年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

うなぎ

2011-07-26 00:00:00 | Weblog
 今の時期食べたいものは、ナツバテに効くうなぎ。お店屋さんの前を通る時の匂いに毎度挌闘しなければならない。食べればいいものの、ジツハ医者から食べてはいけないものの筆頭にいつもうなぎやイカなどがあげられる。しかし、土用の日くらいは・・と思ったりするも、ヘンな店に行けば着席してからものの2~3分で運んでくるところがあるけれど、それらのお店は、輸入物を焼いて冷凍して保存しておいたうなぎをチンして出してくるのだろう、だからうまくない。そのようなお店を数多く経験している。しかし、お店の前で活きたうなぎをまな板の上で串を打ちさばき、そして炭火で焼いているお店屋さんならば、入ろうかどうしようかと迷ってしまう。かといってスーパーの鮮魚コーナーにサランラップで包まれた細長いトレーに乗っかっている1000円前後の輸入うなぎは固そうで、ついつい見るだけに終わる。
 友人Tから電話あり。いつも外回りをしているT君は、夏ばて対策にうなぎをよく食べているんだと、電話口で話している。私にとってうなぎはあまりよくない食材であると知っているT君は優しく言った。おまえさんの身体には、うなぎはよくないけれど、アナゴならいいんとちゃうか?・・・あ~そうだ、アナゴがあるよ,アナゴが・・なんだか切れていた蛍光灯が突然スイッチの紐を引っ張ること5回で電気がついた喜びのような感覚。そういえば、広島時代、若い社員と一緒に、外で研修会をやる、などと称して5~6人連れて宮島のアナゴ飯を食べに行ったことを思い出した。仕事上の数字ばかり追っかけ、肉体的かつ精神的に疲れ果てていた夏の盛りに内緒で、研修会ではなく今の時期うなぎではなくアナゴを美味しく頂いたのだ。会議目的で経費を使い、食べることだけの会議である。
 で、今夜の3人分のわが家の晩ご飯は、アナゴに決定。美味しくないだろうと思われるけれど、そこは調理人の腕次第、スーパーのトレーに乗っかったアナゴを購入。昔、NHK料理番組で教わった、うなぎの上手な食べ方として、スーパーで買ったうなぎは、サランラップの片隅に穴を開け、大さじ1杯分の水を入れて電子レンジでチンすればホックリホッコリ柔らかくなってお店やさんで食べるものと遜色ない、というもの。コレをアナゴにも応用する。同じように少量の水を入れてチンしてアツアツを小さき切り刻みご飯に乗っけてアナゴ飯、家族が帰るまでに、と(帰るのは妻が9時前か、4男は12時前か)栗かぼちゃホックリするように煮て、魚のエイを煮て、野菜関係はレタスと細糸のように切った新ショウガの、オリーブオイルと胡椒とタカノツメとニンニクの小片と塩のドレッシングで何やらわからないけれど私風サラダ。汁物関係は、アサリの味噌汁、これで完璧な晩ご飯完成。誰も帰ってこない我が家で一人食す。ナンジャイコレは、アナゴが生臭いではないか、アナゴの命は香ばしさではなかったのか、香ばしさなし、ナンジャイコレは、アナゴのうなぎ風ではないか・・・想像していたよりも美味くない・・・でも、かぼちゃは美味しかった、エイの胆も美味しかった、アサリの味噌汁も美味しかった、レタスも美味しかった、ことを考えるとアナゴが不味くとも5分の4がいいので、今夜も合格である。ジャンジャン。