行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

コスモスとパパイア

2022-11-30 20:00:53 | 花,植物
10月19日の薬師池公園、
薬師堂まで上り、さらに右側の階段を上ると、
薬師池公園西園へ下りる階段がありした。


階段を下りると、すぐにコスモス畑。
昭和記念公園ほど広くはありませんが、
色とりどりのコスモスが風に揺れていました。


今年はじめてのコスモス畑、
いつもなかなかうまく撮れないコスモスを
ああでもない、こうでもないと思いながら撮っていると、


私と同じ年代のご婦人が
「いまのコスモスは花色がずいぶんきれいですね」と話しかけてきました。
「そうですよね、昔は桃色と白色の単色だけだったですよね」と私。
「見に来てよかった感激しました」とご婦人。
濃い赤色の花、2色花、絞りの花といろんな園芸品種が開発され、
コスモスは可憐で華やかな花となりました。


桃色単色の花と並んで淡い黄色のコスモスが咲いていました。
イエローガーデンと呼ばれる品種です。


イエローガーデンは、
薬師池公園と同じ町田市にある玉川学園農学部が
長い間かけて、1987年に開発、種苗登録した世界初の黄色いコスモスとのことです。


後日、自宅近くで写したピンク色のコスモスを一枚。
この花も子供の頃に種を播いた桃色のコスモスに比べると花色が濃く、
花が大型になっているように感じます。


薬師池公園西園、
コスモス畑の横にパパイアが植えられていました。
そして、茎の先端近く、幹から短い花柄を出してたくさんの花をつけています。


花の下の方には小さな実がついていました。
パパイアはパパイア属の常緑小高木、
背が高くなり、次第に茎が太くなるので樹木なのですが、
茎は非常に柔らかく、すぐに腐って軟化するところは草本のようです。
草本類と記載されることもあるようです。
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クコ、シャクチリソバの花

2022-11-29 20:00:28 | 花,植物
10月16日の散歩道に
クコそしてシャクチリソバの花を写しました。


道ばたにクコ(枸杞)の薄紫色の花を見つけました。
平地の荒れ地や農耕地帯の道ばたなどに自生するナス科の落葉低木です。


花は夏から秋、葉腋から1~ 4個の細い花柄を出し、
直径1 cmほどの小さな薄紫色の花をつけます。
花は鐘形、花冠は5裂し、長い雄しべが花から突出、きれいでよく目立ちます。


その花に虻が懸命に吸蜜していました。
枸杞は薬用そして食用に使われる有用植物、
その赤い実は薬膳料理や中国料理にもよく使われています。
日本には近年になってから持ち込まれたものと思っていましたが
平安時代にはすでに渡来していたようです。


花時期が長いので、秋には花と果実が同居して見られるもクコの特徴です。
かつては、土手や道ばたのやぶなどによく生えていたそうですが、
一時の漢方薬ブームで頻繁に採取されたこともあり、
最近はその存在が少なくなっているようです。


三沢川の縁にシャクチリソバが群生して花をつけていました。
シャクチリソバ(赤地利蕎麦)はヒマラヤ原産のタデ科タデ属の多年草。
名にソバがつきますが、ソバ属ではなく、タデ属です。
明治時代に薬用植物として持ち込まれものが逸出し、
いまや路傍や河川敷などに繁茂しています。


上部の葉腋から花穂状の花序を出し、
直径4~8mmの白色の花をたくさんつけます。
花の中心部は黄色で葯がピンク色、咲き始めの花はきれいです。
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多摩川右岸から

2022-11-28 20:00:31 | 風景
10月15日の日曜日、
晴れたので久しぶりに多摩川まで、
右岸から多摩川の休日風景を写して見ました。


大丸の堰とその上流景色、
逆光になりますが、堰の向こうに聖跡桜が丘の街並みがのぞめます。


堰を挟んで対岸は府中の河川敷。
秋たけなわの休日、多くの人がテントを張ってのアウトドアを楽しんでいました。
川の中に入り、釣りを楽しんでいる人もいます。


河川敷から下りて、危なくない支流では
子供たちがうれしそうに川遊びをする姿がありました。


雲の切れ間から日が射しました。
再び対岸の河川敷と堤にレンズを向けて見ると、
堤沿いのメタセコイアが薄っすらと黄色に色づいています。


咲きはじめたセイタカアワダチソウを手前に是政橋。


堤下の流れでダイサギが羽を広げました。


流れに逆らってコサギが餌の小魚を探していました。


アオサギも流れに立ち、餌を探していました。
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カシワバハグマ、ヨメナ、ノコンギク

2022-11-27 20:00:42 | 花,植物
10月中旬の山そして谷戸の散歩道に
カシワバハグマ、コウヤボウキ、ノコンギク、カントウヨメナの花を写しました。
いずれもキク科、秋の山野の花です。


カシワバハグマ(柏葉白熊)、
キク科コウヤボウキ属の多年草。
日本固有種、本州(宮城以南)、四国、九州の山地の林縁や林下に生育します。


花期は9~10月。
茎上部に花序を穂状または総状につけ、
小花は両性の筒状花で白色の花冠が5裂します。


総苞が特徴的、長さ18~30mmになる円柱形で、
総苞片が鱗状に重なり合い、並びます。


花期は少し過ぎていたようですが、
同属のコウヤボウキの花を探して見ました。
そのコウヤボウキの花をマクロレンズでアップに。
頭花は白い筒状花の集まり、カシワバハグマによく似ています。
ただ、カシワバハグマに比し、総苞も短く、頭花も小型です。


谷戸道で白い野菊の花。
ヨメナ、カントウヨメナです。


河川敷に群生していた野菊、
ヨメナとノコンギク、いつも迷うのですが、
これもカントウヨメナと判断しました。


山道に写した野菊、
これはノコンギクのようです。
ノコンギ クは一つの茎につく花が多くスプレー咲きのように見えますが、
ヨメナは一つ、二つと花が少ない。
花を眺めての外観、それを基準に判断しています。


谷戸道の白い野菊、
これもノコンギクと思われます。
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秋の谷戸道にて

2022-11-25 20:00:09 | 風景
10月13日の散歩、
久しぶりに上谷戸まで足を伸ばして見ました。


9月の中頃、
畔に彼岸花の咲いていた小さな棚田、
半分だけ収穫が終わり、稲架(はさ)掛けがされていました。


ここも小さな棚田、
畔に植えられた数本の柿の木に
枝垂れほどのたくさんの実が熟していました。
その奥に稲架も見られます。
東京では見ることが少なくなった秋里風景です。


屋敷林、竹林の外に
柿の古木が小さな実をたくさんつけていました。


棘があるのでカラタチのようです。
黄色くなった実がたくさんついていました。
ミカン科カラタチ属の落葉低木、
昔は生垣によく使われ、詩にもよく出てきますが
今は見ることの少なくなったカラタチです。


谷戸の小河川にカワセミ、
ちょうど小魚を捕まえたようです。


水辺の草原にウラナミシジミ、
周辺が緑色にうまくボケてくれました。


林縁の藪にクロコノマチョウ秋型がいました。
南方系の蝶ですが、分布を広げていて、
東京の多摩地方、林縁の薄暗い場所などでも見られます。

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10月中旬の紅い実

2022-11-24 20:00:05 | 花,植物
10月中旬の公園道、
雨に洗われた樹の紅い果実を写しました。


急な雨にちょっと雨宿り、雨が上がり外に出て見ると、
ヤブサンザシの紅い実に雨粒が光っていました。
マクロレンズに換えて、紅い実と雨粒をねらって見ました。
スグリ科スグリ属、雌雄異株の半落葉低木、
果実がバラ科のサンザシに似ているのでこの名が付けられているそうです。


望遠マクロレンズをつけて、
公園の雨後の山道歩き。
雨に洗われ、コバノガマズミの赤い実が鮮やかです。


レンプクソウ科ガマズミ属コバノガマズミ。
ガマズミより葉が小型なのでコバノガマズミ、
果実の数もガマズミに比べて少めです。


ガマズミにも赤い実がたくさん付いていました。


これはミヤマガマズミのようです。
ガマズミに比べて葉先が尖り、
葉の鋸歯もガマズミに比べて鋭い。


ミカン科サンショウ属イヌザンショウ。
果実は艶のある褐色ですが、果柄が紅色です。


枝に翼があるのでニシキギ。
果実が裂け、朱色の仮種子が顔を出しています。


山道の柿の木が紅葉、
そして果実もついていました。
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小雨の中

2022-11-23 20:00:17 | 花,植物
今年は、雨の日が多い10月初旬、
特異的晴れ日とされる10月10日も雨模様の天気となりました。


外に出られないので、
家の中から望遠ズームでモッコウバラの徒長枝に降る雨を(10/7)。
ハナミズキが紅葉していました。


10月10日、
雨が止みそうなので散歩に出て見ると、
小雨の中にジュウガツザクラが咲いていました。


ジュウガツザクラは
コヒガン系の栽培品種、マメザクラとエドヒガンが交雑したもので、
春と秋から冬にかけての二度開花します。


雨に濡れて茶の花が開いていました。
チャノキ(茶の木)はツバキ科、
花はサザンカ(山茶花)によく似ています。


雨粒をたくさんつけてノハラアザミの花。
そんな花にイチモンジセセリがとまりました。


タデ科ミゾソバの花。
雨の日は堅く花を閉じます。


咲き始めのセイタカアワダチソウが雨に濡れて垂れていました。
その花に大きな蜘蛛が隠れていました。
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イシミカワとクサギの青い果実

2022-11-22 20:00:53 | 花,植物
10月8日の散歩道に
イシミカワ、クサギそしてゴンズイの青色、黒色の果実(種実)を写しました。


つる草に美しい青い実がぶら下がっていました。
タデ科イヌタデ属のイシミです。
日本全国の林縁・河原・道端などの、
日当たりがよくやや湿り気のある場所に見られるつる性1年草です。


7~10月に薄緑色の短穂状の花をつけ、
花後、鮮やかな藍色の5mmほどの果実ができます。
じつは、この藍色の果実の正体は厚みを増して多肉化したガクとのこと。
その多肉化したガクの中で黒色の固い痩果が育ちます。


葉は淡い緑色で三角形、
茎を囲むようにつく托葉は円形と葉の形が特徴的なイシミカワです。
果実(多肉化したガク)はこの丸い托葉のすぐ下にあり、
下から見ると、青い果実が丸い苞葉に盛られたようです。


漢字名は石見川、石実皮、石膠が充てられています。
どれも硬そうな実を石と見立てているようですが、
石実皮が一番もっともらしく感じます。


クサギ(臭木)、
日当たりのよい原野などによく見られるシソ科の落葉小高木です。
そのクサギにきれいな藍色の実ができていました。


夏の花のクサギ、
花のあとに萼はより紅色になり、深裂して星状に開きます。
そして、中央に果実が乗ります。
果実は直径6〜7mmほど、10〜11月に熟すと光沢のある藍色となり、
濃紅色の萼に藍色の果実、よく目立つ存在です。


ミツバウツギ科ゴンズイも
赤い袋果が裂け、中から黒い種実が顔を出していました。
赤と黒そして艶のある緑の葉、これも目をひきます。
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メナモミ、オナモミ

2022-11-21 20:00:11 | 花,植物
10月8日の長池公園にて、
メナモミの花、オナモミの実を見つけました。


メナモミ。
キク科メナモミ属の一年草、
山野の路傍や荒れ地などに生育します。


9~10月、枝分かれした茎の上部の花序に多数の頭花をつけます。
総苞片は5個、花に比較して長いその姿は
どこかアメリカセンダングサを思い浮かべさせます。
総苞片、茎、葉には白い毛が密生しています。


小雨の中、メナモミの花に翅がぼろぼろのコミスジが休んでいました。
寒くて飛べないのか、レンズを近づいて見ましたが逃げません。


これもメナモミかと思いましたが、
花や葉の付き方、総苞片の長さなど上の3つとは異なるように見えます。


もう一つ、同じような花や葉の付き方をしているものがありました。
自信がありませんが、これがコメナモミでしょうか。


オナモミに楕円形の果実がたくさんできていました。
キク科オナモミ属の1年草、
果実に多数の棘(とげ)があリ、くっつき虫として知られています。


もう60年以上前になりますが、
子供の頃、この実を投げて、遊んだことを思い出します。
そのころは草藪に普通にあったオナモミですが、
今は環境省のレッドリストで絶滅危惧種、
現在、見られるものの多くは外来のオオオナモミてあると記載があります。
すると、これはオオオナモミでしょうか、
それともオナモミでよいのでしょうか 、よくわかりません。
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アズマレイジンソウ、サクラタデ

2022-11-20 20:00:55 | 花,植物
小雨模様の長池公園、
山裾の湿地にアズマレイジンソウとサクラタデが花をつけていました(10/8)。


長池公園の自然館に、
アズマレイジンソウ(東伶人草)が花をつけているとの情報があり、
そのあたりを探して見ると、
ところどころに、大小合わせて10株ほどがありました。


キンポウゲ科トリカブト属の多年草、
類似のレイジンソウが主に四国と九州に分布するのに対し、
東北から関東、中部地方に分布するのでアズマレイジンソウ。
別名はアズマトリカブト、トリカブトと同様に毒草です。


8~10月、総状花序に10個ほどの淡紅紫色から淡青紫色の花をつけます。
花弁にみえるのは萼片、
茎葉は互生し、腎円形で掌状に中裂しています。


雨が小やみになり、
アズマレイジンソウの花にトラマルハナバチが吸蜜に来ていました。


同じ湿地にサクラタデ(桜蓼)が淡紅色の花を開いていました。
タデ科イヌタデ属、
日当たりの良い水辺や湿地に生育する多年草です。


タデ科植物は萼と花弁の区別がなく、
萼と花弁を区別しないで花被片という言い方をするそうです。
サクラタデの 花期は8〜10月、
花被片は淡紅色で5mmほど、深く5裂しています。


サクラタデは雌雄異株、
雌花では雌しべが雄しべより長く、雄花の雌しべは雄しべより短いとのこと。
この株は雌株のようです。


細長い地下茎があり、地中を横に伸長して増えます。
茎の上部は直立して伸び、高さ30-100cmになります。
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