横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

慢性病の主治医はご自分自身!その168

2009-11-28 16:59:03 | Weblog
 病気ことに慢性病の治療の場合には、食生活を始めとする生活環境の改革・改善が主要な手段となるべきであるはずであります。
 日々生活を続けて行く中で摂取する食物は、体の素材であり、エネルギー源あります。そしてそれは体の質を決定する最大の因子であり、その累積的な影響は将来罹患する病気の種類を決定する主要因でもあるわけです。このような事は、ほとんどの人々の常識的な判断からも、極めて妥当なものであるとご理解頂けるはずのものです。

 かつて猛威を振るっていた伝染病に於いては、その原因が病原性を持った病原菌の感染・増殖にあるということが解明され、その治療手段として抗生物質やワクチンなどの薬剤が極めて顕著な成果をもたらしました。しかし、このようにして伝染病罹患者が激減して以降、これに代わって主役に躍り出た慢性諸病は、その原因並びに発症に至るメカニズムが伝染病のそれとは当然まったく異なり、食生活を中心とする生活環境が主に関わったものであるわけです。
 それにも関わらず、治療の主要な手段を相変わらず化学物質(薬)に頼っていることは、良く考えてみるとおかしなことだと気付いて頂けるはずなのです(ただし、薬すべてが不要というわけではもちろんありません。治療手段として必要なものもあるのですが、ただ、どのような際に必要か、また、病気の原因体の持つ作用を消去する、あるいは、この作用に対抗する薬剤が適宜適切に用いられる必要があると私は考えております)。

 ご承知のとおり、現代の慢性病に対する内科医療は、薬剤の処方並びに検査が中心となっております。
 このようなものが医療の主体とされているのは、一つには慢性病の原因が医学界では未解明とされているためであります。そして何よりも、その診療に対する対価を評価するのに、例えば、何の検査を何回行ったか、何の薬をどれだけ出したかということで計算するのが最も安直かつ簡便であり、それに代わる方法・手段を見い出せていないということにあります。さらには、かなり過去にさかのぼる医療分野に於ける政治的な遣り取りの経緯の中でこのような形が選択されてきたということがあります。

 ただ、このような方法で或る程度満足行く成果が上がっていれば良いのですが、医療経費が余りに掛かり過ぎていることや、治癒成果を示す統計成績から見て、とても満足行くものであるとは判断できないと私は感じているのです。