生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

好きなもの

2017-05-09 04:15:20 | 日々の暮らし
恥ずかしい夢から覚めた。

内のグループ会社が、高級ホテルのレストランを貸し切った。


仕事で遅れて来た私は

ウロウロしていた。

テーブルは空いていないから、どこかの

グループの席に着かなくてはならない。

偉いさん達に声かけられたが、

嫌だと、違う方向に
歩いた。

コックさん達が料理を作っていた。

「好きなものを」

注文して下さい。


と言われ、

ステーキとおそば

と言ってしまった。


出て来たのが、


おそばの中に厚い

ステーキが一枚沈んでいた。

まさか?

恥ずかしくてテーブルに持っていけない。

そっと、戻して帰って来たのでした。

欲をかくと

このように思わぬ事が

起こるとの教えか?

それにお寿司と言ったら、

おそばの中に、ステーキとお寿司が沈んでいたのか?

参ったな!


読みかけの枕草子を読み出した。


清少納言は何が

好きなのかな?


「私の好きなもの」

・降るものでは
雪と霰(あられ)。

板葺(いたぶ)き屋根に音たてて降るのが魅力的。


・雨では時雨(しぐれ)に心ひかれる。

・お日さまは夕日がよい。

山の彼方(かなた)にすっかり沈んでしまったあとも、


残光が空一面を赤く彩って金色の横雲が薄くたなびき、

稜線(りょうせん)が

くっきりと黒く見える

ひとときに勝るものは

ない。


・月は有明のほっそりとした姿で、

東の山ぎわにかかるの

が一段と哀れ深い。

・星は牡牛座にある

昴(すばる)星が好き。

天の川の彦星。

明けの明星、宵の明星

の金星も鮮麗である。

名前が面白いのは、

夜這(よばい)い星と

呼ばれる流星が好きだ

が、不吉な尾をひかな

ければなおよい。


・食べ物は

削り氷(ひ)に

あまづら(つたの樹液)が好き。

かき氷に砂糖水をかけ

たようなもので

平安時代、日本人で

最初にかき氷を


食べた人として

記録されている。



清少納言は


好きなものが

上品なんだなと


さらに恥ずかしく

なりました。



今日の気づきに


ならないね。






合掌




コメント
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