横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

対健康戦略を持つ国家・人間に変身せよ!(その3)

2007-08-14 11:56:23 | Weblog
 私は、高齢化社会を迎えつつある今日ではなおさら、皆が皆、医療費は増えこそすれ減らすことは不可能であると、決め付けて掛かっているように感ぜられます。
 ご存知の方も多いことでしょうが、大病院の受付ロビーは一日中数多くの外来患者たちで溢れかえり(したがって、大病院での診察待ちの時間の長さは、相当忍耐を要するものとなっています)、さらにどんどん加速度をつけて患者数が増えてきていると感ぜられます。実際、日本人の病院罹患率は世界第一位であることが知られています。
 日本人の病院罹患率が高くなるその原因の一つには、健康保険制度が完備されていますので、誰でも気軽に病院にかかれるということももちろん関係しているでしょう(このような制度が完備されていること自体は、実に素晴らしいことではあります)。
 ただ、皆さんご自身や周囲の人々に、体の調子が悪い、あるいは、病気だという人が近年とみに増えているという思いを感じている方は数多くおられるのではないでしょうか?
 そして、この状態を、何かおかしい、どこか根本的な部分に誤りがあるのでは?と感じている方も数多くおられるに違い無いと私は思っています。

 今から30余年前、アメリカ合衆国は、医療費がどんどん膨れ上がって極めて巨大な額に達し、しかも、“アメリカの医学は進歩した、進歩した”と言われているにも関わらず、病人の数がますます増え続けることの矛盾が生ずる原因を究明する必要があるということに気付きました。
 アメリカ合衆国議会の良識の府である上院に、大統領候補の一人でもあったジョージ・マクガバン議員を長とした有志が集い、“栄養問題特別委員会(『栄養と人間の必要とするものに関する特別委員会〔Select Committee on Nutrition and Human Needs〕』)”を1975年に創設し、世界的規模での疫学調査・解析、また、医学界の世界的権威を同特別委員会に招聘(しょうへい)して、その研究成果を拝聴した後、討議を重ねて、足掛け3年掛けて5000ページに及ぶ結論のレポートをまとめて提出しておりますことをご存知の方もおられることでしょう。
 ご存じ無い方のために、その結論の概要を以下に記載します。

 “現代病増加の根本原因は、その食生活の誤りにある。したがって、この食生活内容を改善しない限り現代病は治瘉させえない。現代病に対しては、薬(化学薬品)は無力である”