行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

青空にナツツバキの花

2017-06-30 20:00:14 | 花,植物
ナツツバキ、
夏に花をつけるツバキ科の落葉高木、
シャラノキとも呼ばれます。


ナツツバキの花が一つだけ、
枝から飛びだして咲いていました(6/19)。
枝や葉にくっついて花をつけるナツツバキ、
珍しい姿です。


この日は梅雨の晴れ日、
青空が広がっていました。
青い空を背景にナツツバキの白い花を一輪、
アップに写して見ました。
花びらの質感がよくわかります。


位置を少し変え、
ほぼ同じ構図で背景に緑を加えて。


空を見渡すと、
秋のような雲が出ていました。
その雲とナツツバキの花、
梅雨とは思えない景色です。


後日、梅雨空の日のナツツバキ(6/25)。


花の直径は5~6cm、
花びらの縁に細かいギザギザが見られます。
確認はしていないのですが、
朝に開いて夕方に散る一日花だそうです。
6月も下旬近くになると、
樹の下には花が丸ごとたくさん落ちています。

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合歓の花

2017-06-29 20:00:15 | 花,植物
6月、合歓の紅い花が咲き、
気がつけばもう今年も半分が終わろうとしています。
季節は足早に移りゆき、
年齢は容赦なく増え続けていきます。


他の木々に比べずいぶん遅い芽吹きだったネムノキですが、
あっという間に美しい複葉が生えそろい、
梅雨の晴れ間にはやくも花を咲かせていました(6/14)。


この日は梅雨とは思えない青空、
その真っ青な空に合歓の紅色が美しく映えてます。、


マメ科ネムノキ。
10~20個ほどの花が集まり、
枝先に一つの花の塊(花序)ができています。
長く伸びた糸状の薄紅色は雄蕊、
先に黄色の葯がついています。
雌蕊も長い糸状、雄蕊よりまっすぐ伸びこちらは白色の糸です。


雨にけぶる合歓の花、
雨もよく似あいます。
(象潟や 雨に西施が ねぶの花)  
奥の細道、芭蕉の句です。


ネムノキの葉、
色も形も美しい複葉です。
そのネムの葉にオオクモヘリカメムシを見つけました。
ネムノキによくいる緑色の美しいカメムシです。


同じネムノキの葉にシマサシガメもいました。
合歓の名は、
夜になると葉が合わさるように閉じるところからのようです。
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栗の木の下で

2017-06-28 20:00:55 | 花と虫
6月、
栗の花が一斉に6月の匂いを放ち、
咲きだします。


ブナ科クリ属クリ。
山地に自生もしていますが
クリ畑や庭に植えられたものがよく見られます。


葉の付け根から伸びた薄黄の長い尾状の花、
雄花がたくさん咲きます。
雌花は雄花の付け根あたりにできますが
小さく目立ちません。


栗の木、
小さな虫たちがたくさん集まってきます。
コアオハナムグリでしょうか、
緑色のもの褐色のもの、
何匹も雄花に埋もれています。


クロハナムグリ。


ベニシジミも数匹。
翅をひろげると黒っぽく、
すっかり夏型になっています。


どこからかムラサキシジミもやってきました。
吸蜜する姿はほとんど見ないムラサキシジミです。





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サラサウツギとウツギ

2017-06-27 20:00:09 | 花,植物
6月初旬に写したサラサウツギとウツギの花。


長池公園の駐車場付近、
低木に白い花がびっしりとついていました(6/5)。


ウツギ?、
でも花が少し違うように思えました。


調べて見ると、
やはりウツギの仲間、
アジサイ科ウツギ属サラサウツギです。


花びらはウツギより多い八重咲、
古くから庭や公園に植えられているようですが
ウツギとして見逃しているのか、
今まで目にすることがありませんでした。


花の外側が紅色で内側は白色、
蕾や咲き始めの花は紅色に見えます。
サラサの名はこの紅色から。


ほぼ同時期に咲いたアジサイ科ウツギ属ウツギ。
花がたくさん付くことはサラサと同じですが花は一重です。
花色は白ですが、
黄色の蕊が覗いているので少し黄色がかかって見えます。
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ヤマサナエとコオニヤンマ

2017-06-26 20:00:44 | 昆虫
ヤマサナエとコオニヤンマ、
いずれも平地から山地の樹林に囲まれた河川で発生する
サナエトンボ科の大型トンボです。
川近くの草の葉や岩の上にもとまり撮影しやすいので
思わずレンズを向けてしまいます。


ヤマサナエ1.
複眼が灰緑色、多分まだ若い雄です。


ヤマサナエ2.
川辺のこんな石の上にとまります。



ヤマサナエ3.
イタドリでしょうか、
川辺の草の葉にもよく見ます。


ヤマサナエ4、
基本的には複眼は緑色、
胸部側面にはっきりとした黒条が2本あります。
こうやって並べて見ると、
偶然にも上4匹とも雄のようです。


コオニヤンマ1.
ヤマサナエより少し大きく、
オニヤンマに次いで大きいとされる大型のサナエトンボです。
体の大きさに比べて頭部が小さく、後脚が長いのが特徴になります。


コオニヤンマ2.
オニヤンマによく似ていて少し小型なのでコオニヤンマ、
ヤンマの名がついてもサナエトンボ科です。
オニヤンマは左右の複眼が頭部中央で接するのに対し、
コオニヤンマの複眼は接しないで離れています。


コオニヤンマ3.
これは腹部が太いので雌、その若い個体です。
複眼が未熟期は灰緑色だが成熟すると澄んだ緑色に変わります。
この個体は少し小さめ、雄に比べて雌の方がと小さいようです。
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けっこう美しいハグロトンボ

2017-06-25 20:00:09 | 昆虫
水辺の草原にハグロトンボが数匹で群れ飛んでいました。
多分、発生して間もない個体群です。
一見、真っ黒に見えるハグロトンボ、
近くで見るとけっこう美しい色をしていました。
そっと近づき、マクロレンズで撮って見ました。


ハグロトンボ♂。
腹部が金属光沢の青色で翅が黒色、
雄の個体です。


ハグロトンボ♀。
翅は雄にはない美しい模様の黒褐色、
胸部は鮮やかな緑色です。


翅を広げた雄。
この個体、胴体は青緑色に映っています。
構造色のようです。


これも雄、
翅を広げたところをねらってシャッターを切りました。


雌も翅を広げました。
ハグロトンボ、
平地や丘陵地のゆるい流れの周辺に見られ、
低空をひらひらと舞い飛んでいます。





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早くも赤く染まったミヤマアカネ

2017-06-24 20:00:37 | 昆虫
まだ6月初めなのに、
早くも翅も体も紅みを増した
ミヤマアカネを見つけました。


6月8日の多摩川の土手の草原、
一瞬、まさかと驚きましたが
紅くなり、秋の初めの様子のミヤマアカネの雄を見つけました。


図鑑によると、
他のいわゆるアカトンボと同じように6月ごろの発生し、
夏の間、徐々に体も翅も顔も紅くなっていきます。


それにしても、6月初旬にこの紅い姿は驚きです。
ことしは異常気象?
かなり早めに発生した個体と思われます。


ミヤマアカネ。
翅に褐色の帯がある珍しい種です。
アカネ属の美しいアカトンボ、
ミヤマの名がありますが平地でもよく見られます。


こちらは同じく6月(14日)に見つけたミヤマアカネ。
発生して間もないこの時期は雌と若い雄はよく似た体色なのですが、
副性器がかすかに認められ、
尻尾などの形状から若い雄と思われます。


6月~7月は普通は雄でもこんな黄褐色をしています。
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ヤブヤンマとトウキョウダルマカ゜エル

2017-06-23 20:00:17 | 昆虫
クロスジギンヤンマと同じ日、同じ池、
林縁の小さな池に早くもヤブヤンマの産卵を見ました(6/2)。


ヤブヤンマ、
名のとおりヤンマ科のトンボです。
ここ数年、毎年のように、
この池で産卵する姿を梅雨が明けた7月下旬から8月上旬に見ていますが
今年は梅雨入り前に観察できました。


日中は林の中で、木の枝にぶら下がり静止、
夕刻になると木の上を飛翔しており、
普段はなかなか眼にできないトンボです。、


平地から低山地の森に生息し、
林内の小さな池などに集まり産卵します。
この池も人通りも多い道からほんのちょっと入った林縁の小さな池です。
毎年、ヤブヤンマが産卵に訪れます。
今回は雄の姿はありませんでしたが
産卵する雌を探して雄も池の近くに現れます。
成熟した雄は体色も美しく、きれいな青い眼(複眼)をしています。


水面からやや離れた湿った土の中や苔に産卵する特性があり、
少しずつ動きながら何か所にも産卵するので、
うまく行けば、近づいてマクロレンズでも
撮ることができるのでうれしくなります。


ピントがもう一つですが
池の上を飛翔するヤブヤンマ雌、
トンボの飛翔をしっかり撮るのはなかなか難しいのです。


ヤブヤンマの産卵する直ぐ近くに、
最近は見ることのほとんどなくなったカエルを見つけました。


トウキョウダルマガエルです。
小さいころトノサマガエルと言っていたものですが
関東平野にはトノサマガエルはいないそうです。
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クロスジギンヤンマ

2017-06-22 20:00:10 | 昆虫
林縁の小さな池に
クロスジギンヤンマが産卵していました(5/28、6/2)。


クロスジギンヤンマ、
平地の開放水面によく見る同属のギンヤンマとは生息環境が異なり、
丘陵地や山間などに生息し、
そんな場所の小さな池などに産卵するようです。



産卵中の雌を写していると、
どこにいたのか雄が高所から急襲、
あっという間に2匹で山に消えて行きました。
飛翔しているのを見るのですが
なかなか姿を写せなかったクロスジギンヤンマの雄、
思いがけなく撮れました。
腹部から尾部のあざやかな瑠璃色が魅力です。


後日、同じ場所でやはり産卵中のクロスジギンヤンマの雌、
胸部の色合いから、上とは違う個体のようですす。


産卵に一生懸命、
すぐ目の前の水草の葉に来てくれました。
300mmの望遠ズーム、トリミングなしです。


胸部に黒い筋が2本あるところからクロスジギンヤンマ、
4月ころから6月ころまで見られます。
産卵のためつかまっているのはアサザの葉、
黄色の花が咲き始めていました。


そのアサザの花。
ミツガシワ科アサザ属の多年草、
浮葉性植物で、地下茎をのばして生長し、
夏から秋にかけて黄色の花を咲かせます。





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動物園で蝶

2017-06-21 20:00:41 | 昆虫
多摩動物公園には動物だけではなく、
昆虫館があり、生きた昆虫が常時見られます。
20分ほどでしたが昆虫生態園を訪れて見ました。
見たこともない美しい南国の蝶たちが乱舞し、
フィールドでは苦労する蝶が簡単に撮れました。


オオゴマダラ。
白黒模様の大型の蝶です。
東南アジアに広く分布し、
日本では喜界島、与論島以南の南西諸島によく見られます。


リュウキュウアサギマダラ。
黒褐色の地に浅葱(アサギ)色の斑模様が美しい蝶です。
奄美諸島や南西諸島の海岸の林や山地などで1年中見られます。


ツマムラサキマダラ。
翅を広げると翅先が鮮やかな紫色です。
近年になって沖縄に定着した蝶です。


ツマベニチョウ。
前翅先端の先端には三角形の黒い部分があり、
その中に大きな橙色の紋があります。
日本では宮崎県が北限で、鹿児島県や沖縄県に分布します。


イシガケチョウ(イシガキチョウ)。
名のとおりの石崖・石垣模様を持つ蝶です。
温暖化により北上している蝶のひとつ、
国内では年々分布域を広げているそうで、紀伊半島以南に見られます。


タテハモドキ。
翅表は赤橙色で前後の翅にそれぞれ2個の眼状紋を持ちます。
日本ではもともとは沖縄など南西諸島に生息、
最近では温暖化も影響もあって九州南部にまで生息域を伸ばしています。
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