行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ムサシノキスゲ、サワフタギ、ヒトツバタゴ

2023-06-11 20:00:22 | 花と虫
4月19日、
府中の免許センターで運転免許の更新、
帰り道、カメラ片手に、多磨霊園から浅間山公園を抜け、
府中本町まで歩いて見ました。


浅間山公園にムサシノキスゲが早くも咲いていました。
ワスレグサ科の多年草、
高原に生育するニッコウキスゲが温暖な低地に適応した変種と言われています。
最盛期はゴールデンウィークの頃になります。


ムサシノキスゲ、
かつては多摩丘陵に広く生育していたようですが、
開発などにより消滅、
いまはここ府中の浅間山公園が唯一の自生地となっています。


浅間山公園は標高約80メートルの小高い丘に
コナラ、クヌギ、イヌシデなどの雑木林でおおわれた武蔵野の面影を残す自然豊かな都立公園。
もう50年以上前になりますが、学生時代に近くに住んでいたので、
ここと多磨霊園に何回か遊びに来たことを思い出しました。


浅間山公園の丘の頂上付近の藪地に
サワフタギが樹いっぱいに小さな白い花をつけていました。
ハイノキ科ハイノキ属の小高木、
山野に自生、サワフタギの名の由来は、沢をふさぐように茂ることによります。


サワフタギ、
9月~10月、熟して藍色になる果実が見事です。


府中競馬場近くまで歩いて、
見事に花をつけたヒトツバタゴの樹がありました。
樹いっぱいにつく白い花に驚いてのことでしょうか、
ナンジャモンジヤの別名があります。


ヒトツバタゴはモクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉広葉樹、
5月頃に小さい白い花をたくさん咲かせます。
全国的には珍しい樹で、不思議な自生分布をしています。
対馬、岐阜県の東濃地方、愛知県の木曽川流域になぜか点々と分布をしているとのことです。

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1 コメント

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はじめまして (まっち)
2023-06-12 17:41:40
浅間山公園の裏手に母校の野球部グラウンドがあり応援がてらちょくちょく浅間山を歩きますが、まだムサシノキスゲにお目にかかったことはありません。
来年のGW頃に再チャレンジしてみます。

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