
私の好きな言葉です。 キリスト教徒の方なら耳にした言葉でしょう。 ラテン語で「主よ、どこへいかれるのですか」。 キリストが亡くなってからローマ帝国のネロ皇帝の時代、キリスト教徒は奴隷のように扱われていました。 キリストの12人の使徒のひとりぺトロ(キリストを捕まえに来た役人に三度キリストを知らないと言った人)も迫害のローマを棄てて夜中に街道を歩いていました。 すると太陽が登りはじめ、まぶしい光がさしてきました。 その中にキリストの姿を見つけ、思わず膝を屈したのです。 ぺトロは「クオ・ヴァディス・ドミネ(主よ、どこへいかれるのですか)」と尋ねるのです。 (ヨハネ福音書第16章) するとキリストは「あなたがわたしの羊たちを見捨てるのなら、私はローマへ行き、もう一度十字架にかかろう。」 その声によってぺトロはふたたびローマに引き返し、逆さ十字架で自らも殉教したのです。 これがきっかけでヨーロッパ、世界中にキリスト教が広がり暴君ネロはじさつするのです。 「クオ・ヴァディス・○○」 あなたはどこへ行くのですか?と問います。 答えはあなた自身が決めるのです。 勇気ある決断ですね。 神の導きがありますように。 写真は バチカン市国にあるカトリック教の総本山のサン・ピエトロ大聖堂にあるぺトロの遺骨です。 アーメン
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