横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

鼻呼吸と口呼吸とカゼ罹患しやすさとの密接な関わり①

2008-01-20 17:27:18 | Weblog
【コラム】 鼻呼吸と口呼吸はいったい何が違うの?(R25) - goo ニュース

 昨日、上記のようなニュースが入りました。

 鼻呼吸と口呼吸、鼻の穴より口の方が遥かに大きいのに、少しの時間でも意識して試してみれば直ぐにも分かりますが、鼻で呼吸する方が遥かに楽なのです。
 カゼなどを引いたり、あるいは花粉症の盛りの頃など、鼻が詰まるということが起こるので、口で止む無く呼吸することとなります。
 そのような際、とくに就寝時などに強く感ずることですが、鼻が詰まった状態ですと非常に眠りに入りにくいのです。そして、夜間に目覚めた時、口の中がカラカラに乾いてしまっていることに気づくのです。

 私は、カゼことに普通のカゼ(ウイルスが原因では無い、溶血性連鎖状球菌〔以後、溶連菌と略記す〕が原因のカゼのこと。詳しくは私著『医療革命』をご参照下さい)は、咽喉の奥の扁桃腺近辺での溶連菌の増殖に際して起こる扁桃腺炎が原因であると結論しております。

 カゼは、これを引きやすい人と、引きにくい人とが明らかに存在します。
 もちろん、なぜこのような差異が生ずるのかは、科学的に理路整然とした理由が存在します(免疫力の強弱の差も一つの因子ではありますが、それだけではありません)。
 私は、溶連菌の餌が増えることが普通のカゼ罹患の主要な因子であると結論しております。
 この場合の餌とは何か?
 それは痰(たん)です。痰は血液中の液体成分が肺の肺胞の血管から染み出たもので、それが気管支の内壁に生えている繊毛の運動で上に運ばれて出てきたものであり、非常に栄養に富んでいるのです。
 
 この痰が夜間仰向けに寝ている姿勢では、咽喉の奥の上咽頭部に溜まり、この部位で溶連菌がその数を大きく増やす条件が整ってしまうのです。
 口呼吸をしていますと、咽喉の奥で痰が濃縮されて溶連菌の大増殖が起こりやすいと私は判断しております。すなわち、普通のカゼに罹りやすい条件が整ってしまい易くなると考えられるのです。