昨日は老人健診のため皆さんを車に乗せて
病院までピストン輸送をしていました。
その中に生まれつき
全盲のお年寄りがいます。
とても明るくて、よく
とんちクイズを出して
くるおじいさんです。
できないで苦しんでいると、
ニコニコ笑うのです。
最近は回答してしまうので面白くないみたいです。
そのおじいさんが、
僕の名前を呼んで
運転よろしく
お願いいたします。
というのです。
どうして、分かるのと
聞いたら、
歩く音
だって。
人の歩く音で誰がそばに
来たか分かるんだって。
驚きました。
いつもニコニコして
前向きに生きている方です。
「あはは、お分かりかな。
天上界や人間界にいる
すべての人が
みな丸くて清らかな
仏心というものを
自分自身に持って
いることに気づいて
いるのかいないのか」
(良寛)
「みな丸くて清らかな
仏心」とは
前向きな態度をつづけられる人は、
その宝珠を持っている。
そのことを自覚しているのかいないのかと
述べています。
どんな状況下にあっても
誰もが自分に
持っている
前向きな姿勢を
心がければ
道は開けると説いた
言葉です。
この生まれつきの
ハンディを乗り越えて
周りの人に気配りする
このおじいさんの
言葉のように
聴こえて来ました。
今日は仲間のシニアで
富士山のふもとに
行きます。
前向きな魂を
自覚してくる旅に
したいものです。
合掌