行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヘクソカズラにチヤバネセセリ

2019-09-30 20:00:48 | 花に虫
ヘクソカズラ(屁糞葛)、
少し残念な名がつけられていますが
よく見ると、けっこう見どころを感る雑草の花です。


アカネ科ヘクソカズラ属の蔓性の多年草、
葉や茎に悪臭があることから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名があります。
花は7月ごろから9月まで見られます。


そのヘクソカズラの花を背景を黒くして、
きれいに写して見ました。
「屁屎葛も花盛り」という諺があり、
「鬼も十八番茶も出花」とほぼ同じ意味とのこと。 
名があまりにもかわいそうということでしょうか、
別名にはヤイトバナ、サオトメバナという可憐な名があります。


そのヘクソカズラの花にチャバネセセリが数頭、
吸蜜していました。
茶色いセセリチョウ、
イチモンジセセリに似ますが、
後翅の白紋が小さく点のようです。


草地や公園などの開けた場所にいることが多く、
よく花で吸蜜しているチャバネセセリです。


翅を広げているチャバネセセリ、
あまり見ない姿です。


ケイトウの花に吸蜜するチャバネセセリ、
イチモンジセセリほどではありませんが、
夏の終わりから秋にかけて個体数が増えます。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アシタバとキアゲハ

2019-09-29 20:00:01 | 花と虫
セリ科アシタバに花が咲き、
そして、葉にはキアゲハの幼虫がいました。


散歩の道ばたに、
どこから種か来たのか、
アシタバが生え、花をつけていました。


生命力が強く、
今日摘んでも明日葉が出てくるのでアシタバ(明日葉)。
セリ科シシウド属の植物です。
日本原産、房総半島から伊豆諸島に自生し、
葉と茎、特に若葉は食用にされ、伊豆諸島では野菜として常用されています。


そのアシタバの茎にキアゲハの幼虫を見つけました。
オレンジ色も見えはじめ、3~4齢期のようです。


アシタバの膨らんだ葉柄の中にやはりキアゲハの幼虫、
美しい色合いの終齢(5齢)幼虫です。


キアゲハの新鮮な成虫がケイトウの花に吸蜜。


赤いニチニチソウの花にもキアゲハ。
ナミアゲハに似ますが黄色がより鮮やかなキアゲハです。
9月になり、その姿をよく見るようになりました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠くの花火

2019-09-28 20:00:45 | 風景
9月7日、
稲城の駅から自宅まで歩きながら、
調布の花火、遠景の花火を写してみました。


花火の音を背中にしながら歩いていると、
住宅街から、子供たちの歓声が聞こえてきます。
前が開けた見晴らしのよい場所に
たくさんの人が集まって、花火を楽しんでいました。


この日は3~4km先の多摩川で
「調布の花火」が行われているようです。
その花火を標準ズーム、手持ちで写して見ることにします。


三脚を使い、SSを数秒にできれば、
感度をあげることなく、絞りも絞れるのですが、
MモードにしてSSは1/10秒、絞りF8、感度は6400。
ブレていますが、紅い菊花が撮れました。


少し移動して、
歩道橋から、山の向こうの花火を。
花火の下の山が遠くの花火とわからせてくれます。


これも山の向こうに上がる菊花花火、
花火が蜜集したときにシャッター、
そして、近くに写した風にトリミング処理を多くかけました。


白い光で山のシルエット、煙がはっきり写り、
赤色もあり、いい感じになりました。
遠くの花火感が出ています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオセイボウとスズバチ

2019-09-27 20:00:44 | 昆虫
ケイトウの花にオオセイボウを見つけました。
全身が金属光沢の青緑色に輝く、美しい蜂です。


花壇のケイトウの花をふと眺めると、
美しく輝く、青色の蜂が吸蜜をしていました。
ケイトウの紅色と鮮やか、派手な取り合わせ、
オオセイボウのようです。
写真が撮れるほど近くで観察するのははじめてです。


オオセイボウ、
腹部は卵形に膨らみ、金属光沢の青紫色と緑色、
頭部より、美しい色合に見えます。


ルリモンハナバチより少し大きいめですが
花をいそがしく動き回るオオセイボウ、
なかなか、ピタピンの絵が撮れません。
そうこうしているうちにどこかへ飛んで行ってしまいました。


畑の隅に雑草化したフウセンカズラにドロバチ科スズバチが吸蜜。
実はオオセイボウ、自ら巣をつくることなく、
このスズバチやトックリバチなど、ドロバチの巣に卵を産み付けます。
幼虫はドロバチの集めた餌で成長します。
この寄生の方法を労働寄生というそうです。


フウセンカズラ、
小さな花ですが、けっこうきれいなので
望遠マクロを取り出し、写して見ました。


フウセンカズラはムクロジ科のつる性一年草。
花を観賞するためより、
風船状の果実を観て楽しむために栽培されるようです。
なるほど、果実も風情のある美しい姿です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マクロレンズでルリモンハナバチ

2019-09-26 20:00:21 | 花と虫
9月5日、
公園の花壇で再び幸せのブルービー、
ルリモンハナバチを写しました。
今回は望遠マクロでの撮影です。


今回もキバナコスモスの花に来ていました。
ルリモンハナバチはこの花がお好みのようです。


黄色の花にもとまりました。
吸蜜をしながら、花から花へとせわしく移動するルリモンハナバチですが
一株にたくさんの花がつくキバナコスモスは、
蜂が株を移動することが少ないので、
写真が撮りやすいことに気が付きました。


黒紺色の地に薄い青色の縞模様が美しいルリモンハナバチ、
実は、この薄い青色は毛の色です。
びっしりと生えた淡青色の毛が縞模様をつくっています。


レンズに手振れ補正がなく、また腕も悪く、
ルリモンの顔にピタピンではなく、少し見ずらいのですが
左右の大きな複眼に加えて、頭頂部に小さな単眼が3つ見られます。


蜂の仲間はほぼそうですが
複眼は大きく、顔全体を覆うほどに見えます。


普段は隠していますが、
蜜を吸う時は口吻が長く伸びます。
思ってた以上に長く伸び、
触覚と同じぐらいの長さに見えます。


ルリモンハナバチ、
実は労働寄生をする蜂です。
自らは巣をつくることなく、
コシブトハナバチの巣に忍び込み卵を産み、
幼虫はその巣の花粉を搾取して育ち、8~9月、姿を現します。
搾取して生きる、こう聞くと、「幸せを呼ぶ美しい蜂」もイメージが少し悪くなります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

翅を広げたルリシジミとヤマトシジミ

2019-09-25 20:00:02 | 昆虫
9月の初旬、
新鮮なルリシジミとヤマトシジミが翅を広げていました。
年何回か発生する普通種のこの2種、
8月下旬から9月初旬にも新しい個体が発生するようです。


久しぶりにレンズを向けたルリシジミ、
青色の翅表がちらっと覗いているので雄、
新鮮な個体です。


なかなか翅を広げることのないルリシジミですが
しばらくすると翅を広げてくれました。


春に発生するルリシジミに比べると
翅表の瑠璃色、青色が淡いように感じます。


ルリシジミ♂の翅を広げたところを写したので
ヤマトシジミ♂を探して見ました。
この時期よく見る極めて普通種のシジミチョウです。


花壇の紅いニチニチソウに
ヤマトシジミ♂がとまり、翅を広げていました。


背景にぼけたニチニチソウの紅色が
ヤマトシジミを豪華に感じさせてくれます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初秋の草の花(昭和記念公園)

2019-09-24 20:00:31 | 花,植物
9月7日の昭和記念公園、
こもれびの丘を歩いて、
初秋の草の花を写しました。


シソ科カリガネソウ(雁金草)
山地の湿った林の中や林の縁に生息する多年草、
花の形状が雁に似ているからこの名とのことですが、
ホカケソウ(帆掛草)の名もあります。
こもれびの丘の林に群生していました。


ミカン科マツカゼソウ(松風草)。
涼し気な初秋を感じさせる名です。
夏から秋まで花をつける多年草。


キク科シオン属シラヤマギク。
山地の草原や道ばたなどによく見られる野菊の一つ。
花期は8月から10月で、
花は舌状花と中心部の筒状花からなるが、
舌状花の数が少なく、間が透けて見えるのが特徴です。


ナデシコ科センノウ属フシグロセンノウ。
本州の太平洋側の温暖な地帯に分布する日本特産の多年草、
林床や樹陰に自生します。
花期は7~10月、花色は朱色と野草では珍しい色、
盛りは過ぎているようで、
花が少しくたびれているのが残念ですがはじめて見る花です。


オミナエシ科オトコエシ(男郎花)。
日当たりの良い草地や林の中に生息する多年草、
花色は白、花期は8~10月。
自生のオミナエシ(女郎花)はほとんど見られなくなりましたが
このオトコエシはよく見ます。


水鳥の池の湿地でラン科サギソウ(鷺草)。
湿地性の多年草です。
花期は7~8月とあるので、
咲き残った花、適期のものと比べて、
白さ、美しさに少し欠けるように思います。


ミゾカクシ。
キキョウ科ミゾカクシ属の湿地に生える小型の多年草です。
花期は7~10月、
花は白から淡い紅色で径1cmほどの唇形、上二弁と下三弁に分かれます。
別名はアゼムシロ、
溝が隠れて見えなくなるほど、
あるいは畦にむしろを敷いたように群落を形成します。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レモンイエローのキバナコスモス

2019-09-23 20:00:42 | 花,植物
ニュースで知り、
昭和記念公園にレモンイエローの
キバナコスモスを写しに行きました(9/7)。


原っぱの東側、
レモンイエローに染まった花畑、
熱心に写真を撮る人が多く見られました。


黄色の花に黄色の歓声が
あちらこちらから聞こえてきました。


若干のマイナス補正で、背景を黒く。


レモンイエローの花、
プラス補正にしたほうが鮮やかに感じます。


望遠レンズに換えて、ぼかしを。


ヒメアカタテハ、
珍しい蝶ではありませんがコスモスが引き立ててくれます。


丈の高いコスモス、
そして柵の外からの撮影、
画面全体を黄色で埋めたかったのですが脚立でもないと難しい、
少しトリミングをかけました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青空と白い雲、初秋の昭和記念公園

2019-09-22 20:00:19 | 花と小鳥
9月7日、
久しぶりに青空が広がった真夏日でした。
ふと思い立って、カメラを抱えて昭和記念公園に行って見ました。


駅から歩く距離の少ない西立川口へ。
もみじ橋を渡るとすぐ、青空と真っ白な雲を背景に
パンパスグラスの穂が輝いていました。
手前の畑には、例年色とりどりのケイトウが鮮やかなのですが
今年は虫害で、残念な状態でした。


コスモス畑のコスモスはまだでしたが、
道の片隅にポツンとピンクのコスモスが風に揺れていました。


遠景から人を小さく入れて大木のある公園風景。


東京ドーム2個分は裕にあるという「みんなの原っぱ」、
シンボリツリーのケヤキの大木の下には何人もの人が暑さを避けていました。、
この日の東京は残暑厳しい真夏日でした。


広い公園、
何台かのパークトレインが公園を周遊します。
木々の中を走るパークトレインも公園景色の一つです。


「みんなの原っぱ」にはケヤキと
ヒマラヤスギの大木があります。
その奥に青い囲いの中にレモンイエローのキバナコスモス畑、
このキバナコスモスが目的の一つです。


そのキバナコスモスと青い空に白い雲。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イボクサ、ツリフネソウ

2019-09-21 20:00:39 | 花,植物
谷戸の田んぼ横の湿地に
ツリフネソウの今年の初花を見つけました。
そして、田んぼの畔にはイボクサの紅色の可愛い花が咲いていました(9/13)。


ツリフネソウ科ツリフネソウ。
この時期になると開花が待ち遠しい湿地の美しい花です。
今年も群生し、青い蕾ができはじめた中、
少し離れたところにあったこの個体だけ、
早くも花をつけていました。
この谷戸の一番花です。


ツリフネソウ、
山地では花が早く 8月頃から。
低地では 9月~10月、これからが次々に花が咲きだします。
距が長く筒状になっていて、
花が帆掛け船を釣り下げたような形をしているところから釣舟草です。


稲に実が入り始めた田んぼの畔に
きれいな紅色の小さな花が咲いていました。
ツユクサ科イボクサです。


湿地に生える一年生のいわゆる雑草です。
葉そして3弁の花からもツユクサの仲間とわかります。


ツリフネソウ科キツリフネ。
距が長く筒状、ツリフネソウに似ていて、
花が黄色なのでキツリフネ(黄釣舟)の名です。
(9/29/、長池公園にて)


低山から山地にかけての、
水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生、
ツリフネソウの分布域と類似しますが、
キツリフネの方が開花が早いようです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする