行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

クロアゲハと花

2021-07-31 20:00:11 | 花と虫
7月の散歩道、
クロアゲハが夏の花に吸蜜していました。


低木の薄青色の房状花に新鮮なクロアゲハを見つけました。


紅色の斑紋がはっきりしているので多分雌の個体です。
傷みもない美形です。


黒いアゲハの中ではもっともよく見られるのがこのクロアゲハですが、
活動範囲が広く、飛翔力もあり、
以外と写真を撮る機会にはめぐり合えません。


青空の広がったこの日、
蝶が去った後、青空と吸蜜していた花を写して見ました。
この花、フジウツギの仲間かなと思いましたが、自信はありません。


これもクロアゲハの雌でしょうか。
ネムノキに吸蜜していました。
実はネムノキには黒いアゲハがよくやって来るのです。


この時も2頭がネムノキの花を行ったり来たりしていました。
その一頭がやっと写真を撮れる位置にとまってくれました。


ネムノキはマメ科ネムノキ属の落葉高木、
そのネムノキの花を大写しにして見ました。
一つの花のように見える塊は20個ほどの小花が集まったもので、
特徴的な紅色の糸のようなものはその20個ほどの花の雄しべの花糸です。
先端に黄色の花粉が確認できます。
その中に混じって、先まで白いものが雌しべです。
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アガパンサスにナガサキアゲハ

2021-07-30 20:00:06 | 花と虫
6月下旬、
望遠レンズで小さな蝶をねらっていると、
どこからか大きな黒いアゲハが飛んできて、
眼の前のアガパンサスの花にとまりました。


ナガサキアゲハの雄です。
もともとは南方系の蝶、
江戸時代には九州以南にしか見られなかったそうですが、
1960年代に近畿地方、21世紀になると関東地方、
最近では東北地方まで北上しています。
地球の温暖化が進んでいることがうかがわれます。


アゲハチョウの中でも最も大きな蝶、
近くからの望遠400mm、トリミングなしで、
画面全体が蝶で埋まってしまいました。


翅表はほぼ黒色、一見クロアゲハと見間違いますが、
シッポ(尾状突起)が無いことがナガサキアゲハの特徴です。
なお、ナガサキアゲハの雌は後翅の中央部に白の細長い斑点が並び、
雌雄の区別は簡単にできます。


アガパンサスの花、
ナガサキアゲハが大きく十分に入らなかったので追加撮影。


アガパンサスは南アフリカ原産のユリ科の多年草です。
6月から7月頃、放射状の涼しさを感じる薄青色の花を咲かせます。


立ち姿が優雅で美しい上、
植えっぱなしでも毎年咲くので、
近年、公園などの花壇や植え込みによく使われています。
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ルリボシカミキリ

2021-07-29 20:00:54 | 昆虫
6月下旬、
今年も南山でルリボシカミキリを写したので掲載。
例年、何匹も集まっている場面に遭遇するのですが、
今年は少し寂しく、見たのは2匹だけでした。


ルリボシカミキリ。
青地に黒い水玉が美しい日本固有のカミキリムシです。
日本を代表する昆虫として、切手にもなっています。


ブナ、ナラ、クルミ、カエデなどの広葉樹の雑木林に生息し、
特にブナ科の伐採木や枯死した樹木を好みます。

例えばゴマダラカミキリやシロスジカミキリなどは生きた木をかじり農林業の害虫として嫌われるのですが、ルリボシカミキリは古木をかじり産卵し、幼虫は朽木を食べて成長します。

雌雄による体色の違いはありませんが、
触角で見分けがつきます。
触角の黒い節、雄は3節から5節まで、
雌は3節から7節まで膨らみがあります。
上、写真は雄のようです。


成虫の出現時期は6-9月、
主たる餌は植物の花粉、果実、樹液などで、
幼虫の食糧も朽ちた樹木、
シロスジカミキリやゴマダラカミキリのように生木を食害し、
農林業の害虫となることはないようです。


我が家の庭のユズの木にそのゴマダラカミキリ、
害虫となるので捕まえて、庭の草地に放して見ました。


翅を広げて飛びたつところを一枚。
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6月下旬の薬師池公園にて

2021-07-28 20:00:52 | 花,植物
6月26日、
何か月ぶりに薬師池公園に行って見ました。


多分遅いだろうと思っていましたがやはり遅かった。
ハナショウブ園、花はすっかり終えていました。
それでも衣装を着て、花摘女が現れてくれました。
花殻を摘んでいるようです。


一輪だけ残った花。
どうしようか迷っているようです。


冬には小鳥撮りによく来ていたこの公園、
急に暑さが厳しくなったせいか小鳥、虫の姿が少ない。
そこで、万葉植物園をのぞいて見ると、
シソ科ウツボグサが咲いていました。


そのウツボグサをマクロレンズで上から。


オトギリソウと名札にありましたが、
トモエソウです。
オトギリソウと同じオトギリソウ属、
早くも黄色の大輪花を咲かせていました。


オグルマがきれいに写りました。
湿地、川岸、田の縁などに生育するキク科の多年草です。


チダケサシ。
昨日掲載のものより、ピンク色が濃いようです。


鮮やかな濃桃色の花、多分、サフランモドキです。
鮮やかな花が写真映えしますが、
万葉植物園にはミスマッチのようにもかも知れません、
そのせいか、名札が付けられていませんでした。


ピントが甘くなってしまいましたが
シソ科クルマバナ。
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チダケサシとコマツナギ

2021-07-27 20:00:55 | 花,植物
6月28日、
林縁の草原にチダケサシの花、
土手下の草原にコマツナギの花を写しました。


城山公園の林縁の草原、
チダケサシ(乳茸刺)が固まって花をつけていました。


毎年、花が咲く前に刈られてしまうことの多いここのチダケサシですが、
今年は花が早いのか、草刈りが遅いのか、
ひょろひょろと伸びた茎に花がついていました。


ユキノシタ科チダケサシ属の多年草、
山野のやや湿ったところに自生します。


チダケ(乳茸)というきのこを採ったら、
この茎に刺して持ち帰ったいわれるように茎が細くて強い植物です。


花は6月~8月。
白色の花に見えますが、
近くから見ると、淡紅色を帯びた小さな花が花序にたくさん付いています。


同日、河川敷の草原にコマツナギ(駒繋ぎ)の花を見つけました。
マメ科コマツナギ属、
日当たりの良い、原野、道端などに生える草本状の小型低木です。


花期は夏から秋、
葉腋から花柄を伸ばし、紅紫色の蝶状の花を咲かせます。
葉は互生で、短い葉柄を持った奇数羽状複葉、
小葉は、4、 5対がつき、長楕円形です。
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ノカンゾウとジャノメギク

2021-07-26 20:00:04 | 花,植物
6月24日の多摩川の土手下の草原、
赤褐色のノカンゾウが早くも咲いていました。


ノカンゾウ(野萱草)。
ヤブカンゾウと同じくユリ科ワスレナグサ属(キスゲ属)、
河川敷や山野の野原などによく見られる多年草です。


ヤブカンゾウは八重花ですが、ノカンゾウは一重の花です。


ノカンゾウ、花期は7〜8月とあります。
里の草原ではヤブカンゾウよりも、1月ほど遅く咲くように思いますが
ここ多摩川の河川敷ではなぜかノカンゾウとほぼ同時、
今年は6月の下旬、雨に濡れて早くも咲いていました。


花色は橙赤色から赤褐色まで変化が多いとの記載があります。
ここの花はほとんどが赤褐色と色濃い花でした。


よく見ると、中に多少薄色、橙赤色と言える花もありました。


7月の中旬過ぎ、里の山野に咲いたノカンゾウ、
こちらは多摩川のものよりだいぶ黄色みがあり、黄褐色の花です。


最後に同じ日(6月25日)の多摩川の河川敷、
河原一面にジャノメギクが見事に咲いていました。
60年ほど昔、園芸用に種を播いた記憶がありますが
今は河原などにかなり野生化しているようです。
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ヤブカンゾウとシジュウカラ幼鳥

2021-07-25 20:00:41 | 鳥と植物
6月下旬、、
田んぼの畔道にヤフカンゾウが早くも咲き始めていました。


ヤブカンゾウ(藪萱草)。
キスゲ属の多年草、ニッコウキスゲなどキスゲの仲間です。
7月近くになると、野原、河川敷、林縁などに橙色の花をつけます。


夏至が過ぎた頃、
田植えを終えた田んぼの畔にヤブカンゾウが茎をひょろりと伸ばし、
蕾のいくつかが開いていました。


枯れ花のようですが、
咲きはじめたばかりのヤブカンゾウです。


ヤブカンゾウ、
花茎は高さ0.8〜1m、直径約8cmの橙色の花を数個つけます。
有史以前に中国から帰化したと考えられている植物です。


よく似たノカンゾウは一重花ですが、
ヤブカンゾウは八重咲きです。


蕊が花弁化して八重咲きになったそうですが、
花弁化していない雄しべが残っている花もよく見られます。


緑色、夏のカエデの葉に今年生まれのシジュウカラの雛鳥が
数羽でかくれんぼをしていました。


こちらも今年生まれのシジュウカラ、
上のものより早生まれ、雛鳥というより若鳥に見えます。

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ミヤマアカネとハグロトンボ

2021-07-21 20:00:05 | 花と虫
6月24日、
府中郷土の森修景池で蓮の花を写した後、
多摩川の河川敷を覗いて見ました。
羽化して間もないミヤマアカネとハグロトンボがいました。


ミヤマアカネ。
翅に褐色の帯があるアカネ属のアカトンボです。
6月に発生、秋に向かい、雄は全身が徐々に紅くなってきます。


ミヤマアカネ、
羽化した時は雌雄ともにほぼ同色。
上写真の個体、最初の写真の個体に比べて腹部が太いのが確認できます。
最初のものが雄、上のものが雌と思われます。


羽化したてのミヤマアカネを正面から。
顔面も体色もそうですが脚もまだ初々しく半分黄白色です。


ハグロトンボ。
翅が黒褐色なので羽黒トンボです。
成熟すると水辺に集まりますが、
発生してしばらくは水辺近くの草原をふわふわと飛び生活しています。
雄の体色は金属光沢の青緑色、美しく輝やいていました。


これも雄の個体。
日が照り出し、葉の上にトンボの影がきれいに映りました。


発生して間もない雌のハグロトンボ、
成熟すると体色は黒褐色になりますが、
発生して間もないものは暗緑色に見えます。
産卵をするため、腹部は雄に比べて太目にできています。


雌の翅は褐色、雄にはない細かい模様があり、
アップに写して見るとけっこう美しいのです。
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蓮花いろいろ

2021-07-20 20:00:58 | 花,植物
昨日に続いて蓮の花。
6月24日、府中郷土の森には多くの種類の蓮の花が咲いていました。
蓮の花はどれも豪華で美しいのでレンズを向けて見ましたが、
ただ撮っただけの写真になってしまいました。


多分、知里の曙。
まとまって花を咲かせていました。


舞妃蓮、
蕊がまだ展開していなく、開きはじめたばかりのようです。


どれもよく似た蓮の花、
確か大賀ハスも写したので、
これが大賀ハスだったと思います。


白い蓮の花も何種か咲いていました。
西湖蓮だったでしょうか。


こちらも白蓮ですが、
花びらの様子が上とはかなり異なっています。


紅い縁取りのある白蓮もありました。


漁山紅蓮。
花びらの条線が鮮明、
この花だけは名札を写していました。
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噴水と蓮の花

2021-07-19 20:00:42 | 風景
梅雨が明けたと思ったら、
早くも真夏日が続いています。
2年続けてコロナ禍の夏、今年も旅行することもままならず、
自宅のテレビでオリンピック観戦、
この日のため、たゆまない練習、努力を続けてきた選手の
パフォーマンスを楽しみ、応援したいと思っています。
今日は6月下旬、梅雨の最中に写した噴水に蓮の花。


6月24日の午前中、蓮の花を目的に府中修景池まで。
ここの蓮の花は例年早いのですが、もうたくさん咲いていました。


まだ梅雨の最中で曇天の空模様ですが、
ときどき噴水も上がります。
看板から判断すると、
「舞妃蓮」と「知里の曙」という品種が混合して咲いているようです。


背景に白い空が入らないように工夫して縦撮り、
噴水の最上部まで画面に収めました。


噴水を背景に花びらが開いたピンク色の蓮花。
品種は「舞妃蓮」と「知里の曙」のどちらかです。


背景の噴水にこだわって淡いピンク色の花を縦撮りで。


小さな噴水と蓮の花。
日射しが強い時も影ができて難しい花撮りですが、
曇天で光が乏しいときもきれいに映らずいまいちの感です。
コメント (2)
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