行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

額紫陽花(ガクアジサイ)

2016-06-30 20:00:55 | 花,植物
花の周囲を装飾花が額縁のように囲むので
額紫陽花(ガクアジサイ)、額の花とも呼ばれます。


中心部にある小さなたくさんの花が本花(両性花)、
その周辺部にある花のように見えるのが装飾花です。
この装飾花の状態が額縁のように見えるということで額紫陽花です。


ピンク色の装飾花に青いたくさんの本花を
横から眺めて見ました。
美しい彩です。
このたくさんの本花序をすべて装飾花とし、
球形(手毬状)に改良したものがアジサイです。


花開いた本花をさらに大きく写して見ました。
一つ一つの花に10本ほどの雄蕊と
花柱が2,3本あるようです。


装飾花の中心にも本花と同じような花が咲いていました。


開きはじめた花にホソヒラタアブがやってきました。
いろいろな花にホバリングしながら吸蜜します。


ここにもホソヒラタアブ、
この花、蕾がピンク色です。


この青い花、装飾花がたくさんあり、
そして本花もあります。
アジサイとガクアジサイの中間種のように見えます。
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ネムノキの花、リョウブの花

2016-06-29 20:00:38 | 花,植物
ネムノキとリョウブ、
Wordで変換すると合歓の木と令法、
なかなか読めない漢字がすぐに出てきました。
日本人に古くから親しまれている樹木、
山野に自生しますが、
庭木や公園木としてもよく利用されます。
両者とも6~7月に花をつけます。


マメ科ネムノキ、
紅色のよく目立つ花です。
葉は美しい形の羽状複葉、
夜になるとこの葉が閉じて垂れ下がり、
眠っているように見えるのが名の由来。


紅白のたくさんの糸が集まったような花です。
一つの花のように見えるのは、
実は10~20個の小花の集合体、
たくさんの糸はそれらの花の雄蕊だそうです。


咲きはじめのネムノキの花、
小花が集まり一つの花を形成し、
糸がそれぞれの花の雄蕊であることがわかります。


公園のネムノキ。
花が咲くとネムノキだとすぐわかります。


リョウブ科リョウブ。
6月下旬、ネムノキと時をほぼ同じくして、
白い花が咲き始めていました。


枝先から総状花序を伸ばし、
白い小さな花を多数つけます。
花時は濃い緑の葉がより美しく感じます。


もともと花を楽しむ木ではないようですが
真っ白な花でありながら、
雄蕊の先が褐色、
花が傷んでいるように見えるのが個人的には気になります。

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ネジバナとハグロソウ

2016-06-28 20:00:43 | 花,植物
6月の野に見つけた小さなピンク色の花を
マクロレンズで写してみました。、


ネジバナ(捩花)、
モジズリ(綟摺)とも呼ばれます。


ラン科ネジバナ属の多年草、
芝地、背の低い草地など
日当たりがよければ普通に見られる草の花、
これでも野生蘭の一つなのです。


花が茎の周りに螺旋状に捩じれるのでネジバナ、
並んで出てきた2本のネジバナ、
片方が右巻きと片方が左巻きです。
右巻きと左巻き、ほぼ同じ確率で出現するようです。


キツネノマゴ科ハグロソウ。
花びらが2枚、可愛らしくそして珍しい花です。
ネジバナと違って、
こちらはやや湿った林縁などの半日陰に生育します。


同科のキツネノマゴと同じ頃、
夏の終わりから秋の初めの花と思っていましたが
林縁の山道に早くも花を見つけました。
早いものは6月下旬から咲くようです。


2枚の花びらに挟まれて
これもおもしろい形の蕊が見られます。
そしてその花びらの内側には赤褐色の斑紋があります。
これを「お歯黒」に例えてハグロソウ、
また、葉が暗い緑色をしているのでハグロソウ、
これらが名前の由来といわれています。

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クサレダマ、オカトラノオ、チダケサシ

2016-06-27 20:00:08 | 花,植物
多摩ニュータウン八王子地区にある長池公園、
多摩丘陵の里山が開発当時のまま保存維持され、
湿地も残されている自然公園です。
近くにショピングに行ったついでに寄って見ました(6/22)。


その湿地に黄色のきれいな花を見つけました。
クサレダマ、
サクラソウ科オカトラオ属の多年草、
名の響きがあまりよくありませんが
「腐れ玉」ではなく「草連玉」です。


高原の湿地など、
湿り気のある草地に6月~7月、花を開きます。
多摩丘陵での自生地は少ないとのこと、
葉の形もきれいです。


オカトラノオ、
クサレダマが同科同属であると知り、
一緒に掲載しました。
こちらは多摩丘陵で比較的よく見かけます。
多分、長池公園にもあると思いますが
写真は6月下旬、自宅近くでのものです。


オカトラノオ、
虎の尾のような花穂が見どころですが
咲きたての花は雄蕊が紅色できれいです。


ユキノシタ科チダケサシ属チダケサシ、
これも長池公園の湿地、クサレダマの近くに咲いていました。
湿原、林縁、湿った草原などに生育する多年草です。


そのチダケサシをアップに写して見るとけっこうきれいです。

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ベニシジミとムラサキシジミ

2016-06-26 20:00:02 | 昆虫
ベニシジミとムラサキシジミ、
珍しい蝶ではありませんが
両者とも色名が名に付く、鮮やかな色を持ったシジミチョウです。
いずれも6月の撮影になります。


ベニシジミ、
まだ咲き残っていたオオキンケイギクの黄色の花にとまりました。


3月~11月まで見られ、数も多いベニシジミです。
赤橙色と灰色の地に黒い斑点、
美しい翅色です。
数が少なければ人気の蝶になったことでしょう。


ヒメジョオンは大好物、
翅を広げて吸蜜をしていました。
翅を広げると見える翅表、
前翅は翅裏と同じく赤橙色の地に黒い斑点、
後翅は黒褐色です。


アナベルの花にとまったベニシジミ、
翅表が上の個体たちと比べるとかなりの暗色、
早くも発生した夏型のベニシジミです。
夏型は黒色部が発達し、全体的に黒くなるのです。


ムラサキシジミ、
梅雨の束の間の太陽に翅を広げてくれました。
翅を広げると、
名の由来である鮮やかな青紫色の斑があります。


翅裏は地味な茶褐色のムラサキシジミです。
この蝶、花に吸蜜することはないようで、
多くは草木の葉にとまっています。


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ツバメシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ

2016-06-25 20:00:00 | 昆虫
ツバメシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、
いずれも春から秋まで普通に
眼にすることのできる小さなシジミチョウです。
一生懸命になって撮る対象ではありませんが
やはり蝶、気が付けばレンズを向けていました。


ツバメシジミ、
河原のヒメジョオンを飛び回っていました。
ちらっとのぞく翅表が黒色、
翅に傷みのきれいな雌の個体です。


クズの葉に翅を広げていました。
尾状突起があるので、ツバメシジミ、
淡青色の翅表、こちらは雄、
ツバメシジミ翅裏は雌雄で同じです。


翅がまだ完全にでき上っていません。
羽化して間もないツバメシジミの雌です。
生まれて直ぐ、
当然のことながら、翅色そして朱色紋、尾状突起もきれいです。


青い矢車菊にとまったヤマトシジミ。
翅裏は褐色が少し入った灰色です。


翅を広げたヤマトシジミの雄。


ヤマトシジミの雌、
翅表は白で縁取られた渋い黒褐色です。


ルリシジミ、
翅裏は白に近い灰色です。


ルリシジミ、
翅表は名前からもわかるように
きれいな淡青紫色なのですが、
なかなか翅を広げてくれません。








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キマダラセセリ

2016-06-24 20:00:49 | 動物
6月中旬、
キマダラセセリが草原に姿を現し出しました。


セセリチョウ科キマダラセセリ、
数が多いので尊重はされませんが
黄褐色と茶褐色のまだら模様のきれいなセセリチョウです。


花に吸蜜しますが
草の葉にじっととまっている姿もよく見まかけます。


セセリチョウはだいたいそうですが
体に比べて眼、頭が異常に大きく、少し滑稽、
その姿が可愛いのです。


じっくりと見たことがありませんが
腹部は黄褐色と茶褐色の横筋模様になっています。


アカツメグサは好物、
よくとまります。
翅を戦闘機のように開いて吸蜜していました。


ヒメジョオンにも翅を広げていました。
翅表は黒褐色の地に黄褐色の紋があります。
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ヤマサナエ、コオニヤンマ、コシアキトンボ

2016-06-23 20:00:25 | 昆虫
昨日に続いて、
5月、6月に撮ったトンボを載せます。
できたらヤンマをと思っているですが
ヤンマはたまに見るもののなかなかとまってはくれず、
写すことができません。


サナエトンボ科ヤマサナエ。
春から河川近くに見ます。
サナエトンボの仲間はほとんどが
黄色地に黒い班があり、
色合いはオニヤンマによく似ています。


イタドリの葉にとまるヤマサナエ、
胸部側面に2本の黒条があります。



サナエトンボ科コオニヤンマ、
前脚を首に巻いて、
ぶら下がるようにじっととまっていました。
なぜかトンボ類、このようなとまり方をするようです。


コオニヤンマ、
オニヤンマに続く大きさで、
オニヤンマによく似ていますが、
頭部が小さく、後脚が長いコオニヤンマです。


樹の葉にじっととまっていました。
この個体、コオニヤンマやヤマサナエに比べると
小さなのサナエトンボでした。
腹部の黄色模様からオナガトンボ?。
サナエトンボ科は種類が多く、
色合いもよく似ているので自信がありません。


サナエトンボ科ではありませんが
しっかり写せたのでトンホ科コシアキトンボ。
池の上などを飛んでいる姿をよく見かけます。


腹部の白い帯が特徴、
遠くから見るとこの部分が
空いているように見えるのでこの名がついたそうです。
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シオヤトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ

2016-06-22 20:00:33 | 昆虫
5月、6月の野に見つけた
雄がシオカラ色になるトンボ3種を比較して見ました。


シオヤトンボのオス。
発生が4月と早いトンボ、
この時期にはオスは
頭を除く、ほぼ全身が淡青色、シオカラ色です。


これもシオヤトンボのオス。
シオカラトンボに比べ、
腹部が太く、ずんぐりとしています。
土の上や石の上など、こんな場所によくとまります。


シオヤトンボのメス。
腹部はくすんだ黄褐色で黒条があります。
春、発生して間もない頃は雌雄とも鮮やかな黄褐色、
金色に輝やいて見えます。


シオカラトンボのオス。
最も馴染みの深いトンボ、
シオカラ本家ですがシオカラ部分は他の2種に比べると少なく、
これから夏になり発生数が増えてきます。


シオカラトンボのメス。
腹部が茶褐色と黒、
いわゆるムギワラトンボです。


オオシオカラトンボのオス。
オオシオカラの名がありますが
シカラトンボと大きさは同じです。
体色のシオカラ色がより濃く、
翅の付け根に褐色色が見られます。


オオシオカラトンボのメス。
腹部、尻尾近くに膨らみがあります。
腹部は黄褐色に黒、
ムギワラトンボより美しく感じます。
林縁などにやや暗い場所によく見られます。


オオシオカラトンボの若い雄
上と同じ場所、
同じような草枝にいましたが
腹部に膨らみがなく、発生して間もない若い雄です。
これから徐々にシオカラ色に変化していきます。



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セスジナガカメムシ、ヒメジュウジナガカメムシ

2016-06-21 20:00:06 | 昆虫
散歩中に見つけたカメムシが続きます。
今日は、昨日のナガメ、ヒメナガメと同系色、
黒地に朱色の模様が眼を引く、
セスジナガカメムシ、ヒメジュウジナガカメムシ、
いずれも8mm程度と小さなカメムシです。


セスジナガカメムシ、
名のように楕円形の細長いカメムシです。
イタリアンパセリにアカスジカメムシと同時に見つけました。


見つけたのはこの一匹だけですが
黒地に鮮やかな朱色で描かれた人の字が印象的です。
昆虫図鑑ではやや珍しい△印、
初見、初撮りです。


ヒメジュウジナガカメムシ、
やはり楕円形、細長い体型のナガカメムシの仲間です。
集団でいました。


カメムシの鮮やかな色は警戒色、
鳥などの外的から身を守るための手段になります。
集団でいるとその警戒色がさらに強調されることになります。
なお、色鮮やかなカメムシは色で身を守るため
一般に悪臭はしないと言われています。


ヒメジュウジナガカメムシ、
黒地に鮮やかな朱色模様、
こちらはXの字を描いたようです。


セリの花とヒメジュウジカメムシ、
腹部は黒と紅の帯模様です。
よく似たものにジュウジナガカメムシがいますが
腹部は斑模様であることなどの違いがあるそうです。
ジュウジナガカメムシ未見です。

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