行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

狭山池公園にて

2020-03-31 20:00:04 | スナップ
3月23日の東京都瑞穂町、
「さやま花多来里の郷」でカタクリを見た帰り道、
すぐ近くの狭山池公園によって見ました。


狭山池公園、
狭山池を中心とした親水公園、
昭和記念公園の敷地を流れ
多摩川に合流するあの残堀川の源流になるようです。
噴水とカルガモ、
噴水の上にユキヤナギそしてサクラが。


まだオカヨシガモが数羽残っていました。
カップルをねらって見ました。



マガモの雄。
頭部が青紫色から緑色にグラジェント、
鳥の青色は構造色です。


残堀川の始点にアオサギ、
こちらは繁殖色で嘴、脚が紅色、冠毛も長くおさげ髪となっています。
羽毛も飾られています。


ここは桜の名所でもあるそうで、
池の周囲にソメイヨシノが数本、3~5分咲きでした。
その桜の下で望遠レンズのカメラマンが数人、
団らんしながら、池の桜の枝に来るカワセミを待っています。


残堀川沿いにもソメイヨシノが並び、
花曇りの空に周囲がほんのりピンク色に染まっていました。


根に咲いた桜の、
地面から直接咲いているように見えました。
まるで草の花、スミレのようです。
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さやま花多来里の郷にて

2020-03-30 20:00:32 | 花,植物
写真仲間とカタクリの花を写しに、
東京多摩地区の北部、
東京都瑞穂町のさやま花多来里(かたくり)の郷まで(3/23)。


さやま花多来里(かたくり)の郷、
山斜面に20万株のカタクリがあります。
40年ほど前から下草刈りの手入れを続け、
20万株の群生地になったそうです。


あいにくこの日は曇り空の寒い日、
昼近くになっても多くが花を開きません。
カタクリ、昆虫が飛ばない、寒い日や雨の日は花を開かないのです。


薄日が射すと、少し開きだす花もありましたが、
花びらが反り返るカタクリ独特の姿にはなってくれません。


カタクリ、
種から発芽し、花を咲かせるまで7~8年ほどかかります。


発芽して1年目は細い糸のような葉、
2~6年の間は楕円形の葉が1枚だけ出て鱗茎(球根)に養分を蓄えます。
そして、鱗茎は年ごとに深く潜り大きくなります。


葉が2枚出るのは7年以上の個体、
開花は3月中旬から4月初旬、
葉が2枚出た個体が花をつけます。
地上に葉が現れ、花をつけ、
枯れて地上から姿を消すまでの間、わずか4~5週間、
スプリング・エフェメラルと呼ばれる由縁です。


カタクリの群生の近く、
ムラサキハナナがきれいに咲いていたので一枚。
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スモモ、ベニバスモモ

2020-03-29 20:00:22 | 花,植物
3月20日、
スモモ、ベニバスモモが枝いっぱいに白い花をつけていました。


里のあぜ道、
白い樹の花が枝いっぱいに咲いていました。
ちょうどその白い花に午後の日が射しました。


バラ科サクラ属の落葉小高木、スモモです。


スモモ、
花期は初春、
梅が終わって桜が咲き出す寸前のころ、
葉の展開に先立って白い五弁花をつけます。


こちらの樹も白い花が枝いっぱいに咲いています。
花の隙間に紅い葉が見られるので、バラ科サクラ属ベニバスモモです。


スモモの仲間、
紅い葉をつけるのでベニバスモモです。


花はソメイヨシノによく似ます。
少し小型で、ソメイヨシノより1週間ほど早く開花します。


コブシ。
モクレン科モクレン属の落葉高木です。
こちらも枝いっぱいに白い花をつけていました。
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春野に雌雄のホオジロ

2020-03-28 20:00:38 | 
新型コロナで全国一斉休校になってしまい、
ウイークデイでも家にいることになった孫の顔を見に静岡に行ってました(3/11~13)。
その静岡菊川にて。


茶畑に囲まれた春の野に
ホオジロ(頬白)のカップルが下りてきました(3/12)。
手前がオス、奥がメスです。


オスの正面顔、
夏羽になり、顔の白黒のコントラストがよりはっきりしてきました。


蜘蛛を探して食べました。


食性は雑食性で、秋から冬は植物の種子、
繁殖期には昆虫類を食べるそうです。


ホオジロの雌。
繁殖期は4-7月、低木の枝や地上に枯れ草を組んで椀状の巣を作ります。


オスの過眼線は黒色ですが、メスは褐色です。
過眼線を比較してみると雌雄がよくわかります。


そして全体の体色もメスの方がオスよりも淡い。
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最後のルリビタキ

2020-03-27 20:00:19 | 
3月9日の薬師池公園、
この日も美しい青色のルリビタキ♂が姿を見せてくれました。
暖冬そして新型コロナウィルス、
このルリビタキを写すのも、今年最後になりそうです。


ルリビタキ♂。
人気の青い鳥、
また、警戒心がそれほど強くなく、
近くによれるので、素人の鳥撮りには人気の小鳥です。


ルリビタキ(瑠璃鶲)。
雄の上面の羽毛が瑠璃色なのでこの名があります。
瑠璃色とは紫を帯びた濃い青色のこと、
雄のルリビタキがこのような美しい瑠璃色になるまでに3年ほどかかるそうです。
なお、雌の上面は緑褐色と雄とは異なりますが、尾部に少し青色が見られます。


四国以北の高山の林で繁殖し、
秋冬は暖地や低地の林の下部に単独で過ごします。


3月も半ば、そろそろ山に帰る時期でしょうか、
しばらくカエデの枝にとまりっていました。


カエデの冬芽もすっかり膨らみ、間もなく芽吹きます。
高山の林を懐かしんでか鳴き声をあげました。
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アタミカンザクラ、カワヅサクラにメジロ

2020-03-26 20:00:12 | 花と小鳥
サクラの花にメジロ、定番の絵です。
サクラはアタミカンザクラとカワヅサクラ、
両者とも静岡の地名が入った早咲き桜ですが、
あらためて花を比べて見ると微妙に違うことが分かります。


3月9日の薬師池公園、
淡いピンク色の桜がほぼ満開、
名札を見るとアタミカンザクラとありました。


しばらく待っていると、
そのアタミカンザクラの花にメジロが吸蜜にやってきました。


桜の花に吸蜜するメジロ、春の定番です。


普段はすばしこいメジロですが、
花蜜を採餌しているときはレンズに収まってくれます。


3月最初に写したカワヅサクラにメジロ。
アタミカンザクラの花びらの方がやや小ぶり、
花にで丸みがあるように思います。


カワヅサクラ、
花数が多く、花に少し遅れて黄緑色の葉が現れます。


メジロ、
アクロバッテックに体をひねり、
花芯をに嘴を入れ、蜜を吸ったり、花粉を食べます。
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トサミズキ、ヒュウガミズキ

2020-03-25 20:00:32 | 花,植物
やはり例年より早いのでしょうか、
3月9日、トサミズキとヒュウガミズキが早くも花をつけていました。


鳥撮りに行った薬師池公園、
水車小屋の横にトサミズキが枝いっぱいに
淡黄色の花をつけていました。


トサミズキ(土佐水木)。
名のようにもともとは高知県に自生していたもの、
いまは花木として全国に植栽されています。
ミズキと名前が付いていますがマンサク科の落葉低木です。


葉の展開に先立ち、 穂状花序にいくつかの花が重なり 、下向きに花をつけます。
花色は淡黄色、花弁は5枚、萼片も5枚あります。


ショウブ畑を背景にトサミズキの花。


ヒュウガミズキ(日向水木)。
トサミズキによく似ていますが、
一つの花序の大きさが違います。
ヒュウガミズキの花序は小さく、一つの花序に1~3個の花がつきます。
トサミズキの花序は大きく、花が8個程度つきます。


ヒュウガミズキの花序を大写し。
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ミスミソウ

2020-03-24 20:00:08 | 花,植物
3月中旬の城山公園、
山の斜面にミスミソウが咲いていました。
もともとは一株、二株が植栽されたものと思われますが、
年々増えて広がっています。


白いミスミソウ。
キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草です。
雪の下でも常緑であることからユキワリソウ(雪割草)の名もあります。


淡紫色のミスミソウ。
この株はずいぶんと大きく成長、
花柄をすっと伸ばし、たくさんの花をつけています。


花弁のように見えるのは萼片だそうです。
花色は白色、淡紫色の他に紫色、ピンク色があります。


咲きはじめ、まだ蕾のミスミソウ。
下の方に見える濃い緑色の
三角形で浅く3裂しているのがミスミソウの葉です。
名は葉が三角形に見えることに由来しています。


咲きたてのミスミソウにヒラタアブの仲間が吸蜜していました。


ミスミソウ、
スプリング・エフェメラルの一つです。
この場所にはスプリング・エフェメラルの
代表的存在であるカタクリも毎年咲くのですが、
こちらの方は毎年減っていっているようです。
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ウグイスカグラとモミジイチゴの花

2020-03-23 20:00:49 | 花,植物
世界中に新型コロナウィルスが広がり、
たいへんな事態になっています。
第2次世界大戦以来の世界危機です。
今回は人間と病原菌との戦い、国を超えて人間どうしが協力する戦いです。

自宅近くの散歩道、
ウクイスカグラとモミジイチゴの花が咲いていました(3/7)。


ウグイスカグラ、
日本全国の山野に自生するスイカズラ科の落葉低木です。


3月~4月、
薄紅色の漏斗形、垂れ下がるように小さな花をたくさんつけます。
夏の初め、真っ赤な楕円形の実も垂れ下がるようにつきます。


ウグイスカズラと記述されることもありますが、
つる性ではないので、正しくはウグイスカグラ(鶯神楽)。
ウグイスの意味は、この樹の藪枝の中で
ウグイスが鳴くというところからとされています。


バラ科キイチゴ属モミジイチゴ。
山野によく自生している落葉低木です。
3月~4月、白い花を下向きにつけ、
6月~7月、黄色に熟するキイチゴの実をつけます。


葉が3~5裂し、モミジの葉に似るのでモミジイチゴ、
東日本の山野に自生し、
西日本にはよく似たナカバモミジバイチゴが分布します。


モミジイチゴの下にニオイカントウ(匂款冬)の花を見つけました(3/7)。
キク科フキ属の外来多年草、
葉がフキに似て、薄紫の花も形はフキノトウに似ています。
ニオイブキとも呼ばれます。
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チョウゲンボウ

2020-03-22 20:00:00 | 
稲城上谷戸親水公園、
毎年、春になるとチョウゲンボウが現れます。
上谷戸大橋の橋下の空間に巣作り、雛を育てます。


チョウゲンボウ、
ハヤブサの仲間、小型の猛禽類の一つです。
雌が橋のすぐ近くの金属性の柱にとまりました(3/3)。
雌は頭部も褐色、全体がほぼ同一色です。


望遠レンズを抱えた鳥撮りの人たちが
いつのまにか集まって来ました。
この時期になるとたくさんのカメラマンが
上谷戸大橋の橋の上、橋の下にチョウゲンボウを撮りにやってきます。


「働けど働けどわが暮らし楽にならざり、じっと手を見る」
こんな詩を思い出すポーズの雌です。
多分、毛繕いをしています。


電柱にとまったこれも雌、
こんな人工物によくとまるチョウゲンボウです。


チョウゲンボウの雄、
公園の体験学習館のアンテナにとまり、羽を広げました。
雄は雌より少し小型、頭部が青灰色です。


チョウゲンボウ、
ここ上谷戸大橋で毎年何組かが巣作りを行います。
その結果、2,3年前に稲城市の市の鳥に選定されました。


ボケボケですが雄の飛翔。
望遠ズームで空をのぞいても
ファインダー内に被写体なかなか収まりません。
動きものを撮るのは難しい。

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