、或る日閾値(いきち)に達して初めて症状が発現するのです。

 このように両疾患は、その発症原因と発症に至る期間の長さとがまったく異なることがお判り頂けることと思います。
 何度か上述してきましたように、一般的には、短期間で発症した病気は短期間で治癒することが可能でありますが、長期間掛かって発症するに至った病気は、治癒することがより大変であるという傾向が存在します。
 この伝で申し述べますと、普通のカゼ罹患が原因となり短期間で発症するに至った腎臓病の方が、糖尿病の合併症として発症する腎臓病よりも治しやすいということになります。
 ただ、現実には、どちらのタイプの腎臓病で人工透析が必要となったケースも、現代医療では上手く治す方法が存在しないとされております。

 しかし、上記しました大工さんで一種一級要介護の障害者手帳を交付された方は、人工透析をせずに済むようにまで完治致しました。また、私の重篤な僧帽弁膜症も、大工さんの場合と同様に普通のカゼの高熱罹患が原因でありましたが、何年も完治までには掛かりましたが、北アルプスを二十数キロの荷物を背負って縦走登山ができるようにまで完治したことは、以前このブログにも記しました。
 透析と同様、弁膜症も高度なものでは、外科手術による人工弁膜の埋め込みなどしか、治癒方法が無いと今の医療では考えられているものです。