行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

エナガの成鳥と幼鳥

2020-06-30 20:00:18 | 
5月末、久しぶりの小鳥、
エナガの親子?、成鳥と幼鳥を撮りました。


夏は小鳥撮りはあきらめているのですが、
葉の被りのない枝に姿形のよいエナガがとまりました。


ちょうど望遠レンズをつけていたので、
小さなエナガですがきれいに写りました。


全長約14cm、
日本最小クラスのエナガ、白くフワフワの丸い体型、
眼もクリッと丸く、可愛らしいと小鳥、珍しくはありませんが人気のある野鳥です。


若鳥?、今年の早い時期に生まれたものかも知れません。


上の成鳥の群の中に幼鳥も混ざっていました。
幼鳥は眼の周囲がまだ紅色です。


花が散ったニセアカシアに数羽の群できたエナガの幼鳥、
眼の周囲が紅色です。


幼鳥の方が成長より尾が長く見えるように思います。
尾が長くそれが「ひしゃく」の柄に例えられて、柄長の名前が付けられたそうです。
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公園林縁のビオトープにて

2020-06-29 20:00:05 | 昆虫
自然の山を残した公園の林縁につくられた小さな池(ビオトープ)に、
アサザが花をつけ、オオシオカラトンボが飛び回り、
クロイトトンボがアサザの葉の上を動きまわっていました。


アサザ(浅沙)、
ミツガシワ科アサザ属の多年草、
浮葉性植物で、地下茎をのばして生長し、
夏から秋にかけて黄色の花を咲かせます。
自生しているものなどは減少していて、準絶滅危惧種になっているそうですが
この小さな池では2年ほど前から、池いっぱいに広がっています。


そんなアサザの葉にクロイトトンボが発生していました。


カップルも何組か出来ていました。
実はこの池、アサザがこんなに繁る前は、
今頃になると、ヤブヤンマやクロスジギンヤンマが産卵に来ていましたが、
アサザ生い茂ったせいでしょうか、去年、今年とその姿を見ません。


池に突き刺された枝にオオシオカラトンボが゛
縄張りなのかよくとまります。
背景の黄色はアサザの花。


この枝、オオシオカラトンボがとまるその下に
羽化したばかりのアオイトトンボもいました。

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キアゲハ

2020-06-28 20:00:04 | 昆虫
6月の散歩道、
何か所かで写したキアゲハを集めて見ました。


道ばたの植え込みのマリーゴールドにとまりました。
全国的によく見られるアゲチチョウ科の蝶、
都市部の住宅地にもときどき現れます。


水田横の湿地にもキタテハ。
アゲハチョウ(ナミアゲハ)に似ていますが
明らかに黄色が鮮やかで華やかです。


アゲハチョウが前翅の付け根に、
黒い細かい筋があるのに対し、
キアゲハは前翅の付け根が薄墨で塗りつぶされたように見えます。


幼虫の食草はセリ科植物、
芹の葉に産卵しているようです。


河原のムラサキツメクサに吸蜜。


たくさん咲いているムラサキツメクサ、
花から花へと飛び回っていました。


正面裏側からも一枚。
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テングチョウ、キタテハ、ヒオドシチョウ

2020-06-27 20:00:45 | 昆虫
テングチョウ、キタテハ、ヒオドシチョウ。
いずれも成虫で越冬するタテハチョウ科の蝶、
6月になり、春に生まれた卵から、その子供たちが傷みのない姿で発生していました。


テングチョウ。
山地から平地の雑木林の周辺の地面や草原によく見ます。
普通は6月ごろ年1回の発生ですが、
8月にもう1回、2化が発生することもあるようです。
盛夏には休眠し、秋に再び活動を開始、そのまま成虫越冬し、
冬眠から目覚めた春先に繁殖活動をします。


長い下唇髭(ハルピ)を天狗の鼻に見立てて、
テングチョウの名があるそうです。


翅の表面は茶褐色の地にオレンジ色の紋が見られます。


翅の裏面は褐色、多分越冬する時、枯葉に隠れる保護色です。


キタテハ、名のように翅表は黄~橙色のタテハチョウ。
上写真は6月中旬のキタテハ、
夏に発生する夏型の翅表はくすんだ黄色で、
縁取りや斑点が黒っぽくなります。


これも6月のキタテハ、夏型です。
秋に発生する秋型は黄色の部分が鮮やかなオレンジ色、
褐色の縁取りが薄く、黒い斑点も小さくなります。
秋型はそのまま成虫越冬、したがって春型も秋型と同色です。


ヒオドシチョウ。
翅表の色は秋型のキタテハに似ますが、
より鮮やかなオレンジ色です。
年一回、6月ごろに発生、翌年の春まで1年近く成虫で生きます。
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シオカラトンボ、オオシオカラトンボ

2020-06-26 20:00:11 | 昆虫
早くも6月にシオカラトンボ、オオシオカラトンボがともに産卵をしていました。


6月初旬(6/7)、
シオカラトンボが早くも産卵していました。
雄が雌の横についての付き添い産卵です。
他の雄が雌を襲ってくるのを守っているそうです。
なぜか、雄も雌に合わせて、水面に向かって身体を上下に動かしていました。


6月初旬の同じ日、
シオカラトンボが産卵している近く、
草陰でオオシオカラトンボが交尾。


シオカラトンボ♂。
シオカラトンボは早いものは4月下旬から、
11月初旬までその姿を見ることができます。
一年一化あるいは一年二化、ヤゴの期間が数か月と短いトンボ、
暖かい間は幼虫が休みなく成長し,時期を変えて次々と羽化するようです。
最もよく見られる馴染み深いトンボです。


シオカラトンボの雌はムギワラトンボとも呼ばれる麦藁色のトンボです。
しかし、雄も若いうちは雌(ムギワラトンボ)と同じ色、
成長するにしたがってシオカラ色に変貌します。


オオシオカラトンボの雄。
大きさはシオカラトンボと変わりませんが、
シオカラ色がより濃色です。
複眼もシオカラトンボが青色ですが、オオシオカラは黒色です。


オオシオカラトンボの雌。
雄が付き添っていることもありますが、
この雌は一匹で産卵していました。
オオシオカラの雌も胴体は黄色、シオカラトンボより濃い黄色です。
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ショウジョウトンボ

2020-06-25 20:00:20 | 昆虫
梅雨入り前の初夏から真っ赤な姿のショウジョウトンボ♂、
背景に初夏の緑を探して、その真っ赤なトンボを写して見ました。


ショウジョウトンボ(猩猩蜻蛉)。
トンボ科ショウジョウトンボ属。
アキアカネなど俗にいうアカトンボと呼ばれるものはトンボ科アカネ属、
したがって、アカネ属ではないショウジョウトンボはアカトンボの仲間ではなく、
赤いトンボということになります。


ショウジョウトンホ、
アカネ属のアカトンボよりひとまわり大きく、
そして全身が真っ赤、アカトンボより鮮やかな赤さのトンボです。


平地の池や水田、小河川などに広く分布し、
都市周辺でもよく見られます。


初夏5月ごろから姿を現すようです。
雄はアカネ属のアカトンボとは異なり、
初夏、梅雨入り前には真っ赤になっています。


猩猩(しょうじょう)とは、架空の動物、
能の演目に登場する猩猩がよく知られ、
真っ赤な能装束で飾った猩々が、酒に浮かれながら舞い謡います。
能の印象から転じて大酒家や赤色のものを猩猩と呼ぶことがあります。


真っ赤なオスは縄張りをつくって飛び回りますが、
地味な茶色のメスはじっと草の中にとまっていることが多く、
探し回らないとなかなか見つかりません。
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ナミヒカゲとクロヒカゲ

2020-06-24 20:00:02 | 昆虫
5月下旬から6月初旬、
林縁道のやや薄暗い場所を歩いていると、
藪の中から、眼状斑紋のある茶褐色から黒褐色の蝶が
ひらひらと飛び出してきます。
なにかと思い思わずレンズを向けてみると、
たいがい、クロヒカゲあるいはナミヒカゲです。


タテハチョウ科クロヒカゲ。
褐色の翅色と眼状斑紋模様、
数の多い一般種ですがそのシックさ玄人受けする蝶です。


クロヒカゲ、
林の中や薄暗い林縁でよく見られます。
後翅裏面の中央を走る濃茶の帯が大きく湾曲し、
大きな眼状紋の間に深く入り込みます。


タテハチョウ科ナミヒカゲ。
以前はヒカゲチョウとも呼ばれていましたが、
一般名称のヒカゲチョウと紛らしいのでナミヒカゲと呼ぶことが多いようです。


ナミヒカゲ、
クロヒカゲによく似ますが翅色はやや薄く褐色というより
図鑑では、黄土色と表現されています。


クロヒカゲと同様、ナミヒカゲにも後翅裏面中央に濃茶の帯がありますが、
湾曲はあまりなく、大きな眼状紋の間をちょっとのぞく程度です。


この個体後翅裏面中央に濃茶の帯の湾曲が微妙ですが
ナミヒカゲと判断しました。
発生は年2回、第一化の発生はクロヒカゲより少し遅いようで、
クロヒカゲが5月中下旬から見られたの対し、
ナミヒカゲは6月になって目にするようになったように思います。

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キマダラセセリ

2020-06-23 20:00:33 | 昆虫
6月も中旬になると、
あちらこちらの草原にキマダラセセリの姿が見られます。


セセリチョウ科キマダラセセリ。
翅裏の黄褐色と茶褐色のまだら模様が美しいセセリチョウ、
ハルジオンあるいはヒメジョオンによく吸蜜しています。


翅裏は黒褐色の地に黄色紋、
あるいは黄色地に黒褐色の紋、
ほぼ同じ割合で黄色と黒褐色が見られます。


第一化が発生は6月になってから、
珍しい蝶ではありませんが、
まだら模様が美しく、絵になる蝶なので、
見つけると思わずレンズを向けてしまいます。


シロツメクサの花にもいました。
白い花にとまり、緑色が背景にするとよく映えます。


翅を広げて草の葉にとまっていました。


ヒメジョオンの花の上、
口吻を花に伸ばし、吸蜜しながら翅を広げていました。
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ヤマサナエとコサナエ

2020-06-22 20:00:28 | 昆虫
6月、例年でしたら昆虫を追いかけている時期です。
今年はコロナと年齢そして体調が今一つ。
例年に比べて、撮影に出ることが少なかったこと、
また虫の発生数も少ないように思え、虫があまり撮れていません。
今年初のトンボの掲載はヤマサナエとコサナエです。


体長は 4cm前後、小さなサナエトンボが池の淵の草枝に
じっととまっていました。
サナエトンボの仲間は警戒心がやや弱く、
逃げられることが少ないので比較的近くまでよれます、


調べて見るとコサナエ属には、
コサナエの他にオグマサナエ、タベサナエ、フタスジサナエがいるそうですが、
筆者には区別がつきません。
その中でも一番小型なのがコサナエ、
そして、関東では、最も多く見られるということで、
サナエトンボ科コサナエと判断しました。


ヤマサナエ。
日本特産種、ほぼ日本全国で、
丘陵地から低山の渓流に沿って、
春から初夏にかけて普通に見られるサナエトンボです。


胸部側面に黒条を2本持つ、大型のサナエトンボ。
よく似たものにキイロサナエがいるそうですが
ヤマサナエは胸部背面のL字型が太さが一定しないとのこと、
いずれにしてもサナエトンボの仲間は色あいがよく似ていて、区別が難しい。


同日、
紫陽花の葉で雌雄ナミアゲハが濃厚接触していました。


まだ蕾のネムノキにバッタを見つけました。
もう一脱皮すると成虫になりそうなヤブキリです。
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ヤマアジサイとヤブムラサキ

2020-06-21 20:00:36 | 花,植物
5月下旬から6月初旬、近くの山道を散歩、
ヤマアジサイが咲きはじめ、
ヤブムラサキの花がピンク色になっていました。


5月の末日、
多摩丘陵の山道にヤマアジサイの花が咲き始めていました。


薄青や薄紅色のものもあるようですが、
この辺りに見られるヤマアジサイは白色だけです。
そして、この時期の開花は装飾花だけ、本花は蕾です。


装飾花の花弁数は普通は4枚ですが、
この花は3枚でした。
同属のガクウツギの装飾花は3枚ですが
花弁の大きさがどれも同じなど、ガクウツギとは違います。
これもヤマアジサイのようです。


6月中旬の同じ丘陵道のヤマアジサイ、
本花がしっかりと咲いていました。


やはり5月下旬~6月初旬、
丘陵道にヤブムラサキの花が濃いピンク色に咲いていました。


ヤブムラサキ。
シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。
赤紫色の花弁に花弁より長い雄しべがよく目立つ花です。


ガクに白い毛がびっしりと生えるのがヤブムラサキの特徴。
秋に紫色に色づく果実にもガクの白い毛がびっしりと残ります。 
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