年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

相談者

2008-07-31 00:00:00 | Weblog
 月末になると求人紹介もさることながら、目立つのは切りのいい月初からの就職届である。1日から就職します、の報告。(この届出は受給中の雇用保険との関係で義務付けされている)本人も落ち着いた顔をしてカウンターの椅子に座る。中高年者はニコニコ顔をする人もいるけれど、先日までの不安感・焦燥感⇒安堵感の落ち着いた顔つきに変わっている。しかし本日来所者の少なくなった気だるい昼下がり、私の前に座ったご婦人は、ちょっと様子が異なった。うかぬ顔をしている。所定の事務手続きを終えた後職業柄、仕事に就いてもまたご相談があればいらして下さいと話すと、今までの沈黙を破り、こうつぶやいた。これでは生活がやっていけないんです。で、どうかされましたか、と聞くと大学生の娘と二人で生活していて、再来年には娘は私を離れて就職していくだろうし、(60前の)私は1人になって年金も少なく明日から仕事に就いても将来どうしようかと考えると夜もあまり眠れなく・・・このような相談は珍しくとも何ともない相談になっている。自分は生活相談員ではない、あくまでも就職活動に向けてのサポート、定着等キャリア形成が中心である、しかし仕事をすることにおいては、心のありようとセットになっている。就職することでどのようにリセットするのか、したいのだろうか、とお話を聴くことになる。パニック障害と診断されているご婦人に、先日発表された国民の寿命についておはなしをした。女性の平均寿命が86歳として、今後30年のバックグランドが用意されておりますのでワークライフバランスを考えながらデザインしてみてはいかがでしょうかと。当県は求職者の就職率が全国の中でも低い方の位置に属している。毎日のごとく就職率を上げなさいと回覧文が回ってくる。今の所、その処方箋は求職者が自己検索機のPCから選択した求人票の事業所に対して数多く紹介状を持たせて面接試験に向かわせることしかないらしい。だから私の今回のようにお1人に対し時間を割いて求職者の話を聞くと、たかだか1時間足らずであるが、白い目で見られるみたい。自分はハローワークを生産加工工場としてみることが出来ないのだが・・・(重い相談は別途予約の相談コーナーがある、と位置付けている)

冷泉貴実子

2008-07-30 00:00:00 | Weblog
 京都冷泉家25代当主の奥様、冷泉貴実子さんの話を聞く。和歌に詠まれた四季と年中行事のお話。古今和歌集、新古今和歌集の歌などから四季に応じた20首を選びそれらの歌の背景にある、おりなす自然と人とのかかわりを楽しく拝聴。今日あたりにふさわしい歌は、風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなりけり 藤原敏行(古今)。先週宮総代の役員さんが自宅にやってきて夏越のお札を持ってこられた。毎年の行事ごとであったけれども自分はその意味を知らなかった。やっと理解が出来た。夏越祓いは1200年ほど前はこの暑い夏になると病原菌やら虫やらによりバッタバッタと病気で亡くなる人が多かった、そのお祓いの意味であったか。そして、日本語は1200年まえの言葉が現代にも通じる、このことが大変意味がある、黄河文明、メソポタミア文明など昔からある地域で書かれた言葉は現代には意味がわからないが、日本語だけは昔も今も通じる、このことが日本語が世界にも秀でている証拠である・・・などと話されていた。また、今詠まれている歌は、私とあなたとは違う、私のことを言いなさい、対して1200年ほど前に冷泉家で詠まれている歌は、私とあなたとはいっしょ・・・とこのように変わってきた、そして冷泉家の庭には、花木の原種があるそうだ、フジバカマなど今とは違う形があり、原種を改良してしまって、昔の楚楚とした感じがなくなっている、などと話していられた。
 帰り道商店街をと歩けば夏恒例の小学生の俳句がアーケードにたくさんつるされておった。写真の句は私も経験あり。

ダブルブッキング

2008-07-29 00:00:00 | Weblog
 今日がECC5期生の近況報告会があり、また五輪前アンダー23の対アルゼンチン戦がある。明日は職場の暑気払いがあり、夕学講座があり、興味のある冷泉家の話を聞く機会がある。1度に行事が重なってしまった。どうしよう、と迷った。ところが朦朧としている暑さの中勘違いをしておった。職場の暑気払いが今日の夕方であったことを聞かされた。これは困った、両方出席することも出来ず結局暑気払いをキャンセルさせてもらった。毎日同じ顔を見ているので、職場の暑気払いをキャンセルし久しぶりに会う5期生の顔を見たかった。で、ECC5期生が6人集まっての話、皆さん精力的に活動していられる様子に私も停滞することなく前進をせねば、とあらためて思わさせられた。1人は能力開発における営業を、お2人は職業訓練の方を、お1人は新入学生確保のために県外を走り回り、またお1人は行政が作った温泉施設を3セクにて経営するものでなくより厳しい請負形式での経営法を選択した方の話など、結構盛り上がった話に、お腹もいっぱいになった。
 夜10時過ぎに3男が帰宅す、注文していた車を取りに帰ったようだ。学生から社会人になった顔付きをしておった。いつも通う通勤道、住居の壁にマスカットが熟れていた。

Tとお茶を

2008-07-28 23:14:14 | Weblog
 この3月まで市内大規模小学校の校長をしていたT君が第2の職場を得てそろそろ落ち着く頃だろうと思い、近況の様子を伺うことにした。二人とも同じ生活習慣病を抱えているだけに暴飲暴食コースを選ぶことなく市駅前UCCコーヒーにて90分間情報交換の時間とする。T君は今だとオタクに入るだろうか、テレビ出演や新聞にも時々登場して鉱石ラジオの製作など、文科省の予算を使い国内はおろか海外まで出向き小学生達に教えている。校長を辞めた今もますます教育熱に拍車がかかり夏が過ぎれば韓国・サンチェンから100万ウォン2日間の契約で来て欲しいといわれているがどうしようか、などと言っていた。

炎天下

2008-07-27 00:00:00 | Weblog
 焼け付く日が続いているにもかかわらず高校生の子供が8時半現地集合に間に合いそうにないから連れて行ってくれという。市内の西にある高校グランドまで友達と一緒に車に乗せていってくれとのこと。朝からこんなにも暑いのにサッカーの試合があるとか。じっとしているだけでも辛いのに焼け付くグランドで走り回るとは、やっぱり若さと日ごろの訓練の賜物か、子供は平気な顔をしている。車中で、現役でのサッカー生活もあと11ヶ月しかなくなったね、と私が聞くと、そうやなぁと返事がきた。レギュラーを取れない今があまり面白くなさそう。そして、中学生の時は上級生を追いやってレギュラーに入っていたけれど、今下級生に追い抜かれると数年前の当時の上級生の気持ちがよくわかる・・・などとつぶやいておった。帰り道道路の前方に大きな積乱雲がムクムク上がっていた。

夕立

2008-07-26 00:00:00 | Weblog
 先週会う予定であったにもかかわらずすっぽかしてしまったHさんと10時にコムズで会うことにした。先週ゲーセンに面接に行った様子を聞きたかったからである。結果は不採用であった。ニートに属するHさんが就労を得る機会を伺っているにもかかわらず仕事を得る機会がないのはどうしてなのかを私と二人で考えている。数多く失敗してもらってその教訓から是正していこうと私は見立ている。型どおりに厳しく追い込む指導方法ももちろんあるけれど一昨年短大を卒業しそのまま家に閉じこもっているHさんは、自分の置かれている環境がやさしい場所に長年馴染んでいるだけに厳しく追い込むより自分自身が気づき変わっていく方策を選択するほうが良いと判断している。だから時間がかかる。私も長期戦の覚悟。で、先日のゲーセン雑用係りのアルバイト面接の様子を聞くと緊張してうまく話すことが出来なかったとか。自己紹介から始まって質問の内容は、どうしてここでバイトをしようと思ったのか、とか趣味の話やら、通勤方法はどうするかとかいつから働けるとかを聞かれたが声が小さくなり目を見て話すことがことが出来なかった、と言った。そこで、彼女の問題点を上げてもらうことにした。顔の表情、目線を直したい、声が小さくならないようにしたい。それをどうするか、と聞くと鏡に向かって1日3分相手と話す時の自分の顔の表情をチェックしますと言った。私の前で時々欠伸をしながら22歳の彼女は、続けて今度は掃除の仕事を探します、と言った。自分がなぜ採用されないのか、あまり深く考えることが出来ないのが現状である。自分の方向性や能力や興味など気づくことなく今自分が出来る仕事を探している。
 公民館行事のポスターを町内に貼っている夕方、突然空が曇り始めたと思うとやがて雨が降ってきた。そして雨脚が強くなったころは頭から足先まで水浸し。でもこの雨のおかげで涼しくなった。雨が降る前に蜘蛛を見つけた。この蜘蛛は2匹で戦わすためによく遊んだジョロウグモ。

生きるコント

2008-07-24 00:00:00 | Weblog
 近頃家族の会話らしい会話は朝食時の10数分のみ。3人が固まって話す時間が取れないのか取っていないのか。高校生の子供は朝の補習授業・部活を終えると帰り道に代ゼミが行われている塾へ行き帰宅は8~9時、私が7時、妻が10時過ぎの帰宅だからなかなか話し合う時間がない。で今朝の話題は偽装問題について。真実とか、誠実とか、生真面目等よりもウソをついてでもとか、ごまかしてでもとか、あるいは1番になることの方がとか、世に出ることの方が重要である、大切であるなどと今自分達は思っているのではないか、と提言すれば、二人から反論あり。1人は点数をごまかしたところで後々しんどい、もう1人はうそをついてまで人より抜きん出ようとはサラサラ思わない、と返ってきた。しかし現代の潮流として、抜きん出る事、儲けること、市井の人より有名になることが大切である、そのような思いが底にながれているのではないか、自分にとっての正義とは生きる上での大切さの順位はどこに位置するのかなどと1人しゃべっているうちに、下の子は、オクレル~、イッテキマ~スの声が玄関よりあり。
 先日3男が帰宅した折持ち帰り、オモシロイヨといって渡してくれた大宮エリーの生きるコントの本は、ありふれた日常生活をあたかも非日常生活的に書かれているのが面白く読みふけっている。
 写真は糸トンボ、見えるか。

Sさんと

2008-07-23 00:00:00 | Weblog
 先日電車に乗る前に廣島のSさんにバッタリ会った際、ちょっと飲みに行こうかと話がまとまった。今日は夕学講座があったけれど、あまり気が進まなくお勉強コースからはずれてSさんとの居酒屋コースを選んだ。生真面目誠実実直さが身体全体を覆っているように見えるSさんも単身生活3年目になると孤独感にさいなまれているのか、ストレス解消策Sさんバンを教えてくれた。残念かなこのブログには書くことが出来ないような内容であった。仕事上のストレスは具体的には人間関係上のストレスによって、また家族を遠くにおいての単身生活は家族それ自体が思うようにならず、たまに自宅に帰っても新たなストレスを持ち帰る・・・そのような話を聞きながら、自分自身の数年前とダブらせていた。それにしても健康管理では朝は果物だけが1番良いらしい。理由は人は木の実や果物を採集して食生活をしていたのだから、とか。
 本日は矯正施設側との連絡協議会がある。場所は法務局内。いつもの顔ぶれでの協議会。今回始めて民放のテレビカメラが入り若いカメラマンがアシスタント二人とともに無言で取材をしていた。
 山辺の小道で見つけたアケビを撮る。

遠き山に日は落ちて

2008-07-22 00:00:00 | Weblog
 ドボルザークの新世界より、この歌はキャンプのファイヤーストームでの定番。私の小中学校時代は、土曜会と言う名の子供会があり夏休みに入るとすぐに近くの山にテントを持って2泊3日のキャンプがあった。2~30人くらいいただろうと思う。小学3年生から中学3年生まで、もちろん保護者はいなかった。上級生の指導によってそれぞれが体力に合わせて仕事を割り振られていた。テント係や水汲み係、飯盒でご飯を炊く担当、カレーを作る係、全て子供達でまかなっていた。夜はキャンプファイヤー、真中に大きく井桁に丸太を積み重ね火をつけ最初に唄ったのが、遠き山に日は落ちて。ボーイスカウトになるとその演出は、野外活動施設が充実されている場所だけに簡単にファイヤースト-ムを行うことが出来た。誓いの言葉を代表の4人が言った後に唄う歌は、遠き山に日は落ちて。仕掛けは、指導者であり保護者がすべて担当した。で、歌の中にある、きょうのわざをなしおえて~のわざについてなぜかいつも引っかかっている。今もって、今日の業をなし終えたか、とひっかかっている。写真はサマ-キャンドル咲く。

休日

2008-07-21 22:07:29 | Weblog
 先日Sさんと散歩の途中、ふと茗荷を採りにいこうと話がまとまった。茗荷の白い花が咲く前に行くほうが良いのではないか、昨年も一昨年も白い花が咲いていた経験から今年は早めに行くことにした。で、今朝家人の出て行った部屋でぽつんと1人テレビをつけると○○○浅漬けの素のCMが流れていて画面にうまそうなきゅうりとなすびと茗荷の漬物の絵が写った。これは行かねばならない、すぐさまSさんに連絡し、暑いけれど山の小道は涼しいから茗荷を採りに今から行こうよ、と誘った。10時の太陽は既に強烈ではあるがSさんご夫婦と3人で毎年行っている場所へ行った。谷間の小道脇に自生している茗荷は花が咲く前であったから見つけにくいにもかかわらず1人で袋いっぱい採ることが出来た。茗荷は食べ過ぎるとバカになると言われる。なにか理由があるのかもしれない。朝のCM通りに作って晩ご飯時に食べることが出来た、ウウウウうまい、京都の友人宅で食べさせて頂いたおいしい茗荷のお漬物を思い出した。汗だくになりシャワーを浴びて高校野球を見れば妻の母校が負けていた。今年は甲子園出場のための寄付金の振込み用紙はこないだろう。