行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ミツバツツジのある景色

2021-03-31 20:00:52 | 花,植物
3月22日の薬師池公園と24日の長池公園、
ミツバツツジの赤紫色が桜、新緑に鮮やかに映えていました。


3月22日の薬師池公園、
ミツバツツジが咲き出し、池の景色も華やかな春です。




早くも咲いたヤマザクラの下を散歩する人たち、
手前にミツバツツジの赤紫色を入れて見ました。


同じ場所をWBをくもりに変えて、
縦撮り、ミツバツツジと背景の山の木々が強調されました。


24日の長池公園にて。
オオシマザクラが満開、
その奥にミツバツツジも枝いっぱいに花をつけていました。


キブシの花とミツバツツジ。


ミツバツツジ。
ツツジ科ツツジ属の落葉低木。
近縁のミツバツツジ類の総称でもあります。
関東地方から近畿地方東部の太平洋側に分布し、
尾根や岩場、里山の雑木林などに生育します。
葉が出る前に花開き、鮮やかなので、公園などにもよく植栽されるようです。


ミツバツツジ類の多くは雄しべが10本、
狭義なミツバツツジ、真のミツバツツジは雄蕊が5本だそうです。
公園などに植えられているもののたいがいは雄蕊が10本、
この花も数えて見ると10本です。
枝先に3枚のひし形の葉をつけるところからミツバツツジの名が付けられています。
三枚の葉を持つので付いた名前です
この木も間もなく、三葉に葉が展開します。

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ナガバノスミレサイシンとカタクリ

2021-03-29 20:00:08 | 花,植物
昨日に続いてスミレ、
ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)。
花と葉の形から比較的判別が容易なスミレです。
今年もカタクリの咲く近くにたくさん見つけました(3/19)。


花が一つに葉が一枚。
3月中下旬、葉が姿を現すのとほぼ同時、
あるいは葉が出るより少し早く地から花茎を伸ばして、花開きます。
下花弁の赤紫色の脈がよく目立つのも特徴です。


花色は基本的に淡紫色、
白に近いものから、明らかに淡紫色のものまで幅広くあり、
山地や丘陵の少し湿り気のあるに落葉樹下によく生育しています。


よく似た花色が3つ並んでいました。
日本の固有種、本州(福島県以西)の太平洋側の雪の少ない地方に分布します。
同類のスミレサイシンは主に日本海側に分布し、
棲み分けをしているとのことです。


花弁の縁が波打っている花が4つ、
こんな咲き方をするものもあるようです。
地下茎を伸ばしても増えるので同じタイプの花が近くにそろうことになります。


後日(22日)、別の場所ですが、
同じ色、形の花が7つ並んで見事に咲いていました。
披針形の葉もずいぶん大きくなっていますが、
花が終わった後にさらに大きく成長します。


少し遠く、
カタクリの花の近くに白花があると写して見ましたが
微かに紫色がついていました。
花弁の脈以外が白色の花もあり、
シロバナナガバノスミレサイシンと長い名がつけられています。


ついでにいくつか並んで咲いていたカタクリの花(3/19)。
今年はカタクリも開花が早く、
まだ3月中旬ですが花が終わりに近づいていました。
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アカネスミレ

2021-03-28 20:00:21 | 花,植物
春はスミレ、散歩道に見つけると、
どこにでも見られるタチツボスミレ以外はレンズを向けたくなります。
スミレはどれも小さな似たような花、いつもどの種なのか判別に悩みますが、
アカネスミレはどうにか見分けがつくようになりました。


アカネスミレ、
野原や林の縁などの日当たりのよいところに
よく見られる赤紫色のスミレです。


まだ他の草が生えていない裸地に
咲いていることが多いのでよく目立ちます。


ルーペなどでよく見ると、
葉だけではなく、茎や距など、
全体に毛が多いのが特徴のアカネイミレです。


上の3枚に比べると青色が強く、
青紫色に映っていますがこれもアカネスミレ。
側弁の基部に毛が密生するのが特徴です。


花期の葉は長さ2〜5cm、
さじ形から長三角形、長卵形と変化が多いようです。
距は花色より淡く、細長く微毛が密集しています。


アメリカスミレサイシン。
花色が濃紫色、側弁の基部に毛が密生するなどアカネスミレに似ています。
ただし、葉は丸葉なので葉を見れば区別がつきます。


もともとは園芸用に持ち込まれた北米原産のスミレ、
繁殖力が強く、逸脱して、人里近くの道端などによく咲いています。
青紫色以外にもいくつか色があるようですが、
この青紫色を最もよく見ます。
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マメザクラとキブシ

2021-03-27 20:00:33 | 花,植物
3月17日長池公園の山道を歩いて。


春の花を探して歩いていると、
小さな5弁花をたくさんつけたバラ科らしい樹木を見つけました。
近くに寄って見ると、「マメザクラ」の名札がついていました。


自宅に帰り、
マメザクラについて調べて見ました。
桜の野生種の一つ、富士山近辺やその山麓、箱根近辺などに自生しており、
フジザクラやハコネザクラとも呼ばれます。
山梨県の県花です。


マメ(豆)の名が表すように、この種は樹高が大きくならず、
大きいものでも10m以下、
花も1cm~2cmと小ぶり、
花弁は一重の五枚で色は白から薄紅色、
横向きあるいは下向きに咲くことが多いようです。


マメザクラは他のサクラより耐寒性があり、
マイナス20度にも耐えることができるとのこと、
樹高が低いのも、寒いところでも生き抜くためと考えられています。


山道のところどころにキブシ科キブシの淡黄色の花が咲いていました。
総状花序を長く伸ばして、そこに7~9mm、鐘形の花をたくさんつけます。


キブシは雌雄異株の樹。
雌花、雄花とも雄蕊は8個、雌蕊が1個あるのですが、
雌花の雄蕊は小さく退化してよく見えないと記載されています。
そこで低いところに咲いた花の中を覗いて見ました。
この花、8個の雄蕊がはっきり見え、雌蕊が雄蕊より低い位置にあるように見えます。
これは雄花です。


いくつかのキブシの花をのぞいてみましたが
どれも雄蕊がしっかりと存在していました。
雌花がなかなか見つかりません。
雌花は数が少ないようです。
この花、上の花に比べて、雌蕊がやや大きく、雄蕊と同じ高さに位置しています。
多分、両性花です。両性花も果実がなります。
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アマナ、ユリワサビ

2021-03-26 20:00:12 | 花,植物
アマナとユリワサビの花を撮りました。
早春の山野に見られるやや珍しい花です。


長池公園にアマナ(甘菜)の花を見つけました(3/17)。
場所から考えて、球根が移植されたもののようです。
かつては里山の水田の畦や河川の堤などによく見られたとのことですが、
現在は個体数が少なくなっており、
また、目立たない場所に咲くこともあり、自生ものはなかなか目にできません。


ユリ科アマナ属の多年草、
花は小型のチューリップのようです。
かつてはチューリップ属に分類されていました。


葉は線形で長さ10~25cm、幅は5~10mm、
中央がくぼんでUの字になっています。
早春に15cm程の花茎を立て、その先端に白い花を一つだけつけます。


ユリワサビ。
アブラナ科ワサビ属の多年草です。
近くを通ったので、以前、教えてもらった場所を覗いて見ると、
ムラサキハナナの中に数株のユリワサビが花をつけていました(3/18)。
詳しい人によると、稲城では唯一の自生地だそうです。
高尾山などに見られる山の植物、なぜここだけにあるのか不思議ですが、
すぐ近くに三沢川が流れています。
ずっと昔に洪水で運ばれてきたものが細々と残っているとの説があるようです。


ワサビに良く似た葉と花、
根に小さなユリのような球根ができるのでユリワサビ。
沢沿いの湿り気がある場所に見られます。
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ボケとアンズ

2021-03-25 20:00:00 | 花,植物
春はバラ科の木の花が次々と咲き出します。
今日は、3月15、17日の散歩に写したボケとアンズの花を掲載。


白と薄紅、2色混合のボケの花、
秋から冬にも少し花が見られましたが、
3月も中旬になり、枝いっぱいに花をつけていました。


そのボケの花の蜜を吸いにメジロ。
枝に隠れてなかなかシャッターが切れませんでしたが
やっと全身が写る場所に来てくれました。


道ばたに植栽された淡いピンク色のボケ、
花芯の緑色がすてきです。


真っ赤なボケの花も並んで咲いていました。


クサボケも花をつけていました。
日本固有の落葉低木、山野に自生しています。
枝が上へと伸びて樹高が2mほどになるボケとは異なり、
枝が横に広がって草状に立ち上がるのでクサボケ、
でも草ではなく、木本です。
花は一重の朱色。


青空を背景にアンズの花。
毎年ソメイヨシノより少し早く花を見る公園のアンズ、
今年は3月15日にはもう花が盛りとなっていました。


バラ科サクラ属のアンズ。
葉に先立って淡紅色の美しい花をつけます。
ウメやサクラと異なり、ガク片が反り返ります。
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白い花と青空

2021-03-24 20:00:29 | 花,植物
3月15日、雲一つない青空に
コブシ、ユキヤナギ、スモモと春の白い花がとてもきれいに映えていました。


自宅近くの公園のコブシが青空の中で満開、
背景はクジラ橋、尾根幹線道をまたぐ橋の下部の曲面がクジラのお腹のようです。


バラ科ユキヤナギが早くも満開の様子、
白い花が枝いっぱいに付き、雪より真っ白です。


そのユキヤナギに暖かさに目覚めたキタテハがとまりました。
ユキヤナギ、一つ一つの花はバラ科らしく、けっこう美しい。


バラ科スモモも樹いっぱいに白い花をつけていました。


ユキヤナギと同じく、
スモモも芽吹きと同時に小さな花を枝いっぱいに付き、
樹全体が白く染まります。


ベニバスモモ、スモモの仲間ですが、
一見サクラに見間違うような花です。
アカハサクラの名もあるようです。


白い花ではありませんが、
桃の花、モモはやはり桃色が似合います。
最近「スモモモモモモモモ」という競走馬が走っていました。
漢字で書けば、「李も桃も桃」とわかりやすいのですが、
中継アナウンサー泣かせです。
しかしモモはモモ属、植物学上スモモとモモは別なものなのです。
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雌雄ジョウビタキ

2021-03-23 20:00:23 | 
暖かい今年の3月、
冬鳥が北の国に帰るのも早いのでしょう、
3月中旬が過ぎて、散歩中に遭遇することもずいぶん少なくなりました。

今日は3月12日、たまたま出会った雌雄のジョウビタキを載せます。


川辺の遊歩道、
中に入るなの貼り紙のすぐ横、
綱の上にジョウビタキの雌がとまっていました。


しばらくすると、春草の中に下りました。
その草地を見るともうスギナが顔を出しています。


その近く、川岸には胞子をすっかり放出したツクシの姿、
ツクシはスギナの子、ツクシのそばには、スギナが顔を出しています。


公園の手すりにジョウビタキの雄の姿。
手すりには「注意、ここに乗るな」のラベルが貼られていますが
男の子はダメといわれると余計にしたくなるとばかりに、
とまり続けていました。


一端下に下りましたが再び手すりへ、
この手すりがお好みのようです。


再び地上へ。
枯れ草の中になにか餌を見つけたあるようです。
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スノードロップとスノーフレーク

2021-03-22 20:00:04 | 花,植物
よく似た名、よく似た花姿の
スノードロップとスノーフレーク、
いずれも早春に咲く白い可憐な花です。


ヒガンバナ科スノードロップ。
まだ寒い2月末日、可憐な花を咲かせていました。


春を告げるシンボル的な花、
待雪草、雪のしずく、雪の耳飾りなどの別名もあるようです。


ヒガンバナ科スノーフレーク。
スノーフドロップに少し遅れて、
3月初旬から中旬に白い小さな花を一つの茎に複数つけます。


スイセンのような細い葉に、
スズランのようなベル形の花を下向きに咲かせることから、
鈴蘭水仙の名があります。


花は下向きになりますが、
咲きたての花は横向き、きれいな蕊を覗かせます。
そして、花弁の咲きにある緑色の斑点が花を一層引き立てています。


スノードロップのマツユキソウ(待雪草)の名に対し、
スノーフレークはオオマツユキソウ(大待雪草)の名があるようです。







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ウグイスカグラ

2021-03-21 20:00:00 | 花,植物
2月下旬から咲き出したウグイスカグラ、
低木の小さな花ですが
アップにしてみるとけっこう美しい花です。
公園の林や山道を散歩のときどき、
マクロレンズに換えてカメラを向けて見ました。


2月下旬、早くも花をつけていたウグイスカグラ。
まだ花数は数個、青い蕾をたくさんつけていました。


開花とほぼ同時に葉も芽吹くようで、
葉も小さくまだ不完全です。
花はピンク色に見えます。


3月初旬の薄暗くなり始めた夕刻の撮影。
絞りは開放近く、シャッタースピードも遅くしました。
花にピントを合わせたつもりですが、少し外れています。
花色は薄紅色に見えます。


3月初旬、天気のよい日中の写真ですが、
メインの花以外はぼけるように絞りは開放近くにしています。


スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木。
図鑑には花は4~5月に咲き、
細い漏斗形の薄紅色、花の先端は星形とあります。
雄蕊が5個に雌蕊が1個。


少し引いて、ウグイスカグラの木を。
花があちらこちらを向いていて、
枝の硬質感が目立ち過ぎ、なかなかきれいに映りません。
ウグイスカグラの名はウグイスがこの木の中で、
ホーホケキョと泣きながら踊るように動きまわることからつけられたとのこと。
しかし、ウグイスがこの木にいるのは見たことがありません。


3月中旬のウグイスカグラ、
花もたくさん咲き、葉もしっかり出ています。
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